ワイナポトシ登山|6,088mの山頂を目指してガイドと大喧嘩!!【2/2】

 

 ハイキャンプに向けてトレッキング開始

 

ワイナポトシ登山ツアー2日目の朝が来ました。

いよいよ、5,130mのハイキャンプに移動します。

 

朝食を取り、体調を確認します。

 

気持ちは、久しぶりの雪山への挑戦、

どんな景色なのかとわくわくする気持ちと、

これからやってくる高山病や疲労といった体の変化への不安。

 

どちらの気持ちも強すぎず、

上手く心のバランスが取れた非常にいい状態です。

 

さて、出発しようか。

同じツアー会社から参加した計7人の気持ちが整った時。

 

 

ガイド)え?出発は午後だよ!w

 

 

全員)えーーーーーー!!!!!(・Д・)ノ!!!!

 

 

ガイドはハイキャンプに早く行きすぎると、

高山病になるからと言っていましたが、

今日から1泊2日で参加する人が来るのを待つと言う時間でした。www

 

 

さて、気をとりなおして出発!!!

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ハイキャンプまで雪山道具を背負って運びます。意外と重い!

 

 

 

それにしても、今日のトレッキングもいい景色( ´ ▽ ` )ノ♡♡

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これはなんのお墓?と、聞いたら、山で亡くなった方のお墓だそう。

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山で亡くなったと言っても、地元の方が滑落などで亡くなったそう。

 

 

この辺りに住んでいる人たちは、

いつもの布にいろいろ包んでスニーカーで登っていきます。

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ハイキャンプまでは2時間と短いトレッキングですが、

いつも高山病になるりょうくんはこんな感じ( ´ ▽ ` )ノ

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こうやってバテる日本人を見ると、

地元の人やガイドさんは非常に喜びます( ´ ▽ ` )ノwww

 

 

途中で入山料の徴収があり、1人20ボリ(≒340円)。

事前に聞いてなかったから、手持ちのお金がギリギリ!www

 

 

ベースキャンプから2時間でハイキャンプに到着しました。

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ハイキャンプから見えた、ワイナポトシ。(たぶん右奥の白い山)

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左側から登り始め、右端の岩がむき出しになっている少し手前を通り登頂を目指すとのこと。

 

 

 

山小屋の中は広いけど、ベッドがギュウギュウでみんなで譲り合いながら生活します。

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トイレは外にありますが、割と綺麗です。

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早めの夕食を取り、チームみんなで

「絶対みんなで登頂するぞー!!!」

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写真、超ぶれているけど、みんな「おーーー!!!」ってすごく動いているから、

やる気とチーム力は伝わりますかね?www

 

 

 ワイナポトシ山頂へ深夜のサミット。諦めない気持ちが登頂への鍵

 

昨晩18:00に就寝し、0:00起床しました。

ヘルメットやヘッドライト、防寒着を着て0:30サミット(登頂)開始です。

 

 

小屋の外に出ると、ひんやりと冷たい空気。

満月に近く、その灯りだけで足元がしっかり見えるほどです。

 

 

小屋から徒歩5分程で雪面に到着します。

そこで、クランポン(靴に装着する滑り止めの刃)を装着。

 

 

手袋を外すと手が冷たくなってしまうので、

薄い手袋のまま間違えがないように装着します。

雪面では、月の灯りがより反射して、とても明るく感じました。

 

 

そして、ハーネスをガイド、りょうくんと繋げます。

ガイドの後に私、一番最後にりょうくんです。

 

 

私たちは何度か、日本の雪山を登っているため、

クランポンでの歩きも他の人たちよりは慣れていました。

 

 

そのため、同じツアーの人たちの中では、一番早いペースで登り始めます。

 

 

ガイドも「急いで、早く」と声をかけます。

 

 

ゆっくり自分のペースを守り、

なるべく最小限の休憩で済むペースを考えながら一歩一歩進みます。

 

 

パックリ口を開けたクレバスにかかった、天然の橋を渡ったり、

月明かりに照らされた雪山を見ては写真撮りたいなぁと思ったけど、

一番大切な目標は登頂する事。

 

 

エベレストトレッキングでは、高山病にかかり目標を達成出来ず、悔しい思いをしました。

その思いを二度としたくない!2人とも、登頂する事だけに集中していました。

 

 

歩き始めて3時間。

この登山で一番の難関とされるアイスクライミングのポイントにやって来ました。

 

 

昨日の練習コースとは違い、より角度が急でした。

そして、夜中なので氷が締まっていてピッケル(手に持つ鎌みたなアイテム)が刺さりません。

 

 

何度も、何度も手を振り上げてようやくピッケルが刺さったと思ったら、

今度はクランポンが刺さらない…!!!

 

 

 

昨日のアイスクライミングの練習ではツアー客8人の中で最速で氷の壁を乗り上げた私。

意外とアイスクライミング得意かも?と、楽観的に考えていたけど、現実は違いました。

 

 

 

途中で休憩する事も出来ず、ガイドとりょうくんに急かされ、なんとか力任せに登りました。

しかし、その代償は大きく、アイスクライミングでかなりの体力を消耗してしまったのです。

 

 

そこからの道のりは、今までより勾配がキツくなりました。

アイスクライミングで消耗した体力、防寒着を着すぎたせいでバテ気味の身体。

 

 

 

そして、なにより

 

 

 

ガイドがうるさい!www

 

 

 

登山開始1時間、ツアー客の中でも一番早く進んでいた時です。

 

 

 

ガイド)遅い!遅すぎるよ!このままじゃ登れない!もう、帰ろう!

 

 

 

は?まだ1時間しか経っていないけど?

しかも、一番早いよ???

 

 

 

でも、ガイドの中では遅いらしい。

少し止まって息を整える30秒の間にも、

 

 

 

ガイド)お前の体調はダメだ。もう、帰ろう!

 

 

 

と、何度も何度も言われます。

 

 

 

最初はガイドの責任として言っていると我慢していたけど、

さすがに言われすぎて、なんと、

 

 

 

 

ケンカしました!www

 

 

 

だって、うるさいんだもん!www

 

 

 

一生懸命頑張っているのに、ずっと否定され続けるって、部活じゃん!www

 

 

と、ガイドの煽りもあって、なんとか登り続けます。

 

 

途中、同じツアーの欧米人男性コンビに抜かれ、自分たちのペースが落ちている事を自覚します。

 

 

そして、ヨーロピアン夫婦、ヨーロピアン女性コンビは途中で脱落した事も聞かされました。

 

 

私たちも、日の出前に登頂すると言うタイムリミットからしたら、ギリギリ。

 

 

アイスクライミング後は、意識が朦朧とするなか、ガイドに帰ろうと言われるたびに、

 

帰らない!

 

と、言う元気を出すだけ。

 

 

りょうくんは、高山病で頭痛があるけど、もう何回も乗り越えてきた事だから、大丈夫そう。

とても、冷静で私の意見を尊重してくれました。

 

 

 

そして、登山開始5時間。

朝日が出ようとしている所で、5,900m地点に到着しました。

 

 

 

ガイドが最終確認として、頂上まで行くかどうか問います。

 

 

ガイド)ここから先は、斜面がより急になり、お前の体力では登れない。

   少しでもフラついたら、滑落してしまうから、フラフラのお前は行けない。

   俺はここで帰ったほうがいいと思うが、行くか?

 

 

 

私)行く!!!

 

 

 

ガイド)じゃぁ、帰ったらビールくれ!

 

 

 

!!!www

 

 

 

いや、別に登頂させてくれるなら良いけど!www

 

 

 

それにしても、なんと、不謹慎な要求なんだ!w

登りたい、けど極限の体力の私は「いいよ」と言うしかないだろ!w

 

 

 

と、つっこむ気力もなく、最後の力をふりしぼって登り始めます。

 

確かに今までの所とは違い、片側は急な斜面で、歩く道も片足分しかありません。

 

勾配はアイスクライミングを除くと、最も急で、一歩ずつ息を整えます。

 

登っている途中で朝日が出てきたけど、感動している暇はありません。

 

日が出てくると、気温が上がり、雪が緩んできます。

 

その前に、登頂しないと、下り道で危険が増してきます。

 

聞こえてくるのは2人の呼吸だけ。かなり、息が上がっています。

 

最後の最後は、本当に一歩ずつ進み、ついに終わりが見えてきました。

 

 

 

やっと、やっと…

 

 

 

着いたぞーーー!!!

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ここが6,088m、ワイナポトシの頂上です( ´ ▽ ` )ノ!

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頂上の先には、人の侵入を拒むような急な雪面。

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天気がよく、影ワイナポトシも見れました( ´ ▽ ` )ノ♡

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いえーい!ビールゲットだ〜!ってやかましいわ!w 

ガイドのテオです!

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もう、朝日はだいぶ登ってしまいました。

連なる山が幻想的。

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人生最高地点、6,088mからの景色は最高!!!

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下山を開始した人たちが、すごく小さく見えます。

それにしても、急な斜面だった。

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私たちも、時間がないので、写真を撮ったらすぐ下山を開始します。

登った実感がわかないうちに、下りるなんて…!w

 

 

 

5,900mから見るワイナポトシ。

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ここまで下りると、なんだかホッとします。

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夜になると、ラパスの夜景がぼんやりと見えました。

今日はとてもいい天気です。

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元気なガイドと、元気じゃないツアー客。

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登っている時も暑かったけど、下山はもっと暑い!!!

太陽の光って、本当に力強い!!!

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夜は良く見えなかったけど、岩と雪の世界。

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ちょっとクライマーっぽい???

明日は奥に見える、イリマニ山6,438mに行こうとガイドに言われたけど、無理や!www

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これがクレバス。落ちないか不安だった。

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クレバスの上に出来た橋を渡る時が一番怖かったです。

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ハイキャンプに到着し、休む暇もなく、ベースキャンプに下山。

12時間ぶっ通しで歩き続けました。

 

 

もう、フラフラの私たち、ぎゅうぎゅう詰めのバンに乗って、ラパスに帰ります。

 

ツアー会社に着いた時、私は高山病を発症!!!www

 

高所に居た時、後れて高山病が出てくる事もあるみたいですね( ´ ▽ ` )ノ

高山病の症状も各々違って、りょうくんはすぐに発症し、軽い頭痛と息切れが出るタイプ。

私は、しばらく平気で、後れて大きな頭痛と意識朦朧となるタイプ。

 

 

下山後も2日は頭が痛かったです!w

 

 

ツアー会社では、登頂記念にコレをくれました( ´ ▽ ` )ノ

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どれも、これも、ガイドのテオのおかげだよ!w

ビール代とちょっとだけチップをあげました( ´ ▽ ` )ノ

 

 

欧米人はチップ払ってなかったけど、私は無事に登頂出来たからあげて良かったと思いました。

 

 

 

でも、

もう、当分登山はしないかな!www

 

 

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