高山病になってもうたー!!恐怖のヘリコプター飛行。

トレッキング7日目。

トレッキング継続か、断念かの判断をする朝です。

 

 

朝5時30分くらいに目が覚めました。

 

 

状況は悪く、昨日と変わらず頭は痛いまま。

この状況でトレッキングを継続するのは、難しそう。

 

 

同じくらいの時間には、山田さんも起きていました。

山田さんに状況を話すと、まさかの返答が。

 

 

 

 

 

山田さん)私も頭痛い。

 

 

 

 

 

・・・どうやら、2人して高山病の疑いありです。

 

 

山田さんから話を聞くと、僕が昨日寝た後にインド人のドクターに

インド映画を翻訳してもらいながら見せてもらったとの事。

 

 

その翻訳を理解しようと山田さんも必死で頭を使ったようで、

もしかしたら、それで脳が酸素を消費し過ぎてしまったのかもしれません。

明確な原因はわかりませんが。

 

 

とにもかくにも、高山病の疑いがある2名がいて

トレッキングを継続できるわけもありません。

 

 

ガイドのラムさんが心配して、5時50分頃に部屋に来てくれた際に状況を説明。

 

 

ラムさんの判断で下山が決定しました。

 

 

しかし、決める事がもう一つあります。

どのように下山するか。

 

 

1つはヘリコプターを使って。

もう1つは自力で歩いて。

 

 

僕は、本当にしんどかったので、ヘリコプターが良いと考えていました。

 

 

おそらく、山田さんもそうでしょう。

 

 

ところが、山田さんの口からこんな一言。

 

 

 

 

 

 

山田さん)本当悔しい。

 

 

 

 

 

 

僕)(おやおやどういう事でしょう)【心の声】

 

 

 

 

 

 

山田さん)断念する事ももちろんだけど・・・。

 

 

 

 

 

 

僕)(断念する事以外にも悔しい事が何かあるのかな)【心の声】

 

 

 

 

 

 

山田さん)ヘリコプターを使うなんて!!できれば、自分の足で下山したい!!

 

 

 

 

 

僕)!!!!!!!

(まさかの自力下山!?さすがにチャレンジャー過ぎないッ!?

 ハート強すぎッ!!)【心の声】

 

 

 

 

 

 

そんな事を思いながら、僕から一言。

 

 

 

 

僕)本当に必死になれば下山できなくはないけど、必ず良くなる保証もないと思うんだよね。

 

 

 

 

 

山田さん)・・・。確かに。悔しいけどヘリコプターにする。

 

 

 

 

 

 

 

 

僕)(危ねぇーーッ!!自力で下山するところだったぜッ!

   よくぞヘリを選んでくれたッ!)【心の声】

 

 

 

山田さんの好判断で、ヘリコプターで下山する事になりました。

 

 

ガイドのラムさんが、ツアー会社にヘリコプターを要請してくれて、

8時頃にヘリコプターがロブチェへ到着。

ネパール ロブチェ ヘリ

 

荷物を持って、すぐに乗り込みます。

 

 

パイロットの方の配慮で、目的地であった

エベレストベースキャンプ周辺まで飛んで行ってくれました。

 

 

そこには、予想を越えるテントの数。(写真左下に少し見えます。)

エベレスト登頂を目指している人の多さに驚きました。

ネパール ロブチェ ヘリ中①

 

その後、ヘリコプターはエベレストトレッキングの

スタート地点であるルクラへ。

 

 

滑走路(写真中央)の脇に着陸する瞬間。

ネパール ロブチェ ヘリ中②

怖すぎです。

 

ルクラで別のヘリに乗り換え、宿に戻ります。

 

ヘリを待つ間、しんどさの余り明後日の方向を見ている山田さん。

ネパール ルクラ 山田さん

 

3時間くらい待って、やっと乗り換えのヘリが来てくれました。

ネパール ルクラ ヘリ

 

宿があるカトマンズに向かいます。

 

ヘリからの風景。

ネパール ルクラ 雲

 

雲の中を飛ぶ時に周りが真っ白になるので、怖すぎます!

 

ヘリから地上が丸見え。

ネパール ルクラ 地上

 

僕、高所恐怖症ですけどッ!!

 

 

恐怖のヘリコプター飛行を終え、カトマンズの空港へ到着。

 

 

その後、僕たちが拠点にしていた宿に戻り、病院へ。

ネパール カトマンズ 病院

 

病院では検査をして点滴を打ちました。

ネパール カトマンズ 病院

 

薬をもらって、ドゥルバさんの日本人宿へ。

明日の午前中に改めて病院に行って、治療終了のようです。

 

 

高山病の件では、現地の多くの方々に助けて頂きました。

本当に感謝しています。

 

 

高山病は本当に怖い病気です。

 

 

今回のトレッキングで僕たちが経由する予定だった地域で、

1人亡くなったとガイドのラムさんから聞きました。

 

 

今後、より安全な旅をするために危険に対するアンテナを張って、

事前の情報収集をしていかなくてはならないと実感しました。

 

 

山田さんの世界一周で絶対やりたい事リストには、

タンザニアにあるキリマンジャロの登山があります。

 

 

今回の一件を生かして、安全にキリマンジャロ登山に登りたい思います。

 

 

ちなみに、今回のヘリコプターや病院の費用は、

加入していた海外旅行保険で賄う事が出来ました。

 

 

世界一周スタート直後に保険の重要性を体感です。

 

 

明日は療養に専念したいと思います。

 

 

 

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