インドのゴラクプル駅にて、鉄道の出発を待ちます。
23時10分発予定。
夜のゴラクプル駅。
電車待ちで、ホームに寝ている人達が大勢います。
22時30分になったので、預けていた荷物を受け取り乗車するプラットフォームを目指します。
ただ、ここで問題が。
複数のインド人に聞いた所、口にするプラットフォームが違うのです。
インド人A)4番線だよ!
インド人B)9番線だよ!
インド人C)5番線だよ!
僕は今、適当王国にいるッ!!
23時00分になっても正確なプラットフォームが分からず、
複数のインド人が答えた4番線の階段の上に座り込みました。
その時、僕が座り込んだ隣に男性が立ってる事に気がつきました。
たまたま目があったのでアイコンタクト。
その時に、僕の近くに座っていた山田さんが彼に一言。
山田さん)バラナシ?
彼)うん。バラナシ。
続けざまに、
山田さん)何番線に電車来る?
彼)4番線に来るよ。
あなた様は、神か何かですかッ?!
どうやら、彼はゴラクプル在住のインド人で、仕事でバラナシに行くとの事。
現地の人で、かつ実際にバラナシに行く人の言う事なので、間違いないでしょう。
一安心です。
彼はとても親切にアドバイスをしてくれました。
それに対して、僕が「あなたは親切ですね。」と言うと、
彼は「とんでもない。あなたは私のゲストだからね。」と言葉を返してくれました。
驚きました。
こんな言葉が返ってくるなんと、全く想像もしていませんでした。
日本で同じ状況があったとしても、初めて会った人に「あなたは私のゲストですからね。」
なんて言う人は、なかなかいないんじゃないでしょうか。
国による違いの一端を実感です。
彼の話によると、電車が遅れていて、0時10分発に変わったようです。
そのため、座って待つ事に。
1時間後の0時10分。
いまだ電車来ず。
彼に聞いてみると、更に1時間遅れていて、1時10分発に変わったとの事でした。
インドの鉄道では当たり前の事のようなので、潔く待つ事に。
その間、時間があったので彼と簡単な英語で会話をしました。
家族や仕事、趣味やそれぞれの国の事などについてです。
その中で、一番印象的だった事があります。
収入に関する事です。
僕)日本に行った事はありますか?
彼)ないよ。インド人は貧乏だからね。
返す言葉が見つかりませんでした。
その時に彼からの質問。
彼)月収はどれくらいなの?
返答に困りましたが、正直に。
僕)だいたい20万円くらいかな。
その時の彼の表情から、彼が感じた事を想像するのは難しかったですが、
生まれた国や地域による確かな貧富の差をリアルに感じました。
もちろん、日本より貧しい国がたくさんある事は知っていましたし、インドも然りです。
ただ、それに対して思い悩んだり、改善する事を考えたりする事は、今までありませんでした。
それが、彼との会話で少し変わりました。
自分に無力感を感じた瞬間があったんです。
自分が実際に体験して感じた事は、
自分の考え方や価値観を変えるひとつのきっかけになると感じた出来事でした。
別れ際に彼と撮った写真。
時間は1時10分。
電車キタァァァァーーーッ!!!!!!!!!
ファーストクラスの場所を、駅の関係者に聞くと「D」との事だったので、その車両を探す事に。
「D」が、ねぇッ!!
改めて同じ人に聞いてみると、車両ではなく部屋だという事が判明。
聞いた場所から5mくらいのところに「D」の部屋がありました。
その部屋に入ってみると先客が。
山田さん)私たちの部屋だからどいてもらえますか。
おっ!今日も強気の姿勢!素晴らしい!
頼れる相棒・・・いや、師匠・・・
いや、お師匠様ですッ!!
先客)俺たちの部屋だよ。チケット見せてみな。
山田さん)いやいや。私たちの部屋だから。早く出て行って。
さすがの山田節です。
震えました。
先客は全く出て行かず、止む無く、改めて駅の関係者に確認する事に。
どうやら「E」の部屋だったようです。
「D」じゃないんかいッ!!
部屋に到着。
電車は結局、3時前くらいに出発。
ベットで寝て、朝を迎えた頃にはバラナシまで2時間くらいの場所まで来ていました。
部屋は思ったより快適で、鍵も付いていたので盗難の心配もなくよく眠れました。
無事バラナシ駅到着。
ゴラクプル駅で会った世界一周中のそうたくん、あいさん夫妻と共に、
サンタナバラナシゲストハウスへ向かいます。
駅では、リクシャのおじさん達が、我先にと声をかけてきます。
金額交渉をしているといつの間にか、人だかりに。
インドを実感です。
ノリの良いインド人。
俺たちとtogetherしようぜぇッ!!yeahッ!!
みたいなノリだと思います。
無事リクシャを捕まえ、ゲストハウスへ。
到着後、荷物を置いて街へ繰り出しました。
犬ッ!
猿ッ!
牛ぃッ!
山田さんwith牛ぃッ!
野性味溢れる街です。
インドはシタールとう楽器が有名で、バラナシにもそのお店がありました。
もともと興味があったので、お店で体験させてもらう事に。
弦細ッ!
指痛ッ!
しかしながら、興味深い楽器でした。
その後、宿へ。
ネパール、インド間の移動は大変でしたが、旅らしくなってきた気がします!
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