日本からは遠く馴染みのないアフリカですが、
世界を旅する人の中では、主に東側を縦断する人も少なくありません。
東側は西側と比較してビザが取りやすかったり、
移動の手段がある程度確保されています。
また、近年世界中を震撼させたエボラ出血病も西側
(ギニア、シエラレオネ、リベリアなど)で発生しており、
旅行者の足が遠のいている原因でもあります。
私たちは、時間や安全面から考え東側をエジプトから
南アフリカまで陸路で半年かけて移動しました。
(エジプト→スーダン→エチオピア→ケニア→タンザニア→ザンビア→ジンバブエ→ボツワナ→ナミビア→南アフリカの10カ国)
エジプトやスーダンがアフリカに区分されるかは置いといて…。
その上で、今後アフリカを旅したいと考えている方に
良く聞かれた疑問をまとめてみようと思います。
アフリカの治安について
アフリカの治安って大丈夫???
はい!大丈夫です!
と、胸を張っては言えませんが、
他の国と同じように気をつけていれば、
ある程度の犯罪には巻き込まれずに済むと思います。
人から聞いた話は、いろんな尾びれが付いて
事実と違う部分も出てきてしまうと思うので、
私たちの話、私たちが実際に会った人の話をまとめたいと思います。
強盗被害
エジプトであった大学生トノくんの話。
場所:タンザニアのダルエスサラーム
被害:PC以外の貴重品など諸々
内容:前日、何人かの欧米人と一緒にあるホテルに宿泊。
翌朝、欧米人はすでにチェックアウトしていました。
トノくんは離れた所にあるバスターミナルに行くためタクシーで移動しようとしていました。
すると、前日にしたその話を覚えていたレセプションのお兄さんがタクシーを呼んでくれていました。
気を利かせてくれたのだと思い、乗車。
なぜか、レセプションのお兄さんも助手席に乗車しました。
理由を聞いても分かりません。
しばらく走ると、もう1人男が乗ってきました。
そして、しばらくするとまた1人。
この時、トノくんは覚悟を決めたと言います。
「これは強盗だ」。
明らかに異様な車内で、冷や汗を流し、とにかく命だけは守ろうとじっと耐えていました。
そして、その時が来ました。
人気のない路地。
男たちはトノくんに降りるように命じ、根こそぎ金品を奪いました。
その後は、すぐにダルエスサラームから去るよう言い放ち、
ある程度のバス代と、残された荷物と共にバスターミナルに降ろされました。
ダルエスサラームから離れさせるのは、地元の警察に相談されないようにするためです。
幸いにも、取られなかった唯一の貴重品であるパソコン、
バスで出会った欧米人に助けられダルエスサラームから離れる事が出来たそうです。
※ダルエスサラーム、ナミビアのウィントフックで良くあるそうなのでご注意を。
※写真はイメージです
詐欺・騙しの被害
エチオピアを一緒に旅したゆりちゃんの話。
場所:エチオピアのラリベラ
被害:5,000円ほど
内容:事前の情報だとラリベラからメケレまでの直通バスはありません。
しかし、ラリベラで会った男は直通バスを手配できると言ってきました。
近年交通事情が良くなってきているため、
そのようなバスが出来たのか?と思っていたそうです。
※写真はイメージです
「あなたの他にもフランス人と日本人の客がいる」と言い、
オフィスにも案内され(実は違うツアーのオフィスだった)うまく安心させてきたと言います。
実際にはバスは手配されておらず、追加のお金を払って、ローカルバスで行く羽目に。
お金を騙された事もそうですが、ローカルバスでの移動、
それに加えもともとのエチオピア人のウザさが加わり、
メケレであった時には本当にぐったりしていました。
詳しくはゆりちゃんのブログに記載されています。
→ラリベラ⑶ 【犯人写真あり】詐欺師に引っかかり号泣。 教訓6つ生まれる。
犯人の写真もあるので、ラリベラに行く際はこの顔にお気をつけください。
※この犯人には、シュンタさんとアユミちゃんカップルも騙されたそうです。
常習犯ですね。
エチオピアには純粋で素敵な人や、真面目に働いている方もいますが、
騙したり、ぼったくりをする人の比率がとても高く私たちの疲れの原因にもなりました。
それも、楽しいんですがね。
スリ・盗難の被害
これは、世界中でありますが、アフリカ各国でも、もれなくあります!
(ケース1)
場所:エチオピアのアディスアベバ空港
被害:iPhone6
内容:空港の到着ロビーでポケットにしまったiPhoneをスられた
(ケース2)
場所:エチオピアの南部の田舎町のホテル
被害:カメラや衣類など
内容:客引きに付いていったホテルで、鍵をかけて外出。
帰宅した際には、バックパックが荒らされ、カメラや衣類などを盗まれた。
自前の南京錠で2重ロックがかけられるホテルではなかったため、
おそらく宿の人が合鍵を使って侵入したと思われます。
※写真はイメージです
(ケース3)
場所:ナミビアのウィントフックのホテル
被害:タバコと携帯の充電器
内容:宿で目を離した隙に、タバコ1ケースが紛失していました。
また、別日には挿しっぱなしにしていた、携帯の充電器がなくなっていました。
※この宿は盗難宿としても有名です。
ナミビアの日本大使館の方も、宿での盗難被害はこの宿が多いと言っていました。
私たちも、冷蔵庫に名前を書いて、袋に包んでしまっていた豚肉を取られました。
なぜか、袋と豚が入っていたケースだけが冷蔵庫で冷やされていました。笑
その後は、袋を4回くらいコブ結びにする事で被害にはあっていません。
基本的にはいい宿なので、身の回りの物に気をつければ大丈夫です。
私たちが旅する中で一番危なかった瞬間
1度だけ銃を向けられたことがあります。
これもエチオピアです。
→シミエン国立公園-エチオピア世界遺産-(5)|旅で感じた最大の恐怖「僕を狙う拳銃」。
政府の運営している信用できそうなオフィスで頼んだトレッキングガイドに騙されて、
お金を取られました。
トレッキングの際に、荷物を運んでもらうために使用したミュールのお金を払ったのに、
途中からミュールがいなくなりました。
私たちの他に、もう1組トレッキングチームがあり、
おそらく、共用でミュールを使用していました。
(私たちも、そのグループも本来は1組、1頭のミュールを頼んでいました。)
そのグループとは途中でコースが違ったため、
ミュールはそちらのグループについて行きました。
ガイドはミュールの代金を2重に徴収し、余りを持ち逃げしていました。
それ以降、すべて自分たちで荷物を運ぶ事になりました。
後日、その事で、ガイドにお金を返すように要求すると、シラを切られ、逆ギレされました。
そのまま、引き下がれば良かったのですが、
私も憤慨してしまい、それに怒ったガイドが自宅から銃を持ってきました。
そして、私を見つけられなかったガイドは、りょうくんを狙おうとしました。
幸い、周りには猟銃をもったスカウトマンを呼ばれる原住民の方々がいて、
そのガイドを取り押さえてくれました。
このガイドは逮捕され、3ヶ月ほど謹慎処分になったそうです。
この事件に関しては、冷静に周りを見れず、大切な人を失う所でした。反省。
ガイドのメトコ(騙される前)。
どうでしたか?
アフリカ、安全でしょ?
基本的には、私みたいな軽率な行動を取らなければ、
命を取られるほどの犯罪は滅多に起こりません。
ただし、世界中どこでもテロや偶発的な犯罪や事件に巻き込まれる可能性はありますので、十分に注意したいですね。
今回、アフリカで実際にあった問題を書きましたが、
他にも小さいものから大きなものまで沢山あると思います。
こんな被害にあう事もあるんだよ~と、頭の片隅に入れていただき、
安全で楽しいアフリカ旅を送っていただけたら嬉しいです!
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