日本からは遠く馴染みのないアフリカですが、
世界を旅する人の中では、主に東側を縦断する人も少なくありません。
東側は西側と比較してビザが取りやすかったり、
移動の手段がある程度確保されています。
また、近年世界中を震撼させたエボラ出血病も西側
(ギニア、シエラレオネ、リベリアなど)で発生しており、
旅行者の足が遠のいている原因でもあります。
私たちは、時間や安全面から考え東側を
エジプトから南アフリカまで陸路で半年かけて移動しました。
(エジプト→スーダン→エチオピア→ケニア→タンザニア→ザンビア→ジンバブエ→ボツワナ→ナミビア→南アフリカの10カ国)
エジプトやスーダンがアフリカに区分されるかは置いといて…。
その上で、今後アフリカを旅したいと考えている方に
良く聞かれた疑問をまとめてみようと思います。
アフリカでテントは必要?
アフリカでテントと聞くと、
野宿をしないといけないのでは?と不安になるかもしれません。
実際、バイクや自転車、徒歩(すごい‼︎)で回らない限り、
それなりに安宿や連れ込み宿がありますので、
停電、断水、南京虫などのトラブルも含めて屋根が付いたベッドは確保出来ます。
(スーダンでは青空ベッドもありましたが)
テントがあった方が【お得】と言うのは、
ボツワナに行くか行かないかで大きく変わってくると思います。
と、言うのも、ボツワナでは安宿がない地域があり、
その代わりテントサイトを確保している高級または普通のホテルが点在しています。
このテントサイトは我々バックパッカーが利用するため…
と、言うより、
「せっかくボツワナに来ているんだから、テントで自然を味わいたい!」
と、言う自然志向派のアウトドア大好き欧米人のためにあるのだと思います。
なので、テントサイトには電源や綺麗なシャワー・トイレが
設置されている場合が多く、割と快適に過ごすことが出来ます。
ボツワナにおいて、一番テントが活躍するのが、
カサネに宿をとる場合ではないでしょうか。
カサネには「チョべ国立公園」があり、
ボートサファリなどを格安で楽しむ事が出来ます。
この地域にはおそらく南部アフリカで泊まれる安宿の平均である
1,000〜1,500円の安宿がなく、どちらかというと高級ホテルが点在しています。
カサネには1泊しかしない、
ザンビアやジンバブエからツアーで参加する場合は、
テントを持つ事のデメリットを考慮して購入を見送ってもいいのかもしれません。
テントを買うメリット
まずはメリットから。
①安さ
これは、何と言っても宿泊費の節約ではないでしょうか。
安宿かないボツワナでは、カサネの高級ホテルに泊まると1万円以上。
テントサイトは900円程度です。
マウンのオカバンゴリバーロッジでは2人での宿泊が、
360プラ(約3,658円 あらかじめ用意されたテントに宿泊する場合)から
460プラ(約4,678円 コテージに宿泊)です。
自分たちのテントを用いて宿泊する際は、1人80プラ(約813円)。
2人だと約1,626円なので、1泊2,000〜3,000円程度の差になります。
ただし、ボツワナ以外だとここまで値段に差はありません。
ジンバブエのビクトリアフォールズでは
ドミトリーが1人15ドル(約1,800円)のところ、
テントサイトが1人8ドル(約960円)と840円の差です。
二人だと1,680円の差。
→ジンバブエ|ビクトリアフォールズの宿(キャンプサイト)情報
ナミビアのウィントフックでは、
ドミトリーが1人150ナミビアドル(約1,500円)のところ、
テントサイトが1人90ナミビアドル(約900円)と600円の差です。
2人だと1,200円の差。
私たちが購入したテントは約2,800円だったので、
どこかに1〜2泊したら元は取れる計算になります。
まあ、あとは
②プライベートな空間が確保できる
③蚊帳の代わりになる
と言ったところでしょうか。
テントを買うデメリット
では、デメリットについてです。
①荷物になる
一番大きい問題は、かさばる事ではないでしょうか。
中国製のテントで壊れやすそうですが、とても軽いです。
実際に測ってはいませんが、約500g〜1kg程度ではないでしょうか。
普通の登山用のテントは、最軽量のものでも1kg前後。
軽さは文句なし。
ただ、いくら軽いといっても荷物を増やす事には抵抗がありますよね。
②雨漏り
使うごとに撥水性が弱まります。
そんなに雨の降る事が多くない南部アフリカですが、
私たちも何度か雨に降られました。
木の下や屋根があるテントサイトもありますが、
荷物まで浸水した事もあります。
③安全性
大きなバックパックは1人分しかテントに入らなかったので、
寝る際にはもう一つのバックパック(コロコロ機能付き)を外に出して、
南京錠とワイヤーで固定していました。
さらに、購入したテントはチャックが一方向にしかありませんでした。
と、いう事は南京錠がかからない!
外出する際は、貴重品は宿にある貴重品ロッカーを利用、
またはもって移動していました。
チャックはワイヤーロックを利用すれば、
なんとか掛かった風に見えるので、盗まれてもいいや!と言う感じでした。
※幸いな事に実際に盗難の被害には会いませんでした。
④マットレスが必要
あればとても快適に過ごせますが、私たちは寝袋や冬服を下に敷いて、
マット代わりにしていました。
⑤故障
テント生活を開始して10日目くらいでテントの記事が破けました。
たまたま数日前に裁縫セットを購入していたので縫いました。
その後は、破けそうで破けないギリギリのところを頑張ってくれました。
1ヶ月くらい使用している人でポールが折れてしまった人もいました。
テントはどこで買えるのか
私たちがアフリカを南下してきた際は
ケニアのショッピングセンターで買うと言った情報が多かったです。
しかし、実際にテントサイトの設備をもっている宿が出てくるのはザンビア以降。
その間、使わないかもしれないテントを持ち歩く事になります。
私たちは直前までテントの購入をどうするか悩みましたが、
ザンビアのリビングストンで安価なテントがあったため購入する事にしました。
280クワチャ(約2,800円)。
アフリカ大陸では約1ヶ月お世話になりました。
その後、南米のフィッツロイ登山、イースター島でも使いました。
南米まで持ち込む場合、
フィッツロイのテントサイトは林の中なのでたぶん大丈夫ですが、
パイネなど本格的なトレッキングをする場合はあまりオススメできません。
パイネでは安くちゃんとしたテントが借りられます。
また、イースター島でも持ち込むテントと元々設置してあるテントの
宿泊費はほとんど変わりません。
長くなりましたが、以上です!
テントの重要度はボツワナに行くか行かないかで変わります!
と、
個人的にはテント生活とても楽しかったのでオススメです!
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