ザンビア北部の町チンゴラに来ました。
ここは銅の採掘で有名な町。
日本の10円玉とかもここから掘られているとか、いないとか?
採掘場の見学なんかもできるらしいですよ!
でも、銅の価格が崩落している事で、ザンビアの経済が打撃を受けているんだとか。
大統領よ、神頼みしても銅の価格は上がらないと思うよ?
私達は青年海外協力隊のミキさんが派遣されているDestiny Community Centerで開催された
イベントの見学をさせてもらう事になりました。
日本でいう小学生くらいの年齢達の子が通っているコミュニティースクールです。
このスクールはコンパウンドと呼ばれる、貧困層が多く住んでいる地域にあります。
バス停のある街中からは少し離れていて、アスファルトもないし、
ザ・アフリカという感じ。
今回はHIV/AIDS(エイズ)や栄養についてのイベントを開催。
ザンビア国内には70人ほどJICA隊員が派遣されていますが、
そのうち20人くらいがこのイベントのために集結。
さっそく、校庭に集まって開会式!!!
って校長先生が遅刻!!!笑
ありえないけど、This is Africa!!!
開会式の後に予定していた、
「体重測定・身長測定」から先に実施する事に。
さすが1年半ザンビアで活動しているミキさんの臨機応変さ!
日本じゃ校長先生が遅刻したらYahoo!ニュースになるんじゃないかな!笑
そして、各教室に分かれて測定開始!
も、カオス!!!
このスクールの子達は英語が通じない。
ザンビアは72個の言語を持ち、そのうち3つの言語が主に使われています。
(チンゴラはベンバ語、その他トンガ語、ニャンジャ語など)
国内でコミュニケーションをとるために英語が公用語として用いられていますが、
まともに教育を受けられていない地域では、
現地語しか話せない人が多いです。
なので、ザンビア国内で活動している隊員でも現地語が異なっていると
なかなかコミュニケーションが取れません!笑
測ったらこの用紙に記載。
可愛いんだけどね!大変でした!
紙にかかれた体重と身長からBMI (Body Mass Index)を算出します!
見た目通り、見事にみんな10代。(18.5未満が痩せ型)
何人かの用紙をみたけど、14とか16とか。
やっぱり、栄養不足は数値で現れます。
さて、測り終わった所で校長先生登場!!!
やっと校庭で開会式。
生徒に並んでもらうのも一苦労。笑
おい、しっかり並んでいるようだけど、
並んでいる場所違うぞ?笑
校長先生の話の後は、みんなで国家斉唱。
ザンビア国家は覚えやすくて、素敵なメロディーでした!
その後は、なんとスクールの精鋭達によるソーラン節!!!
10人くらいの子供達、協力隊の方々と一緒にソーラン!!ソーラン!!
って、オンドリャー!!!
腰が高いわっ!!!
高い!!!
高すぎるわっ!!!
このくらい気合い入れろやーーー!!!
10年ぶりに踊った日本人よりも、
現地の子供達の方が上手!!!
ソーラン!ソーラン!!!
ってそんなポーズないわっ!!!
子供達との距離が縮まった所で本題です。
今回はHIV/AIDS(エイズ)と栄養について5つの教室に分かれて勉強会。
中学年向けのHIV/AIDS(エイズ)の授業。
低学年向けの栄養の授業。
保護者向けのHIV/AIDS(エイズ)の授業。
劇やクイズを使って分かりやすく説明。
クイズは積極的に手を挙げて答えている人が多かったのが印象的。
保護者向けのクラスでは、
「コンドームを付けすぎて癌になりませんか?」
「HIV/AIDS(エイズ)のキャリアー同士でもコンドームを使わないとなりませんか?」
など、積極的に質問が飛び交っていました。
日本人だとちょっと恥ずかしがって聞けない部分や、
知ったかぶりしてしまうような部分も、
”思ったら聞く”というスタンスがとても良いなと思いました。
ザンビアでは感染症エイズ対策の専門隊員がいるので、
その方達が丁寧に質問に答えていました。
ザンビアでは医療機関が基本的に無料でエイズの検査などをしてくれます。
また、妊娠したらエイズの検査をして、父親・母親を対象としたサポート教室を開いているそう。
そして、このイベントは学習だけでなく、文化公流も兼ねています。
昼食時にはお好み焼きが振舞われました!
子供達は大喜び!!!
折り紙教室も大盛況。
作ってあげたものを喜んで持って行きますが、
数分後には分解して、
「折ってくれ!」とぐちゃぐちゃの紙を持ってきます!笑
そして、このスクールの子ではないだろう子達も乱入!笑
クシが刺さった子も…。
もはや、誰が生徒かも分かりませんでした。笑
さらに、少林寺拳法の実演会!!!
これは日本人の私達も大興奮!!!
超投げ飛ばされているし、かっこいい!!!
参考にしたいのか、警備のお兄さんもムービー撮ってました!笑
そして、和の心…
この方々の登場!!!
ザンビア隊員によるソーラン節の披露!!!
久々に聞くソーラン節。
キレッキレの踊り。
和の心を鷲掴みにされて、めちゃくちゃテンションが上がる!!!
スクールのソーラン隊と合同でソーラン!ソーラン!!
子供達は”チテンゲ”というザンビア伝統の布で作られたハッピを着て、
さらに気合いが入った様子!!!
そして、お返しにザンビア伝統のダンスも披露してくれた。
腰の使い方が超すごい!笑
男女1人ずつがすごいテクニックで踊って、近ずいていく。
ザンビアにソーラン節は踊れても、
日本人にザンビアダンスは踊れそうになかった!笑
最後には全校生徒でソーラン節!!!
みんな見様見真似で一所懸命踊っている。
アフリカ人の持って生まれたダンスのセンスは最高!!!
終わっても終わっても
「もう一回!!もう一回〜〜!!!」
のコールが止まりません!!!
Mr.Childrenをも凌駕するアンコールだったのでは??
アンコール大好きなこの男は…
ソーラン!!!ソーラン!!!
わっしょい!!!わっしょい!!!
みんながひとつになれたソーラン節でした。
イベントは大成功に終わって、
現地の先生やJICA隊員のミーティングに参加させてもらいました。
そこでは、ジュースやお菓子をいただきながら
今日のイベントについて話し合いをしました。
そして、それが終了して外に出ると…。
さっきまで仲良く踊っていた子達が
「お腹が空いているの」と群がってきます。
その目は真剣で、私の服を、腕を掴んで離しません。
「お菓子ちょうだい」
「ジュースちょうだい」
他の隊員の人も同じように囲まれていました。
今までも「これ、ちょうだい」「あれ、買って」と言われた事はあったけど、
子達に取り囲まれて、前に進めないくらいになった事はありませんでした。
異様な光景でした。
食べるため、生きるために必死な行動だと感じました。
その子達は、一応お弁当も食べていたし、
身なりもきちんとしていたように見えましたが、
ここまで必死になって食べ物を欲しがる姿には、ショックを受けました。
そのショックは2種類。
ひとつは、あげる⇄もらうの関係が子供達にまで染み付いてしまっている事。
もうひとつは、それでも生きる事に必死になる事は大切だと思った事。
もらい慣れてしまっている事は、あまり良くないと思うけど、
クールじゃなくて、情熱があって、そういう”生きる”ために必死になれる部分って、
今の私にはない事だなぁ。
ザ・アフリカが詰まったチンゴラでの体験。
コミュニティーセンターで活動しているみきさん、
イベントでお世話になったザンビアの隊員のみなさん、
ありがとうございました!!!
下の「世界一周バナー」をクリックすると
「and世界一周-カップル2人旅ってどうなん?!-」の順位がアップ♪
クリックで応援してもらえると
泣くほど嬉しいです!!
↓↓↓
にほんブログ村
※クリックは1日1回有効
「いいね!」をすると、
更新した記事をfacebook上で見られるようになります。
もし良ければクリックを♪
↓↓↓