ついにエジプト観光のメイン、ピラミッドです。
エジプトにピラミッドは数多くありますが、
一番有名なのは”ギザのピラミッド”でしょう。
カイロからも近く、
3大ピラミッドとしてよく目にするピラミッドだと思います。
ギザのピラミッドまではタフリール西のバス停から大型バス
(A/Cなし £1・約15円)で行くことが出来ます。
(行けなかった人もたくさんいたので、地下鉄でギザ駅へ行き、
そこからミニバスに乗るのが確実です)
渋滞もあり1時間弱かかってピラミッドの近くに到着。
すでに街中からピラミッドが見えます!
わくわくしながら道を進んでいくと…
「ラクダ乗らないか〜?」
そう言ってラクダ乗り場に案内するおっちゃんたちが出現!!
もはや、この人たちも観光のメインとなっているのではないでしょうか。
そんなおっちゃん達に騙されないように、正規のチケット売り場に向かいます。
(入場チケット£200・約3,000円、ピラミッド内部に入る場合別途支払いが必要)
まず手前に見えてきたのは
クフ王のピラミッド!
高さは約146m(現在は頭頂部がなくなっているので現在は約137m)
石は約230万個(石1個の高さは約2m、重さは2tもあるんだとか)
奥にチラッと見えるのは
カフラー王のピラミッドです。
これはクフ王のピラミッド。
真ん中にある入り口から中に入ることができます。
大きい方じゃなくて、人がいっぱいいる方。
(だと、思います)
この日は偉い人が来ていたみたいで黒いスーツを着たボディーガードが10数人。
その人の見学が終わるまで待たされていたようで、
周囲の人はイライラしていました!笑
基本的にピラミッドに登ることは禁止されています。
ただし、内部に入るための通路は少し上がることが出来るので
地元の人達も楽しんでいます。
これは、登っては行けない場所なんですけどね…
親は一切注意しません。
警備員が注意しても、子供達をほったらかして何もしません。
ヨルダンの火付け少年達の時もそうでしたが、
中東では親が子供を叱っている場面を見かけませんでした。
日本だと(最近は違うのかもしれませんが)叱って躾けて育てる?
みたいな事が多いような気がするので文化の違いを感じます。
ルールや仕来りを守る日本人としてはびっくりする子育てですが、
これがあの自由で気楽なエジプト人(中東人)を
作っているのかと思うと少し憧れます!笑
日本人がエジプト人化したら、
経済の発展は望めないかもしれないけど、
自殺率増加に歯止めがかかるのでは?
話は逸れましたがギザの3大ピラミッドの真ん中
カフラー王はクフ王の子供。
こちらのピラミッドは高さ143m。
保存状態が良いので他のピラミッドでは見られない化粧岩が残っています。
昔はピラミッドの表面は化粧岩で綺麗にされていたが
現在はほとんんど剥がれてしまっているそう。
また、カフラー王のピラミッドは表参道を進んでいくと
スフィンクスがあることでも有名です。
スフィンクスはライオンの体と人間の顔だけど、
この顔はカフラー王に似せられて作られたと言われています。
う〜ん、かっこいいというよりちょっとマヌケ?
鼻がないから顎がしゃくれて見えるし!
あれ鼻は??
鼻は、
アバブ人に削られちゃったみたいです。
しかも、顎はイギリスに取られたみたいです!
取られたい放題!
気前が良すぎです!
取られた顎は、
現在でもイギリスの大英博物館に保管されているそうです。
ツタンカーメンのマスクみたいな
長い顎髭みたいな飾りが付いていたみたいで、
想像すると今と全然違う雰囲気になりそう!!!
ギザの3大ピラミッドで一番小さいピラミッドは
メンカウラー王のピラミッド
メンカウラー王はカウラー王の子供です。
この時代になるとエジプトの勢力も弱まりだんだん高価な石が使えなくなり、
ピラミッドの規模も縮小されたみたいです。
高さは65.5mと3つのピラミッドの中で最も小さい。
ラクダに乗っていけば、
人が少ない奥のピラミッド・ビューポイント
(入り口から1.5kmほど離れている)まで簡単に行けるそうです。
ラクダと馬はたくさんいるのでスグに捕まえる事ができます。
でも、私たち(特に私が)商業用に利用されている動物が
なんとなくダメなのでいつも使いません。
農業用とか動物と暮らしているのは良いんですが、
観光地で人を乗せているのがあまり好きではありません。
もちろん、それが現地の人の収入源になっているのも理解しているつもりですけどね。
ピラミッドがある場所は舗装道路も多く、
急な長い坂で馬が自分の蹄を削りながらブレーキをかけ続けている姿とかを見ると
悲しい気持ちになってしまいます。
でも、自然の中(砂漠とか草原とか)で乗るのはやってみたいしな〜。
エゴですね。
難しい。
今後も考えます!
と、いう事で
ギザの3大ピラミッドは敷地も広いので
ピラミッドの内部に入らなくても2〜3時間は必要です。
そして、ピラミッドの敷地内は16:00(ラマダン中は15:00)に閉園となります!
あれ、これじゃあ夕日に照らされたピラミッドが見えない?
ご心配ありません!!!
日本のTVでも有名になったスフィンクスの目線の先にある
ケンタッキーフライドチキン・ピザハットが入ったビルから見る事ができます!!
ここで19:30から行われる「光と音のショー」まで時間を潰すことも出来ます。
ちなみにショーを見るならピザハットです!
私たちは間違えてKFCに入ってしまいましたが
最上階はピザハットなのでお間違えなく。
音と光のショーは内容は良くわかりませんでしたが、歴史物語的な感じでした。
約1時間なのでちょっと飽きるかも?笑
ちなみに、見せてやったんだからとピザハット側から£20のチップを要求されます。
事前に見ちゃいけないとの説明もなかったし、
ちょうど夕食の時間に席についてご飯を食べていたらショーが始まったので
端数の£5ほど置いて出て来ました。
夕方〜夜以外お客さんは入っていなかったし、
チップが大きな収入源になっていそう!笑
そして、後でニュースになったことですが
ちょうどこの日、ギザ周辺でクロアチア人がイスラム国に拉致され、
数日後に殺害されました。
エジプトは観光収入がメインとなっており、
外国人を巻き込むことで観光客を減少、
国にダメージを与えるといった事から外国人も狙われ始めているようです!
場所も近く、同じ日だったのでゾッとしました。
観光しがいのある国なのでもっと治安が改善してくれるといいのになぁ!
【エジプト世界遺産 メンフィスとその墓地遺跡 -ギーザからダハシュールまでのピラミッド地帯】
おすすめ度: (星4つ)
国/地域:エジプト/ギザ
遺産種別:文化遺産
世界遺産登録年:1979年
入場料:ギザの三大ピラミッド 80ポンド(約1230円)
※ピラミッド内部や、その他施設等は別途料金がかかります。
《感想》
ピラミッドの美しい四角錐の形状と、巨大さに衝撃を受けました。
これを、約4500年前に作った事なんて到底考えられません。
ピラミッドを形成する石を間近で見た時に、その大きさにも驚かされました。
光と音のショーはKFCとピザハットが入ったビルから、
無料で見れるのでオススメです。
もちろん、正規の観覧場所の方がより美しく幻想的に見えると思いますが。
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