カイアファールの木曜マーケットで見た奇抜な格好のバンナ族!!子供ガイド「アベ」に考えさせられた「友達」について。

 

 

子供ガイドなんて、もう懲り懲り!!

 

 

 

そんな記事を前回書きました。

※そんな前回の記事は「ジンカでエチオピア南部民族「ムルシ族」の村へ。子供ガイドなんてもう懲り懲りッ!!」

 

 

子供ガイドは金儲けの為に平気で騙してくるし、

それに関連するトラブルも起こったし、

本当にもう関わりたくもないんですよ。

 

 

 

 

本当に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、今日子供ガイドと一緒に民族見に行きます♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕たちは筋金入りのバカだッ!!

 

 

 

ただ、一緒に行くのは僕とゆきさんが

その可愛さに虜になっている子供ガイドグループ最年少の「アベ」。

 

 

昨日、子供ガイドグループが

「アベと一緒に民族見に行かないか?」と言ってきたんです。

 

 

ガイド料も、100ブル(約600円)と安め。

 

 

そして、アベ自身も僕たちが良かったら一緒に行こう!という感じ。

 

 

 

 

じゃあ、誰と民族見にいくの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アベでしょ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕たちは筋金入りのバカだッ!!

 

 

 

 

という事で、カイアファールの木曜マーケットに

出没するバンナ族を見に行く事になりました。

 

 

【費用】

ガイド料:100ブル(約600円)

往復バス代(一人あたり):40ブル(約240円)

※子供ガイドのバス代も支払う必要あり

※ガイドなしでもカイアファールのマーケットに行くのは可能。

ただし、正面から民族を撮る際には5ブル(約30円)支払う必要があるので、

その際の英語が通じないバンナ族とのやりとりが少し大変。

 

 

 

アベに案内されジンカのバスターミナルで

カイアファール行きのミニバスに乗車。

1人20ブル(約60円)。

 

 

カイアファールに近づくにつれて、

見られるようになる道路を歩いている民族。

 

 

独特な装いに期待が高まります。

1時間弱で、ミニバスはカイアファールのマーケットに到着。

 

 

ただ、マーケット閑散としちゃっとるッ!!

カイアファールのマーケット

 

アベ曰く、まだマーケットが賑わう前で、

これから続々と民族が集まってくるとの事。

 

 

その為、マーケットの周りを少し歩く事にしました。

 

 

すると、そこには何かの民族が!!

カイアファールのマーケット

この人、頭の後ろ普通じゃねぇッ!!

 

 

 

手を繋いで歩くカップルの姿も!!

カイアファールのマーケット

頭、腕、足に付けてる飾りが民族っぽいッ!!

 

 

こんな人たちを見てしまったので、俄然胸が高鳴ります。

そして、賑わい出してきたマーケット。

 

 

そんな中、僕たちに近づいて来た女性。

「あら、坊や、私を撮らずに誰を撮るの?」的な誘惑するオーラが全開です。

 

 

押しが強い女性に弱い僕は、

 

 

彼女をそっこー撮らせて頂きました。

カイアファールのマーケット

彼女は、バンナ族ではなくツェマイ族という民族らしく、

派手な装いをしてマーケットにいる観光客から

撮影料を稼ぐために来ているようでした。

 

 

ここカイアファールマーケットで民族を

正面から撮るには5ブル(約30円)が必要なんです。

 

 

彼女たちはバンナ族。

カイアファールのマーケット

女性は赤土で固めてある髪の毛が特徴的です。

仲良く手を繋いでいるところが素敵です♪

 

 

いよいよ、賑わってきたマーケットには、

右向きゃ民族、左向きゃ民族、後ろ向きゃ民族という感じ。

 

 

そんな中でも派手な衣装が目を惹いた二人。

 

 

シンクロ度128%。ラブラブ度5万%です。

カイアファールのマーケット

雲一つない青空なのに、謎に背中に傘挿してます。

たぶん、傘への愛着度は8万%です。

 

 

しかし、こんな派手な衣装より素敵なものがあるんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、君の愛くるしさや。

カイアファールのマーケット

子供も頃に「ち◯ちん、ぶらぶらソーセージー♪」

という歌を歌っていた事を思い出しました。

 

 

 

みなさん、もうお気付きですよね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕はすぐ下ネタに頼る下世話な男です。

 

 

 

少し離れた所にアニマルマーケットが

あるという事で行ってみる事に。

 

 

ここでは、大量の牛が売り買いされています。

木の柵で囲まれてた場所には、大量の牛。

カイアファールのマーケット

 

 

こいつの角、超でけぇ。

カイアファールのマーケット

写真撮ってたら金請求されそうになりました。

 

 

そして、生々しい傷が体に刻まれた牛。

カイアファールのマーケット

この傷は、自分の牛が一目瞭然でわかるように飼い主がつけたもの。

多くの牛にも同じ様な傷が刻まれていました。

 

 

少し可哀想な気もしますが、これがエチオピアの民族の中で

当たり前とされる牛の扱い方なんでしょう。

 

 

アニマルマーケットを後にし、

メインのマーケットへ戻ります。

 

 

そこでチャレンジしたのは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

民族の盗撮。

カイアファールのマーケット

なにせ、民族を撮るには基本的には

彼らに5ブル(約30円)支払う必要がありますから。

 

 

なので、

 

 

 

 

ガッツリ盗撮したりました。

カイアファールのマーケット

バンナ族の女性は、たまに変なヘルメット被っとります。

確かに、頭の怪我は命に関わりますから、

普段の生活からヘルメット的なものをするのは大切なのかもしれません。

 

 

でも、そのヘルメットの常用について

一つだけ僕が感じた事があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やり過ぎ。

 

 

 

カイアファールのマーケットには、

観光客向けのお土産も置いてあります。

 

 

木を削って造られた像。

カイアファールのマーケット

しかし、よくできています。

 

 

民族が付けているネックレスや、腕の装飾品なども売られています。

カイアファールのマーケット

 

ここにいた商売上手なお兄さん。

 

 

特に買うつもりはなかったんですが、

とりあえずそのお兄さんに身を委ねた僕。

 

 

 

その結果。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

装飾品、装着されましたッ!!

カイアファールのマーケット

頭と腕の飾りを身に纏って、気分はバンナ族です。

もちろん買いませんでしたけど♪

 

 

昼過ぎになって、観光客が増え始めました。

その観光客の一人を案内している大人のガイドが正面から歩いてきました。

 

 

そして、僕たちのすぐ目の前に来た時、突然

現地の言葉で僕たちの子供ガイド「アベ」に何かを言ってきます。

 

 

しかも、少し威圧的な態度。

 

 

アベも何かしらの返答をしています。

 

 

僕たちはどういう状況かいまいち飲み込めていませんでした。

 

 

その時。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大人のガイドが、アベに殴りかかろうとします!

 

 

 

 

 

 

 

慌てて間に入る僕!

 

 

 

 

しかし、彼はアベを睨み続けています。

 

 

なぜ、こんな事になっているか大人のガイドに英語で聞いてみると、

「ローカルガイドと一緒じゃないとマーケットには来てはいけない。

だから子供ガイドに注意している」との事。

 

 

その大人ガイドが僕たちから離れてからアベに

さっきの状況を聞いてみた所「ローカルガイドを一緒じゃないと

マーケットに来てはいけない、というのは大人ガイドの嘘。」との事。

 

 

確かに、ガイドなしの観光客はたくさんいました。

だから、アベが言うように大人ガイドが言っていた事は恐らく嘘。

 

 

子供ガイドは大人ガイドより安い金額でガイドをするので、

観光客が子供ガイドに流れていってしまう。

 

 

だから、大人ガイドは子供ガイドが活動するのを良く思っていないし、認めていない。

だから、子供ガイドを見つけると叱るし、場合によっては殴る。

きっと、こういう事なんでしょう。

 

 

この一件とは別に、マーケットにいた15歳くらいの女の子が

激昂してアベに殴りかかろうとする事があったんです。

 

 

僕たちが止めても、彼女はアベに罵声を浴びせ続けます。

石を投げようともしています。

 

 

アベに女の子が怒っている

理由を聞いても詳しい事は教えてくれません。

 

 

僕たちには知ることのできない事情があるんでしょうが、

子供ガイドというだけで周りに敵を作ってしまうのかもしれません。

 

 

 

 

気を取り直して民族の撮影再開!!

 

 

山羊をアニマルマーケットに売りに来ていたバンナ族。

カイアファールのマーケット

左手には山羊、右手には山羊を売って得たお金を持っています。

 

 

盗撮していたのがバレて近づいてきたバンナ族。

カイアファールのマーケット

杖にガチャガチャ付けてて、頭に羽挿しとります。

 

 

彼らの写真を撮っていると、

自分のお洒落の基準が崩壊してゆきます。笑

カイアファールのマーケット

サングラスとヘアピンして、

サイドから髪ふぁさッ、はたぶんハイセンス。

 

 

十分満足した僕たちはカイアファールのマーケットを後にする事に。

 

 

ただ、最後にお土産を購入。

 

 

買ったのは、三人お揃いの手首に巻く飾り。

カイアファールのマーケット

アベと過ごした時間は僕たちにとって、かけがえないものでした。

だから、この飾りを見た時にお互いの事を思い出せるように、という意味で買いました。

 

 

 

ジンカへ帰るべくカイアファールのバスターミナルへ向かいます。

バスターミナルに到着した時点で、まだバスはなかったので椅子に座って待つ事に。

 

 

1時間待っても、バス来ず。

でも、待つしかありません。

 

 

そう思って待っている時、

係員とアベが何かを話しています。

 

 

それが、終わるとなぜかバスターミナルから離れていくアベ。

 

 

おかしいと思って、係員にアベと何を話したか聞いてみてみます。

すると「彼はバスに乗れない。」との事。

 

 

しかし、その理由はよくわかりません。

 

 

ただ、僕たちもアベがいないと帰れないので、

バスターミナルから離れていくアベを追いかけます。

 

 

追いついた所で、アベに何があったか質問しても

口を結んで何も答えません。

しかも、全くこっちを見ない。

 

 

様子がおかしいと思って、

アベの顔をよく見てみると、涙を堪えています。

 

 

心配になって、「何があった?」と聞いても何も答えません。

 

 

ゆきさんの提案で、問い詰めるのも良くないから

日陰で座って落ち着くまで待とう、という事になりました。

 

 

アベがバスターミナルから離れて行ったのは、

係員と話した直後だったので、

おそらくその係員に何か言われたのでしょう。

 

 

でも、大人ガイドに殴りかかられそうになっても、

女の子に罵声を浴びせられても動じなかったアベが泣いているという事は、

相当な事を言われたんでしょう。

 

 

子供ガイドを取り巻く環境は、

本当に厳しいものなんだと感じました。

 

 

アベも少し落ち着いてきた様子。

 

 

そこで、どうやってジンカに帰るか聞いてみました。

バスターミナルから出ているバスにアベは乗れないので、

他の手段を探さないとなりません。

 

 

すると、路上でバスを捕まえる手段がある、との事。

そのため、路上へ出て通りかかるバスを待つ事に。

 

 

しかし、全然バス来ず。

来たとしても、行き先が違ったり定員がいっぱいで乗れない事ばかり。

 

 

1時間以上待っていたので、この時点で、

もはやジンカに帰れないんじゃねえかと思っていました。

 

 

そんな時、近くに停車した1台のバス。

乗れるか確認する為に走って向かいます。

 

 

 

 

 

バスの運転手)乗りな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あざまぁぁぁぁあああッッッッッッす!!

 

 

 

 

なんとか路上でバスを捕まえジンカに戻る事ができました。

一人15ブル(約90円)。

 

 

ジンカに戻ってアベもすっかり元気な様子。

この日の晩御飯は、アベと宿で働くオスマンと食べるインジェラ。

ジンカのインジェラ

オスマンの指令でアベが買ってきてくれました。笑

 

 

その後、アベが町の広場まで案内してくれて食べたローカルフード。

ジンカのご飯

美味しくないけど食べれる!って感じ。笑

 

 

 

僕はアベにどうしても聞きたい事があったので、

このローカルフードを食べ終わって宿に戻る時に、

それをアベに聞いてみました。

 

 

 

 

 

僕)カイアファールで泣いてた理由はなんだったの?

 

 

 

僕はアベと過ごした時間で、彼の事を大事な友達だと思うようになっていました。

だから、その友達が傷ついて泣いている理由を知りたかったんです。

 

 

でもアベは僕の質問に対して、

 

 

 

アベ)エッヘッヘッ♪

 

 

 

いつものおどけた笑い方をして、何も答えようとはしません。

 

 

 

 

僕)アベは友達だから、アベの事を知りたい。だから、泣いてた理由教えてくれない?

 

 

 

 

でも、アベは

 

 

 

 

アベ)エッヘッヘッ♪

 

 

 

また、いつものおどけた笑い方。

 

 

 

誰にだって答えたくない事なんてもちろんあるでしょう。

だから、アベから泣いていた理由を聞けなくてもしょうがないんです。

 

 

ただ、少し切ない気持ちになりました。

それは、大切な友達だと思っているアベから、少し距離を取られたような気がしたから。

 

 

アベからすれば決してそんなつもりはないのかもしれません。

友達にだって言えない事があるのは当然だろうし。

 

 

でも、もしかしたら、僕の事を友達だとは思えてないのかもしれません。

だって、どうしたって「ガイドと客」っていう関係が成り立っているから。

 

 

客からお金をもらうガイドとしては、客はあくまでお金をくれる相手。

だから、お金をもらう為には場合によっては、客に嘘をつくし騙すわけです。

ぼったくるという事が当たり前のエチオピアですし。

 

 

だから、アベは僕の事を友達だとは思えないかもしれません。

仮に友達だと思えたとしても、いつも一緒にいる子供ガイドグループの友達とは

間違いなく違う部類になるでしょう。

 

 

絶対に、僕とアベの関係が、

子供ガイドグループの友達とアベの関係を超える事はありません。

 

 

じゃあ、そんなアベを僕は本当に友達だと思えるんでしょうか。

もしかしたら、お金の為に騙されるかもしれない。

どうしたって、アベがいつも一緒にいる友達とは同じ部類になる事はできない。

 

 

僕はアベを本当に友達だと思えるんでしょうか。

 

 

 

そんな事をアベと過ごして考えました。

 

 

 

でも、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、単純に僕はアベが好きで友達だと思っています。

 

 

 

だから、きっと相手が自分をどう思っているかって事は、

僕にとって重要なんだけど実はあんまり重要じゃないのかもしれません。

 

 

だって、相手がどう思っていたって、僕が相手を好きなんだから。

そう思える相手がいるってだけで、嬉しいんです。

 

 

むか〜し、むかしは人からどう思われるかを重要視していましたが、

歳を重ねていって、それよりも自分が相手をどう思っているか

が重要だと思うようになりました。

 

 

 

だから、アベは僕にとって大切な友達です。

ジンカのアベ

 

こんな事を考えたジンカの子供ガイドとの出会いでした。

 

 

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