ダナキル砂漠ツアー3日目と4日目の記事です。
まだ、1日目と2日目を読んでいない方はこちらら
●DAY3&4
8:30朝食。いつもの炭水化物満載の食卓です。
今日は新しくメケレから来る車と合流し、15名ほどになりました。
3時間ほど走り、途中の街で停車して休憩&パーミッション取得。
また、子供達の遊び相手です。
無事にパーミッションも取れて再出発。
しばらく走ると、
ガックン!!!
ついに、舗装道路が終了しました。
最初は、ディズニーシーにあるインディージョーンズのアトラクションのようで楽しめましたが、
徐々に体力を消耗。
それでも、ランクルは容赦なく進んでいきます。
今日も外気は47℃。
クーラーは効いているけど、
対応しきれず車内温度は上がっていきます。
途中の街で昼食を取り、
さらに1時間未舗装の道を進みます。
今までたくさん未舗装の道を進んできましたが、
ここは、ただの未舗装ではなく、平均速度12kmと言った過酷な道のりです。
1時間で12kmしか進めないのです。
こんな所を車は走る事が出来るんだ。
日本にランクルはいらないんじゃないだろうか。
日本ではランクルの性能の3%しか発揮出来ない。
それでは、もったいない。
ランクル乗っている人はエチオピアに移住すべきだと思います!
間違いなく、初日に盗まれ&壊されますが。
16:30、警備の人がたくさんいる村に到着。
今日はまだ、食べて、移動しかしていません。
ここで、少し仮眠を取り「エルタ・アレ火山」に向けて出発します。
出発前、少しのスープとパンをかじり
18:15いよいよ出発です。
夕方といっても、まだまだ暑く、
1人2リットルの水を持って登ります。
スタート地点は火山灰で覆われた道。
砂浜を歩くように、多少足を取られますが、
さほど歩きにくくはありません。
しかし、歩き始めて15分。
スペイン人夫婦の奥さん2人がダウン。
護衛に付き添われ拠点の街に引き返します。
道は徐々に火山石がゴロゴロしている地帯へ。
すっかり日も落ち、あたりはすっかり暗闇に包まれました。
それでも、月明かりがあり、ヘットライドも装着しているので、
足元は十分に見えます。
歩くペースはとてもゆっくり。
言えば途中で休憩も挟んでくれます。
それにしても、すごい護衛。
銃を持ったりしている護衛の人たちが5人くらい付いてきます。
ガイドもメインガイド、アシスタントガイド、地元ガイドの3人。
ツアー客も多いので、これくらい居てくれると安心です。
ガイドからは登る前に9kmの道のりで約3時間で着くと言われていましたが、
スローペースなので、絶対無理そうな感じ。
そして、暑い。
夜なのに尋常じゃない汗が全身から吹き出します。
そして、ついに、イスラエルの女の子もダウン。
しばらく休憩したら治ったみたいですが、
自国から直接エチオピアに入って、すぐにダナキルツアーに来るから
お腹を壊したり、体調を崩す人が多かったみたいです。
結局、アクシデントなどを含み5回以上休憩がありました。
そして、なんとか火口に降りるための拠点に到着。
3時間の予定が4時間半かかりました!笑
拠点から火口までは約20分。23:00に火口に到着。
これ、やばいです。
言葉に出来ない光景でした。
地球の内部、地球の鼓動を感じる瞬間。
ふつふつと揺れるマグマ。
時折、忘れたかのように吹き出すマグマ。
登ってきたことを歓迎してくれているようでした。
日本にもたくさんの山があるけど、
どうやって山が形成されたかなんて、深く考える事はありませんでした。
でも、今、目の前で火口を眺め、
数前年前にこういう変化が起きて、
長い時間をかけて今の形になっていたんだと実感する事が出来ました。
活火山の勇ましさ、雄大さ、怖さなど、いろんな面が見えた気がします。
そして、今から1ヶ月後は「御嶽山」が突如噴火してから1年。
御嶽山は私が1歳半で(おぶられて)登った、記念すべき最初の山。
噴火する前日には槍ヶ岳からその姿を拝んでいました。
その山で起こった事は、こういう事だったんだ…
震えながら火口を眺めていました。
怖い、けど、綺麗。
すごく矛盾する感情。
被害に遭われた方、ご親族の方へは
この場を借りて、ご冥福を申し上げます。
23:40もっと眺めていたいけど、
拠点の小屋に戻って夕食です。
小屋のあたりからは、行く前より赤く燃えている影が望めました。
音も行く前より確実に大きくなっている。
自然の事なので、いつ再噴火するとも限らない。
そんな事を思いながら眠りに…
つけませんでした。
暑さは標高が上がった分、マシですが、
今日も地面にマットを敷いただけの寝床です。
でも、そんな事にはもう、慣れました。
今回は違います。
それは、うとうとし始めた時でした。
ふと自分のお腹になにか乗っかっているなぁ…と思い
寝ぼけながら掴んだら…
蛇だった。
もう、超恐怖!!!
にゅるっと、掴んだ手の中を抜けていく感触が忘れられません!!!
死んだあばあちゃん、シマシマのロープを蛇だぁって言って、
驚かしてゴメンなさい。(当時小学校低学年)
眠れぬまま朝を迎えました。
4:30起床。また、火口へお出かけです。
私はこの風景がすっかり気に入ってしまい、
もう離れたくありません。
なにもかも忘れさせてくれるような、
そんな風景でした。
それでも、時間は過ぎていくもので、
暑くなる前に下山。
6:15に下山を開始、
朝食を取りたい一心で8:40に拠点の街に戻って来ました。
でも、ツアー客の人数が増えたからか、
十分な朝食がありませんでした。
本当に残念。
ちなみに昼食も少なかった…。
食の恨みは大きいです。
ご飯が足りなかったの最終日だけでしたが。
この後は、帰るだけです。
時速12kmの過酷な2時間の道のりも、
窓や天井に頭をぶつけながら3人とも超爆睡!
3時間の舗装道路も超爆睡!!!
移動がメインの3、4日目でしたが
結構疲れたみたいです。
15:10あっという間にメケレの街に帰ってきました!
無事メケレに帰れたのも嬉しいし、
なんと言っても、久しぶりのシャワーが超楽しみ!!!
が、
しかし!
私たちはツアー前に止まっていたホテルに、
書面上で部屋の予約をしていたのにもかかわらず、
部屋を取っておくの忘れちゃった!
高い部屋なら空いているよ~
と、言われました。
エチオピアのクオリティなんてこんなもんだ!!
そして、メケレは断水が多いので、シャワーがでない事が多いです。
本当に、本当に、
最後まで、裏切る事が得意なエチオピアでした。
次回は、ダナキルツアーについてのまとめ記事です!
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