キリマンジャロ登山について、
わかる事についてまとめました。
●ツアー会社
私たちがお世話になったのは、「キリクライマーズ」という会社。
バックパッカーではこの会社を使う事が多いです。
ディレクターのジャスパーは日本人にも慣れていて、話が早いです。
現地予約も出来るし、ネット上で予約も出来るみたい。
泊まっているキリマンジャロバックパッカーズで会った、
登山家夫婦タクミさんとヒカリさんは別の会社で行く事に。
私たちは若干もめたかな?
私たちはジャスパーに一任したから大丈夫だったけど、
イスラエル人は「もう少し多く払ってくれ」と言われていました。
チップも大切な収入源のため、もらえたら嬉しいし、
少なかったら生活にも影響します。
日本の感覚だと、なんで会社から十分な給料がでないのか?って思ってしまうけど、
そういう国や会社もあるのです。
●ルート
キリマンジャロ登山にはいくつか登山ルートがありますが、
観光客が利用するのは主に3つ。
マラングルート
・全行程山小屋泊
・通常4泊5日~5泊6日
・もっとも時間をかけずに登る事が出来る
・ゆえに高山病も多い
・山小屋なので安心
マチャメルート
・全行程テント泊
・通常5泊6日~6泊7日
・景色が良いと言われている
・マラングルートと比較して高山病になりにくいと言われている
ロンガイルート
・全行程テント泊
・通常6泊7日~7泊8日
・途中の山に寄る事も出来る
・日本人は少ないが欧米人はたまに使っているルート
・工程が長いので山を楽しめる
下山時の道について
→マチャメやシラルートは下山でムエルカルートを利用。
マラングやロンガイルートはマラングルートで下山。
→ムエルカルートを1泊2日で往復するツワモノもいるそう!!!
私たちは景色も楽しみたいのでマチャメルートにしました。
5泊6日で行きましたが、他のツアー客とペースを合わせる必要もあり、
4泊目のサミット(頂上へアタック)前の睡眠があまり取れませんでした。
サミット後の休息も取れなかったため、
ほぼ2日間起き続ける事になりました。
個人のツアーだったり、ペースが早い人(出発時刻も守れるグループ!笑)でしたら、
5泊6日でも大丈夫だと思います。
しっかし頂上まで行きたい人は6泊をお勧めします!
●申し込み内容
キリクライマーズと契約した際に、
支払ったお金の中に含まれる内容を記載します。
・入山料など国立公園側に支払う費用 690ドル
→各ゲートでクレジットカード払い
支払い上限に達したなど、エラーになる事もあるので、
その際にツアー会社に立て替えておいてもらえるか確認しておくと安心
・ガイド、ポーター、コックなど登山に必要な人
1人あたり3人のポーターが着くそうで、登山はとっても大人数!
・登山に必要な服などのレンタル
防寒着、靴、ストック、水筒、ヘッドライト、雨具、バックパック、帽子など
下着以外のすべての物が貸し出せると思います。
サミット日に関しても、借りた物で十分対応できます。
ただ、中国製だったり、壊れやすそうな物もあったので取り扱い注意です。
・チップ
ガイド・サブガイド・ポーター・コック・ウエイトレスなどなど…
職種も人もたくさんなのでチップは込みで交渉しました。
相場はスタッフ全員分で1人あたりの負担は200~300ドル程度と思われます。
一緒にいったイスラエル人や電車であった欧米人は300ドル払っていました。
・前後の宿泊費
泊まっていたキリマンジャロバックパッカーズの宿泊費を3泊分払ってくれました。
高度順応を兼ねてジャスパーのお家にお邪魔する事も出来るそう。
※領収書もくれますが、一応内容を紙に書いてもらった方が無難だと思います。
登山前のランチもご馳走になりました。
ちなみに支払った総額は…
1人1,000ドル!!!
かなり、かなり、低額だと思います。
だって、690ドルは国立公園に支払っていますからね。
ジャスパーありがとう!!!
●個人で必要な物
レンタル以外で必要な物です。
・日焼け止め
・サングラス
・汗拭きシート
おやつのクッキーとかは十分もらえました。
サングラスは日差しだけでなく、砂ホコリもすごかったので必要でした。
私たちはオフィスに預けるギターを登山に持っていくものと勘違いされ、
バラフキャンプまで運んでもらちゃいました。
りょうくんは、せっかくだから、ギターの練習でもしようかと意気込んでいたけど、
時間的にも体力的にも出来ませんでした。
事前に相談すれば、いろいろ運んでくれそうでした。
●レスキュー
入山時に国立公園側に対し1人20ドルのレスキュー費用を払います。
(入山時、いろんな費用とまとめて690ドルクレジットカード払い)
私たちは頂上から下山する際に、高山病症状が悪化。
高山病は高度を下げれば症状が改善する!と思い、ガイドとともに小走りで下山。
それでも、症状は良くなる所か悪化しました。
高度を下げるといっても、5,000m前後の標高ではまだ走ってはいけませんでした。(笑)
4,600mのバランコキャンプに着いた時には50m先のトイレに行くのに10回程度休憩。
ちょっとでも歩けば息切れ→呼吸苦→頭痛→吐き気が襲ってきました。
バランコキャンプで少し休憩したけど、
症状は良くならなかったのでレスキューを要請できないかガイドに相談。
レスキュー費用を払っていたので、
あたりまえにそのサービスは受けられると思っていました。
ガイドが色々やってくれて、少し降りた所にレスキュー隊(?)が来るから行こう!と
ガイドとサブガイド2人に支えられながら下山開始。
でも、歩けど歩けどレスキューはきません。
何回か確認すると、「レスキュー隊はゲートまで降りないとこない」と…。
実際、ガイドは手配してくれたけど国立公園側に不手際があったように思えました。
ムエルカルート(マラングやシラルートの下山に利用されるコース)は、
ムエルカゲートまでしかレスキュー車は入って来れません。
そこまでは、たまに一輪車を大きくしたようなレスキュー担架があるので、
ガイドやポーターに輸送してもらうしかありません。
(最低4人、通常6~8人で運ぶそう)
私たちのガイドは、それを知ってか知らずか、
サブガイドと2人で私たちをサポートしてくれたので、
担架はあれど使えず…。
結局、ガイド2人に支えられながら3,600mのキャンプサイトに到着。
でも、この日は3,000mのキャンプサイトまで降りないとなりません。
幸い症状は軽快してきたので、ここからは自力で降りました。
チーフガイドとサブガイドには、「レスキューありがとうチップ」を渡しました。
(3万シリング/1万シリング)
また、頂上からバランコキャンプまでサポートしてくれたポーターにも1万シル渡しました。
あとから知りましたが、実際、レスキューにチップがかかるそうです。
(1人あたり2万シルが相場)
もちろんチップは保険対象外だと思うので、
たくさんの人に担架で運ばれなくて良かったと思いました。
(それは、幸い大事に至らなかったから言える事ですけどね)
◼︎1,2日目の記事はこちら。
→【タンザニア世界遺産】キリマンジャロ国立公園(1)。幻想的な星空が広がる標高3,800mのシラキャンプへ!!
◼︎3,4日目の記事はこちら。
→【タンザニア世界遺産】キリマンジャロ国立公園(2)。星空・雲海・巨大岩…絶景が広がるマチャメルートは鉄板!!
◼︎5.6日目の記事はこちら。
→【タンザニア世界遺産】キリマンジャロ国立公園(3)。念願のサミット挑戦でりょうくんが流した涙。果たして、無事に登頂できたのか?
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2 comments to this article
ヒカリ
on 2015年12月5日 at 8:53 AM -
お礼が遅くなってゴメンなさい!
私達のブログリンクを貼り付けて頂きありがとうございます☆
まだアフリカなんですかね??
またどこかの山で会いましょう(≧∇≦)
yukky
on 2015年12月19日 at 4:45 PM -
ヒカリさん。コメントありがとうございます!やっとケープタウンに辿り着きました!!!早く南米の山にも登ってみたいですアコンカグアの記事楽しみにしていますね〜!!!