世界遺産アジャンタ石窟群へ。
アジャンタへは僕たちの宿であるデブプリヤから、
歩いて5分程の所にあるセントラルバスパークからバスを使って向かいます。
昨日バスパークのスタッフに聞いた所、バスは5時が始発でそれ以降は30分毎に出ているとの事。
僕たちは6時30分のバスで向かいます。
8時45分頃、アジャンタ付近のバス停に到着。
・・・。
ここはどこ?
私はどぅぁれやぁぁぁぁぁぁああああああああ!!
(私はだれや?)
アジャンタ入口の匂いが、全然せず立ち尽くしていると、
青い服のおじさんが現れました。
青服おじさん)アジャンタかい?
僕)そうです。
青服おじさん)案内するよ。ついておいで。
青服おじさん=神ッ!!
青服おじさんについていくと、途中に小屋が。
この小屋でアメニティーチャージとして1人10ルピー支払います。
ここからさらに5分くらい歩くとアーチがあって、その先にはお土産屋や飲食店が軒を連ねます。
どうやら、この中からアジャンタへ行けるようです。
青服おじさんに別れを告げ、更に歩を進めます。
するとバス停が。
バスに乗り、アジャンタ入口まで向かいます。
AC付きバスが20ルピーで、ACなしが15ルピー。
10分弱でアジャンタ入口へ到着。
チケットを1人250ルピーで購入しアジャンタに向かいます。
ちなみにアジャンタ石窟群とは、渓谷の断崖沿いにあり、
550mにわたって大小30の石窟で構成される古代の仏教寺院群の事。
石窟内部はおびただしい数の仏像やストゥーパ・彫刻・壁画が存在します。
その中でも特に貴重なのが壁画。
アジャンタには膨大な壁画が、非常に良い状態で残っています。
それからアジャンタには、男のロマンを感じさせるエピソードがあります。
アジャンタ発見のきっかけは、1人の男性。
1819年、虎刈りをしていたイギリス人士官ジョン・スミスが巨大な虎に襲われて、
山奥のジャングルに逃げ込みます。
そこで、偶然発見したのがアジャンタ石窟群なんです。
しかも、7世紀頃にアジャンタは放棄され、アジャンタを知る人がいなくなったので、
7世紀頃から1819年までの約1000年間、誰にも知られる事がなかった場所なんです。
男のロマン感じました?
前置きは長くなりましたが、
石窟が始まる地点で、まず目に入ったのはこちら。
第1石窟の入口にある石柱です。
岩を削って造っているなんて、冒頭から衝撃を受けました。
石窟の中は太陽の光がほとんど届く事なく、非常に暗い環境です。
そのため、石窟内に照明が用意されていて、薄暗い中で壁画や石像などを見る事ができます。
そんな環境で観る石像は、明るい場所で見るそれとは全く異なる雰囲気を漂わせます。
ちょっと不気味です。
そして、アジャンタと言えば保存状態の良い膨大な壁画。
ちなみに、壁画が特に多く残されている場所は、
第1窟、第2窟、第16窟、第17窟です。
天井に残されている壁画も、とても細かいデザインです。
天井にこんなに細かいデザインの絵を残すなんて、簡単ではないはず。
1000年以上も前にそれを実行するなんて、考えられません。
アジャンタには見晴らし小屋という場所があり、
そこからアジャンタの全貌を見る事ができます。
丘の頂上に見えるのが見晴らし小屋。
30度を超える中、丘を登るのは少し大変そうですが、僕たちはトライしてみる事に。
なにせ、山田さんは・・・
山梨の山ガールだからねッ!!
丘の階段を20分くらい上り、見晴らし小屋に到着!!
石窟群を一望できます。
僕が写っていて、ごめんなさいッ!!
他に写真がなかったんです。
アジャンタはもちろんすごいんですが、
見晴らし小屋から見える谷もなかなかです。
見晴らし小屋へは、是非とも登ってもらいたいです。
見晴らし小屋を後にし、石窟周りも後半戦。
必見の第10窟へ。
なんと第10窟には、アジャンタ発見者ジョン・スミスの落書きがあるんです。
ジョン・スミス=男のロマン
はい!!この方程式、テストに出ますッ!!
その落書きは石柱に記されていました。
わかりづれぇぇぇえええええええええええ!!!!!
(わかりづらい。)
携帯のライトを当てて撮った写真なんで、光が弱かったみたい。
アジャンタへ行く際は、是非、懐中電灯をご持参下さい。
続いて、第16窟入口にある像のゲート。
第19窟の内部。
荘厳な雰囲気が漂います。
他には日本で今流行りの、
あごクイッ!!
1000年以上前からあごクイが存在した事に、
マジでけっこーな衝撃を受けました。
それから、僕が一番衝撃を受けたのがこれ。
未完成の第24窟です!!
実際に彫り進めていた事が、リアルに感じられる石窟です。
人間のパワーというのか、可能性というのか、
そういうものを感じずにはいられませんでした。
果てしない工程を想像するだけで、感慨深い心持ちになりました。
続いて、第26窟の入口。
ちなみに、第26窟はアジャンターの集大成で、
もっとも新しくダイナミックな装飾は相当な迫力なんだとか。
第26窟の有名な涅槃像(ねはんぞう)。
はい!!相当な迫力に相違ありませんッ!!
全ての石窟を見終わり、入口へ戻ります。
その途中で、撮った写真。
アジャンタの全体像はこんな感じです。
(全てを写しきれてはいませんが。)
アジャンタにはこんなサービスも。
僕が70歳で来た時は、是非利用させてもらいますッ!!
【インド世界遺産 アジャンタ石窟群】
おすすめ度:
(星4つ)国/地域:インド/アウランガーバード
遺産種別:文化遺産
世界遺産登録年:1983年
入場料:250ルピー
《感想》
人間が成した事とは思えない規模の石窟群です。
アジャンタを象徴する壁画も見所ですが、第24窟の未完成石窟が僕の一押し。
アジャンタを人間が造ったという事を、リアルに実感できる石窟です。
また、1819年に発見されるまで1000年以上忘れ去られた場所だった、
というのも男のロマンを感じるエピソード。
第10窟にある、発見者ジョン・スミスの落書きも必見ですし、
見晴らし小屋からの景色もおすすめ。
行って後悔はない世界遺産だと思います。
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