スーダン徹底ガイド|スーダン観光を決断できない全ての旅行者へ!!

 

 

エジプトからアフリカを南下していく際に「スーダン」と言う国を

通るか、飛行機で飛ばしてしまうか悩みました。

 

 

特に見所もなさそうだし、よくわからない…

地球の歩き方にも載っていません!

地球の歩き方はエジプトor東アフリカ(エチオピア・ケニア・ウガンダ・タンザニア)です。

 

 

なので、スーダンについて行った範囲でわかる事だけまとめました!

 

同じようにスーダン入国を悩んでいる方や

スーダンってよくわからないと思っている方の参考になれば幸いです。

 

 

私たちのルートはエジプトのアスワンからバス+船で入国、

国境の街ワジファルファで1泊し首都のハルツーム(現地ではカルツームが通じやすい)へ向かいました。

その後、ハルツームから不思議な山が見えるカッサラーへ行き、

そこから1日でエチオピアの国境を越えました。

 

 

計5日間という短いスーダン生活です。

 

 

まずは、たくさんあって書ききれない

スーダンの大変な所から…

 

 

●スーダンの大変な所

 

・外国人登録が大変

なんといってもコレでしょう!

他に外国人登録が必要な国があるのでしょうか?

 

街中にある登録所またはハルツームにある空港で登録することが出来ます。

1人385ポンド(約4,810円)でした。

 

スーダン ハルツーム レジストレーション

外国人登録に必要なレター

 

 

ハルツームの街中にある登録所は2箇所に分かれているらしく、

移動の必要もあるそうです。

 

 

・ATMでお金がおろせない・クレジットカードが使えない事が大変

アメリカの経済制裁の影響があるそうです。

 

実際に試していませんが、街中にあるATMから現地通貨は下ろせないそうです。

 

ATMは現地の銀行に口座を開いていれば使えそうです。

 

どうやって現地通貨を獲得するかと言うと

ドルまたはエジプトポンドからの両替が一般的です。

 

両替は闇両替が存在します。

何ヶ所かに分けて両替しました。

 

アスワン(エジプト)

エジプトポンド→スーダンポンド 1エジプトポンド=1.1スーダンポンド

 

ワジファルファ(スーダン)

バスターミナル

エジプトポンド→スーダンポンド 1エジプトポンド=1.16~1.17スーダンポンド

 

街中の商店

エジプトポンド→スーダンポンド 1エジプトポンド=1.2スーダンポンド

ここはエジプト人と一緒に行ったため良いレートで交換してくれた可能性あり

細かいお金は基本的にレートが悪い(×1倍)か両替してもらえません。

 

 

ハルツームではレートが悪くなるみたいなのでワジファルファまでに、

両替は済ましておいた方が良さそうです。

 

 

私たちは2人で

2,165エジプトポンド=2,545スーダンポンド(×1.176倍)に変えて、

5日間過ごしました。(外国人登録含む)

 

 

正規レートは

1スーダンポンド=19.7円

1エジプトポンド=0.78スーダンポンド

闇レートはかなり良いです。

(2015年10月現在)

 

 

アメリカドルからの両替はしていませんが、レートは良いみたいです。

逆にスーダンポンドを外貨に変える際は、とてもレートが悪いので、

うまく使い切るように計算すると良さそうです。

 

ガラバット(スーダン)

スーダンポンド→エチオピアブル 1スーダンポンド=2.3エチオピアブル

正規レートは1スーダンポンド=3.46エチオピアブルです。

(2015年7月現在)

 

私たちはメテマ(エチオピア国境)からゴンダール分のバス代を確保したかったので、

ここで両替しました。

メテマ側の銀行でも両替できるみたいです。(ドルのみ?)

 

 

 

・入国が大変

特別大変という訳ではありませんが、英語が通じにくく

かかる費用もバラツキがあります。

 

ナセル湖

バスごと乗った船

 

以前は週1回の船しかなかったため、もっと大変だったようです。

 

私たちの時はビザ代や外国人登録の他に50エジプトポンド(約750円)かかりました。

所定の用紙に名前やパスポートナンバー、滞在ホテルなどを記入して、

別のカウンターで代金を払いました。

 

警察関係の書類との事で、滞在中に警察に求められたら見せれるように携帯しておくらしです。

一回も見せた事はありませんでした。

 

また、イスラエル入国スタンプがある人はビザが取れても入国出来ない事もあるそうです。

近しい人ではスタンプがあっても入国出来ない人はいませんでした。

 

 

 

・WiFiが少ない事が大変

ネットが大好き!と言う人でなければ、そんなに困らないかもしれませんが

情報収集や連絡を取りたい人は不便かもしれません。

 

 

基本的にWiFiができるのは、ハルツームの中級以上のホテル

ハルツームのショッピングセンターにあるカフェです。

 

 

私たちの泊まっていたホテルは速度が遅いながらも使えました。

しかし、中国と同じなのか閲覧制限がかかっているような様子もあり

見る事ができないサイトが多くありました。

(PCからであればエラーページを消して見る事が出来ました)

 

 

情報収集が必要な人はエジプトまでにある程度した方が良さそうです。

 

 

・宿が監獄な事が大変

地方に行けば行くほど、監獄レベルと言われる宿が多くなります。

カッサラ 宿

 

暑すぎるからなのか、虫の被害は聞きませんでした。

そして、とっても暑いスーダンでは青空ベッドと言うものが有名です。

 

蒸し蒸しした室内で寝るよりは、風が吹いている外に

ベッドごと持ち出して寝てしまおう!という発想です。

 

荷物の管理とセクハラに気をつければ案外快適かもしれません。

残念ながら、私たちは経験する事なく通過しました。

 

少し、お金をだせばクーラー付きの宿に泊まれます。

 

スーダンではこれをクーラーを呼びますが。笑

生ぬるい空気がたまに出てきますが、無いよりはマシです。

 

 

 

・見どころが少ない事が大変

スーダンで登録されている世界遺産は2つです。

 

行くのが大変な事とあまり興味をそそられなかったので断念しました。

 

ハルツームでは白ナイル側と青ナイル川が合流する地点を見る事が出来ます。

 

ハルツーム ナイル川

 

ただの、濁流でしたが…。

 

スーダン暫定1位の見どころはカッサラーです。

これは、すごかった。

 

カッサラ タカ山

 

スーダンに入ってからずっと砂漠。

まさか、こんなものが砂漠の中に突如として現れるとは…!

 

他に見どころが発見出来ませんでした。

なにかあれば教えて下さい!

 

 

 

・バス移動が大変

長距離バスは中国のおかげで道が舗装され、バスも快適な車両が提供されています。

ただし、長距離バスターミナルは町から遠いのでタクシーで行か無いと厳しいです。

ワジハルファ ハルツーム バス

 

そして、快適な車両が多いためか、エアコンがガンガンでとても寒いです。

音楽もガンガンなのでうるさいです。

音楽の他にはアッラー(イスラム教徒が信仰している対象)の説明を思われるビデオや

コメディ番組などが録画で流されます。

 

長距離バスは1ポンドくらいのお菓子と化学製品の味がするジュースをくれます。

 

勘弁して欲しいのは預け入れ荷物に「油性マジック」で番号を書かれる事。

ハルツームからカッサラー行きは確実に書かれるので、書かれる場所を検討しておきましょう。

 

バス 移動 マジック

 

 

短距離バスはとにかく捕まえにくかったです。

スーダン ハルツーム エチオピアビザ

自家用車の所有率が低いスーダンではバスがとても身近な乗り物。

バスが来たと思っても乗り込め無い事が多々ありました。

また、英語が通じる人が少ないので、目的地に行くかどうかは運に任せる事が多々ありました。

 

 

 

●頑張ってみつけたスーダンの良い所

 

 

・とにかく人が優しい

国民のほとんどがイスラム教徒であり、ぼったくられる事も少なく優しい人が多かったです。

 

私たちは中東・エジプトから回ってきたので、特にスゴイ!とは思いませんでしたが、

エチオピアから入国すると、その国民性はアッラーの様に映るのではないでしょうか。

 

実際、道案内をしてくれた人が「暑いでしょ?これ、飲みな」

冷たい水を1人1本買ってくれたり、

路上でシャイを飲んでいると、おじさん達がおごってくれたりしました。

会って数秒~数分の出来事です。

スーダン ハルツーム エチオピアビザ

 

カッサラー バスターミナル

ガラベーヤを着た2人組みがシャイをおごってくれました

 

 

偶然出逢った、ただの旅人(と思われる小汚い東洋人)に、

そこまで優しく出来るでしょうか。

 

この優しくされた経験をお返しする事は出来ませんが、

回り回って誰かに差し伸べられるようにしていきたいと思いました。

 

 

・シャイとフールが美味しい!

シャイはインドのチャイに似て、砂糖たっぷりのアレです。

香辛料が効いていて良い香り。

ハルツーム シャイ屋

ミルクシャイも常備されていました。

また、エジプトでも有名ですがハイビスカスティーも定番です。

ハルツーム シャイ

一番左がハイビスカスティー

フールは見た目はグロいですが味は良かったです。

食べ物のレパートリーが極端に少ないスーダンでは頻繁に頼みました。

ハルツーム フール

豆の煮込みに生の玉ねぎ、トマト、チーズなどを乗せたもの。アエーシェ(パン)と一緒に食します。

 

フール以外の食べ物は、路上でモクモクと煙を出して焼かれている肉(写真右)も美味しかった。

ハルツーム 屋台

首都ハルツーム。未舗装の道路がほとんど。お店も屋台形式がほとんど。

 

 

特に、カッサラーでは羊を石火で焼いていて、肉も柔らかくビールのつまみにもってこいでした。

イスラム県だからビールないけど!

カッサラー 肉 羊

 

 

 

・物価が安め

すごい安い訳ではありません。

 

ビザ(50ドル)や外国人登録(385ポンド)など諸々お金はかかります。

ただ、闇両替が存在する事もあり、物価はアフリカの中でも安い方だとは思います。

(アフリカは南部に行くにつれ物価が高い)

 

 

 

●その他

2011年に南スーダンがスーダンから独立しています。

 

長期の紛争から解放されたかのように見えますが、

国内ではまだ混乱が続いている様です。

 

私たちは南スーダン側へは行かなかったので、状況はわかりません。

 

 

 

以上、私たちが5日間という短い間で感じたスーダンです。

 

旅の途中で会った人達もスーダンに関しては同じような思いを抱いていました。

 

「ビザや外国人登録が大変だけど陸路にこだわりたいから通りました」

 

「時間がないから飛行機でエチオピアまで飛びました」

 

それぞれの旅のスタイルによって変わってきますが、

私たちは行ってみて良かったと思います。

 

 

出国した時は、もうスーダンはお腹いっぱい!状態でしたが、

今はもう一回行ってみたい!笑

 

 

かかった費用や時間、情勢などは変わる事がありますので、

現地の情報を踏まえ、判断をお願いします。

 

カッサラー スーダン

 

 

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