どうも、生粋の自然遺産(世界遺産の種類)マニア篠崎です。
文化遺産の8倍くらい、自然遺産が好きです。
でも、ぞうさんの方が、もぉっと好きです。
エチオピアの世界遺産は、全部で9つ。
その中で、ただ1つだけ自然遺産として登録されている世界遺産が存在します。
その世界遺産の名前は「シミエン国立公園」。
シミエン国立公園?
「しみけん」ってあだ名の人なら知ってるけども。
28年間生きてきて、一度も聞いた事がない世界遺産です。
この国立公園では、トレッキングをしながら
自然の景色や動物を見るというのが一般的なプラン。
その日数やルートは異なり、自分たちで選択できるようです。
なるほど。
自然遺産に登録される程の国立公園で、
トレッキングしながら自然や動物を見られるのか。
うーん。
どうしようかな。
行こうか、行くまいか。
お金もかかりそうだし・・行ーくぅッ!!
山ガールの山田さんと、自然遺産好きの僕ですよ!!
一度も聞いた事ないですけど、行くっきゃないッ!!
事前に情報収集がしたくて、滞在している町ゴンダールの
ツーリストインフォメーションへ話を聞きに行く事にしました。
そこに行ってわかった事は、ただ1つ。
とりあえず、拠点の町デバルクに行かないとよく分からない。笑
スタッフの人が教えてくれたのは、
古そうなノートにメモしてあった情報。
こちらの返答に、明確に答えられない事もありました。
という事で、とりあえずゴンダールから
シミエン国立公園の拠点となる町、デバルクへ行っちゃいます!
シミエン国立公園に行った後、ダナキルツアー参加のために
シュレという町を経由して、メケレという町へ行く予定。
ただ、ツーリストインフォメーションの情報では、
その移動が確実にできる保証はないらしいのです。
なぜなら、デバルクとシュレ間でバスは通っているものの、
そのバスはゴンダールが始発だから。
そのバスが、デバルクに停車した時に、
空席がないと乗る事はできないんだそう。
ネットの情報で、過去にデバルクからバスに乗車して、
シュレまで行った人はいましたが、確実じゃなかったので、
僕たちは一度ゴンダールに戻って来る事にしました。
後日、実際にゴンダールからシュレへのバスに乗ったんですが、
そのバスがデバルクへ停車した時に、降車する乗客はいませんでした。
その状況だけ考えると、
デバルクからバスに乗ってシュレへ行くのは、簡単ではなさそうです。
ただ、そのバスは大型のバスだったので、
デバルクからは乗り合いバスが出ているのかもしれません。
あくまで推測ですが。
デバルクへは、ゴンダールからバスで移動します。
一度ゴンダールへ戻って来るため、僕たちが止まっている宿である
Michel Hotelに荷物を預けゴンダールのバスターミナルへ。
【バスターミナルまでの地図】
赤・・・Michel Hotel(ミケルホテル)
青・・・L-Shape Hotel(エルシェイプホテル)
黄・・・バスターミナル
バスターミナルへ到着したのは9時45分頃。
宿を9時30分頃に出たので、徒歩で15分くらいです。
そして、感じたあまたの視線。
その、1秒後。
ゴリゴリの客引きが僕らを襲いますッ!!
彼らのエネルギーに圧倒される僕たち。
1m進む毎に、新しい客引きが現れる。
そんな感じです。
しかし、僕らには頼れる味方がいました。
道案内してくれた優しいおじちゃんッ!!
バスターミナルの場所を現地の人に聞きながら、歩いていました。
そこで、「案内するよ!」と親切に声をかけてくれたのが、優しいおじちゃん。
彼に全てを委ね、彼の後ろに金魚の糞のように付いて行きます。
そして、無事デバルクへの乗り合いバスへ辿り着く事ができました。
優しいおじちゃんありがとう。
10時20分頃にバスはデバルクへ向け出発。
1人40ブル(約230円)。
バスから見える景色は、緑がいっぱいで癒されます。
そんな中、1つ心配だったのが天気。
少し曇っていたんです。
と思ったら、いつの間にか雲がなくなってました!
これで、天気は心配いりません!
12時45分頃、
デバルクのバスターミナルに到着。
土砂降りの雨や。
雨が強すぎてバスから出るにも出られません。
5分後。
雨足が弱まりなんとか外へ。
5分後。
晴れました。
お天道様に弄ばれた気分です。
シミエン国立公園トレッキングの申し込みを
行うツーリストインフォメーションセンターへ向かいます。
ツーリストインフォメーションセンターは、バスターミナルを出て
左右に延びる道路を左へ歩いて行ったところにあります。
15分くらいで着きますが、町の中心からは離れていくような感じなので、
本当にこの先にあるんだろうかと少し不安になると思います。
ツーリストインフォメーションに到着。
しかし、まさかのクローズ。
近くにいる人に聞いたら、お昼休みだそうです。
そこで、話しかけてきたのがガイドの男性。
オフィスも閉まっているし、
シミエン国立公園の情報を教えてくれるという事なので
近くのチャイ屋で話を聞く事になりました。
彼の名は、タケシ。
めちゃめちゃ親切に教えてくれました!!
タケシは良いヤツでした。
その情報を持って、お昼休みが終わったであろうオフィスへ。
オフィスには1人の男性スタッフ。
トレッキングの申し込みをしたいと伝えると、
トレッキングプラン(ルート及び所用日数)、必要なものとその料金を教えてくれました。
ちなみに、英語の料金表が
オフィス内に掲示されています。
【必要なもの及びその料金(1日あたり)】
《必須》
・エントランス<1人分>:90ブル(約520円)
※ラスダシェン山に登頂する場合は日数プラス2日分支払う必要あり
・ロッジ<1人分>:120ブル(約690円)
・スカウト<動物から守ってくれる人>:150ブル(約860円)
《必須でない》
・ガイド:300ブル(約1,720円)
・クッキングセット:90ブル(約520円)
・コック:300ブル(約1720円)
・ミュール<荷物を運ぶ馬とロバの混合種>:120ブル(約690円)
・ミュールマン<ミュールの管理をする人>:120ブル(約690円)
※ミュール及びミュールマンは日数プラス1日分支払う必要あり
・車:<デバルクからサンカバールまでの片道>:1600ブル(約9,190円)
※車代は利用ルートや片道か往復かによって異なる
・エントランス<車用>:20ブル(約110円)
以下が僕たちが選んだトレッキングルート及び日数。
【トレッキングルート及び日数】
1日目:デバルク→サンカバール→ギッチ
※デバルクからサンカバールまで:車利用
2日目:ギッチ→チャンネック
3日目:チャンネック→バイト山→チャンネック
4日目:チャンネック→サンカバール
5日目:サンカバール→デバルク
【5日間の費用(2人分)】
・エントランス:900ブル
・ロッジ:960ブル
・スカウト:750ブル
・クッキングセット:450ブル
・ミュール:720ブル
・ミュールマン:720ブル
・車:800ブル
・エントランス(車用):10ブル
※車は、他2名の旅行者と僕たちで(合計4名)シェアした為、
車代が800ブル、エントランス代(車用)が10ブル。
※ガイド及びコックは雇っていないので除外
合計:5,310ブル(約30,540円)
出発日は明日に決定。
よって、今日中に全ての準備を整えなくてはなりません。
まずは、今日泊まる宿探し。
オフィスのスタッフが教えてくれた、「シミエンパークホテル」という宿へ。
部屋を見て問題がなさそうだったので、この宿で決定。
ツインルームが150ブル(約860円)。
※宿の詳細は「デバルクの宿情報」から確認できます。
荷物を置いて、市場へ買い出しへ向かいます。
宿から歩いて10分くらいで市場到着。
市場はバス停のすぐ側にあります。
さっそく、見つけたのは火をつける為に必要な油。
現地の人は「キロシュ」と呼んでいます。
キロシュ屋はいくつかあるので、金額を比較して購入するといいと思います。
野菜なども同様です。
値下げ交渉を頑張る僕(写真右 緑の袖)。
すると、突然割って入ってきた1人の男性(写真中央 白シャツ)。
どうやら、英語がわからない市場の人に、
僕の英語を現地語にして話してくれているようです。
しかし、これは僕たちにお金を要求する手口。
買い物を手伝った対価としてのチップを狙っているのです。
追い払う為に、別の場所に移動しましたが、無駄。
しつこく付いてきます。
その為、気にしない事にしました。
結果、彼が僕の英語を現地語にして、売り手に話す状況が発生。
彼のおかげで市場での買い物がスムーズに進んだのは確か。
なので、最終的にはチップとして10ブル(約60円)を渡す事にしました。
「これだけ?」と言われましたが。笑
市場での買い物を終え、続いてスーパーで買い物。
ちなみに、スーパーは宿と市場の間にあります。
以下が購入した物の一覧です。
【購入物一覧(5日分)】
《市場》
・キロシュ(火をつける為の油)1ℓ:20ブル(約110円)
・トマト1㎏:10ブル(約60円)
・ジャガイモ1㎏:10ブル(約60円)
・玉ねぎ500g:7ブル(約40円)
・キャベツ1キロ:10ブル(約60円)
※800gぐらいだったので、チリを数本頂いた
・中古の麻袋(ミュールに乗せる荷物用袋):5ブル(約30円)
《スーパー》
・水1.8ℓ×5本:75ブル(約430円)
・極細パスタ500g:15ブル(約90円)
・トマトソース2袋:10ブル(約60円)
・マギー(調味料)2個入り:5ブル(約30円)
・クッキー4袋:12ブル(約70円)
・手作りクッキー:15ブル(90円)
・ツナ缶3個:120ブル(約690円)
・米1㎏:20ブル(約110円)
・ロープ(ミュールに荷物括る用)8m:40ブル(約230円)
・マッチ1箱:2ブル(約10円)
《個人商店》
・フランスパン8個:16ブル(約90円)
結果的に、上記購入物は5日間でちょうど使い切るくらいの量でした。
なので、これらが最低限の量(2人分)、
もしくは少し少ないくらいと考えて良いと思います。
トレッキングの休憩時に食べるように買ったクッキーは
少なかったと感じたので、もう少し増やしても良いと思います。
水ももう2本くらいあっても良いかもしれません。
その他の食料なども、プラスで購入する分には問題ないと思います。
買い物の他にやる事は、クッキングセットを借りる事。
宿の右斜め向いにあるプレハブが借りれらる場所です。
全ての準備が整った頃には、辺りは真っ暗。
あとは、明日に向けてしっかり眠るのみ。
明日は5時30分起き。
とりあえず、
準備が終わって良かったぁぁぁぁああああああ!!!!
◼︎1日目の記事はこちら。
→【エチオピア世界遺産】シミエン国立公園(1)。4000m級の山々が連なる「アフリカの天井」。
◼︎2日目の記事はこちら。
→【エチオピア世界遺産】シミエン国立公園(2)。地球上で「本物の秘境」と呼べる場所。
◼︎3日目の記事はこちら。
→【エチオピア世界遺産】シミエン国立公園(3)。エチオピアで標高第2位の山「バイト山」に登頂!!
◼︎4日目の記事はこちら。
→【エチオピア世界遺産】シミエン国立公園(4)。厄介な問題発生!!でも、アタノ一家に癒されました。
◼︎5日目の記事はこちら。
→【エチオピア世界遺産】シミエン国立公園(5)。旅で感じた最大の恐怖「僕を狙う拳銃」。
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