昨日、半端ない浮遊感を感じた死海から、
コーダホテルに戻った後、あるご夫婦との素敵な出会いがありました。
そのご夫婦は、僕たちと同年代で現在世界一周中。
お二人とも、仕事を辞めて旅に出たそうです。
お話をする中で、やはり帰国後の再就職に対する不安が
少なからずある、という事をおっしゃっていました。
完全に同志やッ!!
帰国後めっちゃ心配ですよねッ!!
働き盛りの年で、旅しちゃってるんですからッ!!
どなたでも構いません・・・
僕に仕事を紹介して下さいッ!!
旦那さんが、けーきさん。
奥さんが、ぽろりさんといいます。
今、「ぽろり」で変な事想像した人は、ダメッ!!
ぽろりというのは、学生時代からのあだ名なんだそうです。
けーきさんは、ミスチルファンで最も好きな曲が「I`LL BE」。
この曲が人生の指針なんだ!!
くらいのテンションで、お話してくれました。笑
そんなけーきさんとは、会った初日で意気投合。
結婚なんて極端に言ってしまえば、紙だけの話だよね。
そんな事よりも、二人で深い関係を築く事の方が大切だよね。
みたいな、話で激しく共感し合いました。
さすが、ミスチル好きの考えは、物事の本質を捉えています。笑
そんなお二人のHPはこちら。
HP作成の知識がない中で、こんなレベルのものを作ってるってスゴくないですか!?
よって、勝手にHP作成の弟子にさせてもらっています。笑
今日は、アンマンからワディムーサという町へ移動します。
ワディムーサ。
なんとなく、もさい感じの名前です。
そこに行く目的は、ただ一つ。
ペトラ遺跡ですッ!!
僕が旅に出る前に大量に買った世界一周本には、
必ずと言っていいほど載っていた場所。
ネットを見ても旅人のオススメ度が半端じゃないんです。
ハァ、ハァ、今から
ハァ、ハァ、楽しみ
ハァ、ハァ、です。
すいません、過度の興奮による呼吸の乱れが。
アンマンからワディムーサへの移動にはバスを使います。
ジェットバスというローカルバスよりグレードが高いバスが、
1日に1本走っているようなんですが、節約が常の僕たちは、
より安いローカルバスで移動する事にしました。
まずは、ワディムーサ行きのバスが出ている
バス停へ移動する必要があります。
ダウンタウンのアルフセインモスク前でタクシーを捕まえ
南バスターミナル、ムジャンマ・ジャヌーブへ。
二人で2.5ディナール。
9時45分に出発し、
9時50分にムジャンマ・ジャヌーブに到着。
到着して早々に、
ワディムーサ行きのバスに乗車する事ができました。
なかなか、スムーズな滑り出し。
このまま、ちゃちゃっと、ワディムーサ行けるかもー♪
そうは、問屋が卸さねぇッ!!
そうです。
人生はそんな甘いものではありません。
到着後、すぐにバスに乗車はできたんですが、このバスは乗り合いバス。
満員になるまで出発しません。
僕たちが乗った時点で、乗客ほぼなし。
バス停は閑散としていて、他の乗客の気配なし。
時間の経過と共に、乗客はやってくるものの、
そのペースはとてもゆっくり。
結局、出発できたのは11時頃でした。
料金は一人7ディナール。
14時30分頃に、ワディムーサ到着。
約3時間30分のバス移動でした。
宿は、けーきさんとぽろりさんも
泊まっていたというバレンタインイン。
事前に、コーダホテルのルアイさんから、
バレンタインインに連絡を入れてもらい、
バス降車地まで送迎をお願いしていました。
送迎車を見つけ、乗車。
けっこーな上り坂を送迎車は登っていき、
バレンタインインに到着。
バス降車地から、重い荷物を持って歩いて行くのは大変だと思うので、
バレンタインインに泊まる方は、事前に送迎をお願いしておく事をオススメします。
宿付近は住宅が多く、道端では子供達が遊んでいる様子を頻繁に見かけます。
年齢は5歳〜10歳くらいでしょうか。
その子供達が可愛く、ついつい絡んでしまいます。
そんな中、バレンタインイン付近には
けっこーやんちゃな子供が多いなーと感じていました。
そして、翌日、信じられない事が起こります。
バレンタインインから、
お店が集まる場所へ向かう下り坂を山田さんと歩いていました。
坂の下からは、5,6歳くらいに見える二人の少年が
僕たちの方を見ながら歩いてきます。
僕たちに興味があるんだろうなー、
と思って笑顔で少年二人にアイコンタクトを取ります。
そして、前を歩いていた一人の少年が僕とすれ違います。
その瞬間。
カチッ!!
右手を素早く僕の顔の前に振り上げ
僕の目に数㎝の所で、持っていた何かを鳴らしました。
すれ違い様だったので、びっくりした僕は苦笑い。
その時は、びっくりさせやがってー、やんちゃ坊主め。
くらいにしか思いませんでした。
もう一人の少年は、
特に何をするでもなく僕たちとすれ違いました。
しかし、すれ違った瞬間!!
突然、手に持っていたマッチに火をつけ、それを山田さんに投げつけました!!
山田さんには運良く当たらず、マッチは地面に落ちます!!
この状況に、驚くと同時に腹が立つ僕!!
地面を蹴り、少年達に向かって走り出します!!
それに、焦って必死で逃げ出す彼ら!!
しかし、5秒後、僕は一人の少年のTシャツを掴みます!!
そして、Tシャツを力いっぱい引っ張り少年を引き止めました!!
その瞬間、少年が僕の顔を見上げ、
恐怖で顔を歪め、嗚咽にも似たような声を出しました。
しかし、事が重大だったので、
僕はTシャツを掴む手を緩める事はありません。
この時気付いたんですが、どうやら一人目の少年が僕の目の前で、
鳴らした音はライターを着火させようとした音だったようです。
もし、火が付いていたらどうなっていたかわかりません。
事の重大さを、少年達にわからせなければなりません。
そう思っていた時、車で通りかかった男性が、
状況に気づいて車から降り駆け寄ってきました。
そして、
男性)その手を離しなさい!
と僕に対して言い放ちます。
少年がマッチを投げつけてきたから、
捕まえて引き止めているだけなので、手を離すわけにはいきません。
その状況を、男性に説明しますが、男性の主張は変わらず。
男性)まず、その手を離しなさい!
とりあえず、手を離さないと状況は変わらないと思ったので、
仕方なく、手を離します。
その途端、逃げ出す少年達。
この状況に納得できない僕は、改めて男性に状況を説明。
状況を飲み込めた山田さんも、頭にきた様子で男性に状況を説明します。
しかし、男性は申し訳なさそうな様子など全く見せず、
男性)子供のやる事だから。
と言います。
火がついたマッチを投げた事に対して、
子供のやる事だから、で済みますか。
僕は、絶対に済まないと思います。
男性の考え方に僕たちは失望しました。
その後、近くにいた他の男性に状況を説明した時も、
他の男性)子供のやる事だから。
と笑いながら言います。
僕には、この価値観が全く理解できません。
もし、仮に山田さんに火が付いたら、
とんでもない事になっていたかもしれません。
子供に教育をする大人の考えが、こんなんだから、
観光客に火を投げつけるような子供が育ってしまうんです。
ヨルダンの大人が全て同じような考えかはわかりません。
ただ、二人の男性の考えは、本当にショッキングなものでした。
これを、日本との違いという解釈で、納得するしかないんですかね。
久々に、自分の中で、上手く処理できない出来事でした。
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