エチオピアからケニアへ陸路で国境越え|越境禁止のモヤレ国境で2泊しナイロビへ。

 

 

朝7:00シュンタさん・アユミちゃんカップルと約束した時間に起きます。

 

すると、2人はすでに起床し、外に居ました。

 

早っ!

 

さすが日本人!さすがしっかり者!

 

 

でも、なにか様子がおかしいです。

 

シュンタさんは軍手でバックパックの中身を出していて、

アユミちゃんはバックパックの中身をじっと見つめています。

 

 

そして、2人の周りには数人のエチオピア人お姉ちゃん。

連れ込み宿の従業員らしき風貌。

バスタオルみたいな服でウロウロしています。

 

イマイチ状況が飲み込めない。

 

 

すると、連れ込み宿のお姉ちゃんが、

 

 

 

 

お姉ちゃん)ほらこれ見て♡

 

 

 

え!!!

エチオピアで南京虫

全然ピントが合わなかったので見えませんが(笑)

 

 

お姉ちゃんの手の平の上には…

 

 

 

南京虫!!!

 

 

我らが恐れていた南京虫。

※  ベッドバグと呼ばれ、ベッドに潜んでいる虫。刺されると超絶かゆいらしい。

木枠のベッドや日当たりが悪い部屋にいることが多いようだが、

エチオピアでは高級宿でも出没するほど、ありふれた虫。

特徴は刺された?噛まれた?跡が2~3個点々としている。

歩いたように線状に刺された跡がある。

とにかく、かゆい!!!

 

 

エチオピア初日から、とても運良く出くわさなかった南京虫。

 

特に、私はなぜか「ナンキンセンサー」が働いて、

刺される前に蚊帳についていたり、

壁を歩いているのを見つける事が多かったため、

結果、一回も刺されていません。

 

シュンタさん・アユミちゃんの体を見ると、

確かに歩いたように線状に刺された跡が付いています。

 

この時はまだあまり痒くなく、赤みも酷くなかったけど、

2~3日後がピークで全身に点々と赤い跡。

これでもかってくらい刺されまくっていました。

 

トータル100箇所以上あったんじゃないかな?

 

それも、そのはず。

 

見つけて殺した南京虫だけでも数十匹。

 

私がギャーギャー騒ぐのが楽しかったのか、

宿のお姉ちゃんは部屋に行って、

新しい南京虫をどんどん見つけてきます。

 

それだけたくさん居たって事。

 

 

シュンタさん・アユミちゃんはベッドにレジャーシートを敷いて

長袖・長ズボン・フード・マスク・靴下・軍手までして寝ています。

 

蚊取り線香だって焚いている!(南京虫には関係ない?)

 

厳重に予防しても、

これだけいたら防ぎようがありません!

 

刺されながらも、バックパックの中から荷物を取り出し、

連れ込み宿のお姉ちゃんにも協力してもらいながら南京虫退治。

 

バックパックのチャックの部分とか、

背当ての裏とか、

とんでもない所にたくさん潜んでいました。

 

と、言っても私は虫触れないし…

りょうくんは寝坊しているし、

全く役に立たない私たちでした。

 

 

昨日の夜中2時に気がついて、

そこから停電の中、ヘッドライトなどを頼りに南京虫探しを始めたらしく、

2人とも全然寝れていなかった様子。

 

でも、ナンキンの恐怖はまだまだ続くのであった。

 

 

 

そんなハプニングもあったけど、

昨日おじさんに言われた通り8:00にイミグレーションへ。

 

でも、やっぱり誰も居ない。

いくらイミグレのスタッフだって時間通りには働きません。

 

 

40分ほど待ってスタッフ登場。

 

 

しかし、停電のためパソコン起動せず。

 

 

発電機を動かしてなんとか出国手続きが可能になりました。

 

 

ビザの期限が昨日で切れてしまった私たちはドキドキしながらチェックを待ちます。

 

エチオピアだから、「期限が切れた事なんて気付かないんじゃないかな~」

なんて思っていたら…

 

 

 

ソッコーバレました!

 

自分だって、時間とか期限とか守らないじゃん‼︎笑

 

そんな思いを抱えながら、この写真を見せて見逃してもらいました。

 

コンソからヤベロ・モヤレ行きのバス

 

私たち)昨日事故があったから遅れちゃったんだよ。

 

イミグレスタッフ)ほほう。

 

 

ドキドキ。

 

 

ドキドキ。

 

 

 

 

 

イミグレスタッフ)オッケー。

あっさりオッケーいただきました!

 

 

でも、事故の写真がなかったらちょっと難しかったかも?

「エチオピアは見る所が多くて、ビザが足りなかったよ」アピールも効果があったかな?笑

改めて余裕を持った行動が大切である事を学びました!

 

 

ちなみにイミグレが空いている時間を聞いたけど、

曖昧な返答。

基本的に8:00~17:00だけど、土日はもっと早く閉まるらしい?

後、昼休み(13:00~14:00)も手続きが出来ないみたいです。

 

 

なんとか4人とも出国スタッフをゲットしてケニア側へ。

 

 

 

 

ケニアのイミグレスタッフ)停電だからちょっと待って。

 

はいはい。待ちますとも。

たとえケニアに入ったとしても停電は継続中。

結局4日間連続で停電しっぱなしでした。

 

 

エチオピアとケニアの国境ではケニアのビザ(シングル50ドル)はもちろん、

東アフリカ共通ビザ(ケニア・ウガンダ・ルワンダ 100ドル)の発行も可能。

※私たちが通ったのは2015年8月31日。

翌9月1日からはオンラインでの事前申請が必要になったとの事。

後、1日遅れていたらケニアのビザが発行できず、さらに足止めをくらう所でした。

陸路で国境越え+ビザ発行を予定している方は注意です。

 

私たちはケニアのシングルビザ、

シュンタさん・アユミちゃんは共通ビザを取得しました。

 

両替はケニア側にいる両替商で

400エチオピアブル→1,700ケニアシリングに両替。

レートは良くないけど、×4.25まではなんとかなりそう。

 

 

ビザをゲットし、無事に入国を果たした後は宿へ。

※宿の詳細は「【ケニア】モヤレの宿(ホテル)情報」を参照

 

ついでに、ナイロビ行きのバスチケットも購入。

(2,000ケニアシリング 約2,400円/1人)

 

モヤレスターという会社。

ナイロビ行きのバスは3社あるけど、一番マシらしいです。

ケニアのモヤレにあるモヤレスターのチケット売り場

 

 

 

初ケニアごはんはこちら。

モヤレ国境でご飯

 

久々の米!しかも、美味しい。

 

肉もしっかり味があって、ごはんに合う!

これで200シリング(約240円)

量が多かったから2人でシェアして十分でした。

 

 

テンションが上がった私たちは調子に乗ってアボカドジュースを注文。

モヤレ国境でご飯

 

 

これは、まずかった(笑)

 

エチオピアと違って薄いし(何かが混ざっている?)、

なんて言っても、汚い容器に作り置きされていました。

 

それを見ちゃったからか、なんかお腹が痛い気分(笑)

 

 

 

モヤレの街は昼まであれば歩けるくらいの雰囲気でした。

怖かったので遠くまで行っていませんが、

ホテルの前の市場とか商店とかもちょっと現代的な物が売っていました。

 

エチオピアから来たら、普通の物が普通にあるだけで感動!

そして、英語も通じる人が多いので、会話ができて嬉しい!

 

 

私たち)ナイロビは安全??

 

 

その辺にいたおばちゃん)超安全だよ!大丈夫!危なかったのは5年前だから。

 

 

完全に安全ではないと思うけど、

こうやって情報収集できるだけでもありがたいです。

 

 

 

街をプラプラ歩いていると…

 

どこかで見たことある人を発見‼︎

 

エジプト・ダナキル砂漠で一緒だったユリちゃん。

 

ダナキル砂漠・ジンカで会ったタカさん・リエさん夫婦。

 

そして、今後私たちの癒しとなるダイキさん。

 

 

ダイキさんと言えば、

アフリカの東側を南下する旅人であればとってもお世話になるブログを書いている人が、同じ名前。

会う人、会う人に「あのダイキさんですか?」と聞かれてしまうらしいですが、

もれなく私も聞きました。

 

 

と、言うことで「絶対に越えてはいけない」と言われている国境モヤレで日本人が8人終結‼︎

心強い事この上ない。

 

調子に乗った私たちは宿からちょっと離れた場所にある「焼肉」が食べられるお店へ。

 

初めましてのケニアビール「タスカー」。(150シリング 約180円)

ケニアのビール、タスカー

 

 

肉は3,000シリング(約3,600円)を8人で割って十分な量。

ケニアのモヤレで焼肉

 

あ。プラスで焼く料金500シリング(約600円)を請求されました。

ケニアのモヤレで焼肉

 

焼きあがるまでに、想像を超える時間がかかるので、

帰る時間は暗くなります。ご注意を!

 

 

 

ーーー翌日ーーー

 

 

朝3:00。

 

 

ゴンゴンゴンゴンゴン!!!!

 

 

謎の人)サファリーーーー!!!

 

 

 

ゴンゴンゴンゴンゴン!!!!

 

 

謎の人)サファリーーーー!!!

 

 

 

朝早くになに!?

 

サファリの勧誘?

時間とか考えてよ!

 

 

と、思ったらバスに乗り遅れないようにホテルの人が起こして回っていたそうです。

 

サファリはスワヒリ語で「旅」の事。

頼んでもないのに、素晴らしいサービスです。

 

 

ナイロビ行きのバスは4:30集合、5:00出発。

モヤレからナイロビに向かうバス、モヤレスター

明るくなってから見たら、すごい派手なバスだった!

 

 

でも、なぜか4:45くらいには動き始めて、

後から来たユリちゃん、タカさん・リエさん夫婦、ダイキさんは

置いていかれました。

 

正確には、コンダクターも置いていかれました。

 

5人で走って、バスを叩いて止めてギリギリ乗車!

 

時間前だし、乗客が揃ったことを確認せずに出発してしまうバス会社。

 

これでも、モヤレーナイロビ間を結ぶバス会社で1番マシだそう。

 

 

 

さあ、改めて出発。

 

 

 

 

 

 

ガッタン!!!

 

 

 

!!!

 

 

 

 

出発2秒。

車内にものすごい衝撃が走りました。

 

 

出発するなり未舗装道路を、ものすごいスピードで走り出しました。

 

 

日本人8人は誰もまともに座っていられない。

 

バスの一番後ろの席・窓側のユリちゃん。

その1個前の席・窓側の私。

 

 

もれなく、天井に頭を強打。

 

通路側のりょうくんは、通路にはじき出される。

 

約3時間はこんな感じです。

 

 

理学療法士の私は考えました。

 

 

高齢者乗車注意、いや禁止!

 

衝撃による脊椎骨折、転落による四肢の骨折、脳震盪が予想されるため、

体に自信がない人は乗車禁止です。

 

WHOで定めて欲しい。

 

要因はバスに衝撃を吸収するサスペンションの機能がなさそうな事。

そして、未舗装路でスピードを出していると言う事。

 

現地の人も高齢者はいませんでした。

まあ、普通に生活が出来ている人だったら乗れる範囲ですけどね。

 

後は、窓が勝手に開いて砂まみれになる事や、

預け入れたバックパックが、砂場で発掘されたかのように茶色くなる事が気になりますがね。

 

アフリカを旅している感じはとても味わえます。

 

 

道中は危険地帯と言うこともあってか、

警官が乗り込んできてパスポートチェックをするポイントがたくさんあります。

 

安心なのか、逆にそれだけ危険って事なのか?

 

パスポートチェック以外は休憩もなく飛ばしていきます。

トイレ休憩すらないのがきつかったです。

 

相変わらず未舗装路はジョーバに乗っている気分ですが、

モヤレから3時間も経つと舗装路がたまに出てきます。

 

6時間くらい経った所で完全に舗装路に移行しました。

 

 

 

お昼過ぎイシオロと言う街に到着。

やっと昼休憩です。

でも、時間はたったの20分。

 

初めての街で、時間制限内にトイレと食事をすませるのはちょっと大変でした。

 

ここでも、乗客が揃おうが、揃わまいが関係ないなしにバスは出発していたので、

まずトイレ、時間があったら食事or食料・飲み物の確保が無難です。

 

バス会社の人はとにかく急かすけど、やっぱり夜遅くにナイロビに着きたくないんだろうなぁ。

 

夜、ナイロビ着が心配な人は、このイシオロで1泊するコースもあるみたい。

 

 

 

未舗装路が終わって、だんだんと通り過ぎる街も大きくなってきます。

 

たまに、民族衣装を着た人も見かけます。

 

道が安定してきたから、みんな爆睡。

アフリカで二番目に高いケニア山を見たかったけど、

あいにく雲で隠れていたため私も爆睡。

モヤレからナイロビにバスで移動

 

これはジャーナリストであるシュンタさんが撮ってくれたもの。

(画質とサイズをブログ用に変更させてもらいました)

 

すごい過酷なバスとは思えないほど、綺麗な写真。

 

これが、プロとアマの違い。

厳しい世界でやって行く人は違うなぁ。

 

 

爆睡してるウチに景色は変わり、少し高い建物も見えてきました。

モヤレにあるモヤレスターオフィスのお姉ちゃんは「18:00~19:00にはナイロビに着くよ」って

言っていたので、暗くなる前に宿に着けるかと思ったけど、難しそう。

 

19:00頃、ナイロビ市内に入った様子。

でも、すごい渋滞。建物も都会的な雰囲気。

 

窓からは仕事帰りらしき女性が1人で歩くのが見えたり、

そこまで治安は悪くないのかな?とも思えます。

 

かたや、普通の服を着て歩いていた人が、

突然、段ボールを出して道路脇の芝生の上に寝出したり…。

 

近年治安は回復傾向といっても

やっぱり、危ない地域や人もいるんだと実感。

 

 

結局、都会的な雰囲気の場所とは随分離れた、

下町的な雰囲気の道端に到着。

 

バスには白タク(正式ではないタクシー)のお兄ちゃんたちが群がります。

 

ドレッドヘアだったり、ボブ・マーリーの服を着ていたり…。

それは、自由で、個性だってわかっているつもりでも、

ナイロビの治安は悪い!と言う先入観で信用出来ない自分がいます。

 

8人ともナイロビではダウンタウンにあるニューケニアロッジと言う宿に泊まる予定でしたが、

着いた当日タクシーでの移動はやめて、近くのホテルに泊まろうと話し合っていました。

 

バスを降りたところからすぐ近くにホテルがあるので安心。

※宿の詳細は「【ケニア】ナイロビの宿(ホテル)情報」を参照

 

今回は2部屋しか空いていなかったけど、

他のホテルも紹介してもらえました。(そこはWiFi付きだったみたい)

 

夜ご飯はホテルの中にあるドアから隣のエチオピア料理屋に行く事が出来ます。

 

おととい、エチオピアでさよならを告げたはずのインジェラ。

IMG_9945

 

ながーい、ながーい、エチオピアからケニアへの移動でしが、

ここまでは無事に経過していてホッと一安心。

 

明日の朝、ナイロビのダウンタウンに移動します。

 

 

◼︎エチオピアのコンソからケニアのモヤレまで移動した時の記事はこちら。

エチオピアのコンソからケニアの国境の町モヤレに陸路移動(1)。まさかのバスに乗れず・・・でも、ビザの期限は今日まで。

エチオピアのコンソからケニアの国境の町モヤレに陸路移動(2)。1日での国境越えに見事失敗!!

 

 

 

【世界一周ブログランキングに参加中】
下の「世界一周バナー」をクリックすると
「and世界一周-カップル2人旅ってどうなん?!-」の順位がアップ♪
クリックで応援してもらえると
泣くほど嬉しいです!!

↓↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村
※クリックは1日1回有効

 

 

【facebookページで記事更新中!!】
「いいね!」
をすると、
更新した記事をfacebook上で見られるようになります。
もし良ければクリックを♪
↓↓↓

 

 

 

Pocket


コメントを残す

CAPTCHA