数時間～数十時間遅れることで有名なタザラ鉄道ですが、
定刻通り出発する事もあるらしいので、
ホテルを11:00にチェックアウトしてバスで向かいます！
Mnazi Mmojaのバス停からタザラ鉄道の前まで400シリング。（約21円）
ダルエスサラーム駅。
建物の1階はチケット売り場で、
2階が待合室になっています。
1等車のチケットを持っていれば、一応こんな待合室に入れます。
屋根、かなりボロボロだけど。
充電も可能。
早く着いて時間が余ったのでご飯を食べたり、
駅舎の周りを散策していると事件が…。
駅舎の中に入れなくなった！！！笑
駅舎の中には鉄道を待っている人がたくさんいて、
駅舎の外には中に入りたい人がたくさんいて…。
でも、鉄道会社の人が扉を閉めちゃったから中に入れない！！！笑
かなり謎な状況でしたが、
1階のチケット売り場側の階段から事情を説明して中に入れてもらう事が出来ました。
なんだったんだろう。
ごたごたしている内にホームに車両が入ってきました。
どうやら定刻通り動いているみたい。
ジャーン！！！
古びた感も、
かっこええではないですか！！！
さて、車両ナンバーはC２だったので、
係りの人に確認して「C２」と書かれた車両に乗り込みます。
そして、コンパートメントナンバーは５。
さっそく5を発見！！！
ただ、そこには先客のおじさんが…。
おじさんは超笑顔で
おじさん）カリブ！（ようこそ！）
私）あ、ありがとう…。
おじさん）カリブ！（ようこそ！）
私）あ、ありがとう…。
でもね。タザラ鉄道は男女別のコンパートメントなんだよ。
一緒に寝てあげられなくてごめんね。
そういう事だから、私の部屋から出て行ってもらえる？？
と、おじさんのチケットを確認すると、
同じ５と表記されています。
これは困った！
このおじさんと相部屋なのか？！
でも、よく確認すると、
おじさんの車両ナンバーはC1。
私）なんだ～おじさん、ここはC2だよ。
おじさん）ここはC1だよ。外にでて確認してごらん。
私）え～。さっき確認して乗ってきたんだよ…
んんん？？？
駅員）（チョークで何かを消して、何かを書いている）
車両ナンバー書き換え詐欺！！！笑
駅員さんはC2を消してC1と書いていました。
そこ、手書きなの～？？？
どうやら正しい車両ナンバーを知っている係りの人と、
知らない係りの人がいて、
私たちは見事知らない人に聞いてしまったみたい。
正しい車両の部屋に行くと、
完全に出遅れたため、2段ベッドの上になってしまいました。
好きな時に景色を見たり写真が取れるから、ベッドの下が良かったな～。
そして13:50。
なんと定刻通り出発しました～！！！
すごーい！！！
しばらくはいくつかの街を越えていくので家がたくさん。
だんだんと緑が増えてきてアフリカらしい景色。
たまに停車して乗客の乗り降りがあります。
1等車は観光客かお金持ちなので乗り降りはありません。
地方の駅はホームがちょっとしかないので、
みんなそのまま乗り降り。
外に興味津々な子供。
街の感じがだんだん変わって行きます。
田舎の方が手を振ってくれたり、
人懐っこい印象。
人々の暮らしも垣間見れます。
放牧をする少年。
マキを運ぶ少女。
私とりょうくんはコンパートメントが別だし、
お互い2段ベッド上になってしまったので、
ほとんどを食堂車で過ごしました。
ご飯はそんなに高くなくて、3,500シリング。（約181円）
部屋まで運んでもらうと少し高くなるみたい。
内容はその都度変わって、
肉or魚でライス・ウガリ・ポテトフライが選べる感じ。
縦揺れ・横揺れが激しいので食事は結構苦労します。
そして、これらがなくなるとチプシマヤイオンリー！笑
タンザニア名物（勝手に認定）
ポテトフライを卵でとじた人気料理です。
ケチャップで可愛らしさを出されても、困ります！
チプシマヤイでは寂しいと言う方、
ご飯を食べる際は、早めに行くことをお勧めします！
アナウンスとかないので、周りの雰囲気を読んでください！笑
食堂車の奥には狭いバーみたいな空間があって、
お水やジュース、お酒が買えます。
ただし、車両が故障して大きな駅にたどり着けない時なんかは、
すぐに在庫がなくなるので、
必要最低限の飲み物は確保しておいた方が良さそうです。
ちなみに、このバーの所で充電できます。
有料でしたが。
ちなみにトイレはこんな感じ。
便座なし。
水を汲んで流す式。
揺れる車内、便座なしのトイレはキツいです。
シャワーもありますが、使っていません。
（早く行かないと水がなくなるらしいです）
そして、1日目最大の見せ場。
国立公園が目の前に！！！
運が良ければキリンやゾウなどが見えるらしい！！！
が、また事件です。
国立公園目前の駅で停車したまま動かない…。
1時間。
2時間。
3時間。
日が暮れてしまいました！！！
これじゃあ、動物わかりませーん！
同じ部屋の人が夜、ゾウの鳴き声聞いたらしいけど、
どうせなら明るい内に姿を見ておきたかったよっ！！！
そして2日目の朝。
少し大きめの駅に到着。
大きい駅では果物やお菓子を売っているので、とても助かります。
また、これ。キャッサバ。300シリング。（約16円）
白鴎が写った新聞に巻いてくれました。
粋な計らいをしてくれるタンザニアのおばちゃん。
絶対、白鵬とか知らないけど。
今日も電車は進みます。
たまにトンネルもある。
食堂車がオープンすると朝食をいただきました。
（3,500シリング 約181円）
なかなか豪華。
隣にいた警察官がチャイをお代わりしていたので、
しれーっとお代わりすると、条件反射なのかお代わりをくれました。
3回目にお代わりチャレンジすると、1000シリングだよと言われたけど（笑）
その、警察官が今日の事件です。
私たちは閉店後と日中の掃除の時間以外食堂車に居たので、
警察官と顔なじみになっていました。
警察官は全部で5人乗っていて、
その中に1人だけ女性警官がいました。
今日も食堂車に座って景色を眺めたり、
写真を撮ったりしていると…。
その女性警官が手招きしています。
女性警官）カモン。カモン。
一応警官なので無理に抵抗せず、
女性警官が座っているテーブルに移ります。
なんで呼ばれたのか分からず、少し緊張していると…。
アイ ラブ ユー❤️
と、りょうくんに投げキス。
？？？
私）りょうくん。この人、今、アイ ラブ ユー❤️って言った？？？
りょうくん）言ったね。こっち見ているね。
女性警官）アイ ラブ ユー❤️
そして、立ち上がるとりょうくんの腕を掴んで、
食堂車を出ようとします。
突然の事で、びっくりしましたが、
抵抗するのもアレなので一応引っ張られるがまま着いていきます。
そして、私に向かって
女性警官）あなたの友達？もらっていい？
冗談かと思ったんだけど、
目が本気なんです。
掴まれた腕を離してもらおうとしても、
女性警官の力が強すぎて、りょうくん負けている！！！
りょうくん）痛い痛い！！
痛がるりょうくんを見て、
さらにスイッチオン！！！
今度はキスを迫ってきます！！！笑
このままでは力負けして、キスされそうだったので、
私）だめだめ。私のボーイフレンドだよ！
と、言うと
女性警官）チェ。（舌打ち）
睨まれたけど、キスはやめてくれました。笑
でも、まだ手は離してくれず、
結局警察が待機している車両に連行されました。
すれ違う人に怪しい目で睨まれたのは言うまでもありません。
幸い、他の警察官はとても紳士で（笑）
英語もちゃんと通じたので少し話をしてから無事に帰る事が出来ました。
ただ、その後は彼女に会うと
私に卑猥な動画を見せてくるようになりました。笑
りょうくんがダメなら、私（女性）でも良くなったのか？笑
この女性警官。
ただの欲求不満なんです！！！笑
聞けば、彼女は23歳で夫がいて、子供がいるそう。
それで警官になっているんだから、
逆にどうしてこんな事になっているか不思議です。
卑猥な動画を見せられても、
どうしていいか分からないので、
困っていると…
かまって欲しいと、迫ってきます。笑
そして、今度は、
女性警官）頭が痛くて、気持ちが悪いから部屋に帰れない。
部屋まで送って行って。
と、手を握ってきました。
それ、仮病じゃない？笑
私たち）大丈夫。大丈夫。少し休めば一人で帰れるよ。
と、励ますものの、
部屋に連れってって～と迫ってきます。
そして、なんと
本当に窓から吐いた！！！
卑猥な動画を見すぎて、電車に酔ったのか？笑
本当にちょうど良く、同僚警官が通ったので、その人にパス！笑
事なきを得ました。
無事に逃げ切れた。笑
タンザニアの警官は、「ンベヤ（ムベヤ）」と言う
タンザニア最後の駅で降りていくので、今日の夜にはお別れ。
それまで、しっかり部屋で寝ていてほしいものです！笑
そういえば、明日は大統領選挙の日。
ある町では線路の近くで大きな集会をしていました。
日本と違ってどこまでも線路に近ずけるから、
楽しいような、怖いような。
子供たちも電車がくると、集まってきます。
家族を迎えにくる子供。
物をもらいにくる子供。
好奇心で近ずいてくる子供。
「チーノ」と中国人や東洋人をバカにする言葉を発する子
駅に着くのは私たちにとっても楽しい瞬間でした。
こうして、2日目の21時。
何時間か遅れてタンザニアの最終地点ンベヤ（ムベヤ）に到着。
あの女性警官ともおさらばです！笑
このまま行けば今日中にザンビアに入国できる予定。
が、ンベヤ（ムベヤ）を出ようとしたら
ガッシャーン！！！
交通事故みたいな音がして、
私たちの車両に駅員が集まってきました。
どうやら、故障したみたい。
全然進まないから、余ったSIMカードでネットをしまくりました。
タザラ鉄道ではネットが全くできなかったけど、
ンベヤ（ムベヤ）は大きな街だったので、
なかなかの速度でネットがつながりました。
直って国境に着いたのは深夜1:00。
夜中ですが、部屋まで職員が来てくれて出国スタンプを押してくれます。
ただ、なぜか私たちの部屋をスルーしていく職員。
部屋のメンバーはみんな観光客なので出国スタンプは必須。
声をかけなかったら出国スタンプがないままになる所でした。
打って変わってザンビア側はとても丁寧な入国でした。
2人の職員が部屋まで来て、ビザの購入+入国スタンプを押してくれます。
最近、カザビザ（ユニビザ）と言う4ヵ国共通ビザができたので、
それを取得したかったけど、
タザラ鉄道で入国するとカザビザ（ユニビザ）はとれず、
普通のシングルビザ（50ドル）になります。
カザビザ（ユニビザ）はザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビアの共通ビザで、（ボツワナ、ナミビアは日本人であればもともとビザは不要）50ドルで取得する事が可能です。
シングルの場合、ザンビアが50ドル、
ジンバブエが30ドルなのでカザビザ（ユニビザ）が取れれば、そちらの方がお得です。
空港やカズングラの国境では取得可能みたいです。
ただし、ボツワナの入国は1日のみ（ザンビアからチョべ国立公園に1泊2日で行く場合は再度ザンビアのビザを取り直し）なので注意が必要です。
※2015年10月現在。最新の情報を取得してください。
深夜に国境を越えて、ザンビアに入国。
景色はさほど変わりませんが、
鉄塔が建っていたり、ライフラインはタンザニアより良さそうな印象。
コーヒーの産地。カサマ。
ポーズを取ってくれた女の子。
りょうくんと同じ部屋のザンビア人。
もともとはタザラ鉄道の職員だったんだって。
仲良くなってザンビアの帽子をくれました。
ザンビアは英語が公用語なので、
かなり多くの人とコミュニケーションが取れます。
アフリカでは部族・民族が多く、
それに伴い言語も多数。
お互いがコミュニケーションを図るため、
英語が使われ始め、浸透していたったみたい。
ナミビアのドイツとか植民地時代に使われた言語が残っている地域もあるけどね。
14:00。
JICA隊員が暮らしているムピカに到着。
タンザニアでは4人の隊員のお家にお邪魔して、多くの隊員と知り合ったけど、
ザンビアでもいろんな人の所にお邪魔する予定です！！！
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