タンザニアのンダンダにJICAで活動する理学療法士に会いに行ってきた!!

 

 

今日はンダンダにあるサユリさんの病院見学!

 

St.Benedict’s Ndanda Referral Hospital と言う、

ドイツの教会のサポートで設立、運営されている病院です。

タンザニアのンダンダでJICAの理学療法士に会ってきた

病院の近くには綺麗な教会もある

 

 

 

 

ここは病床数300床で、タンザニア南東部で一番大きな病院です。

 

 

ドイツの教会が主体となり運営しているだけあって、

欧米人のドクターに会ったり、施設も思ったより綺麗です。

 

 

 

ンダンダはンダンダスプリングと言う水のペットボトルを生産しているだけあって、

水にはあまり不自由していません。

 

なので、他よりも安定した運営が図れているのかも?と思ったり。

 

 

 

また、日本は建物の中に、病院が収まって?いますが、

ここでは何個も建物があり、渡り廊下で各棟が繋がっている開放的な作りになっています。

 

 

これは、タンザニアの地方の病院ではオーソドックスな病院の作りだそう。

 

 

 

 

 

 

 

まずは、リハビリテーション科の偉い人に挨拶をして、

同僚にも挨拶をして、施設案内をしてもらいました。

 

 

 

ちなみに、理学療法士はこの偉い人1人で、同僚の3人は看護師です。

看護師も3段階あるので、日本でいう看護助手さん的な人が所属してい事になります。

 

 

 

 

最初は、この病院のメインとも言える手術室。

タンザニアのンダンダでJICAの理学療法士に会ってきた

 

ここには3つの手術室があります。

 

 

 

ンダンダはお世辞にも大きな街とも、大きな村とも言えない、素朴な村と言う感じですが、

この立派な手術室のおかげで?南東部から手術が必要な患者さんがたくさん運ばれてきます。

 

 

中には、日本の治療と同じように、

直達牽引(骨折に対する治療の一つ。直接、骨に針金を刺して、重りで引っ張るもの)や、

 

創外固定(同じく骨折に対する治療の一つ。直接、骨に針金をさして骨折部を整復、固定するもの)をしている患者さんもいました。

 

 

手術でもっとも多いのは、帝王切開。

ついで、整形外科的処置だそう。

 

 

まだまだ、新生児死亡率が高いアフリカですが、

少しずつ周産期治療が浸透してきているのかもしれません。

 

 

 

病床数も周産期関連が最も多く占めていました。

 

ちなみに、手術はだいたい4~5名のスタッフで行われるそう。

執刀医、助手、麻酔医、看護師1~2名だそうです。

 

 

ただ、手術にも莫大なお金がかかり、器具も十分ではないため、

まだまだ、ごく一部の人の治療である事には変わりありません。

 

 

 

滅菌室も見せてもらいました。

日本でも入った事はなかったので、違いがわかりませんが、

手術用具もあるため、一通り機材が揃っている様子。

 

 

 

 

次に病室。

その前に…。

治療にあたって、グレードと言うものがあります。

 

アフリカでは、治療費は原則、先払い。

 

 

治療を受けたかったら、受付で診察券(と、カルテ?)を購入します。

 

 

グレードは1~3まであり、保険が使えたり、お金がある人はグレード1の診察券が買えます。

 

 

グレード1の患者さんは個室を使えたり、治療の順番が優先されます。

タンザニアのンダンダでJICAの理学療法士に会ってきた

グレード1の個室

 

 

 

ほとんどの人はグレード3であり、一般の病室になります。

 

 

治療の内容は変わりはないそうです。

 

 

日本の病院では大部屋と言っても4~6人部屋くらいが多いかと思いますが、

ここは20床以上が1部屋に並べられています。

(さすがに写真は撮りませんでした)

 

 

隣のベッドまでは直ぐに手が届く距離。

 

 

でも、1つ1つのベッドに蚊帳が付いていて、掃除も行き届いているので、

思ったより清潔で整備されている印象でした。

 

 

スリランカからヨルダンに飛んだカタール航空の中で、

「風に立つライオン」を見たせい&この病院が普通より綺麗なので、

想像よりも良いと思った事が多かったです。

 

 

 

 

 

そして、特徴的だったのは、

小児科の患者さん、エイズ患者さん専用の外来&建物があった事。

 

 

この2つは、患者さんの数も多く、専門分野である事から別の建物で外来を開いているそう。

 

 

アフリカでは、母子感染やレイプ被害などで感染する事が多いそう。

早めに薬で治療をする事が大切である事を、専門医の先生が熱心に教えてくれました。

 

 

 

どこの部署に行っても「カリブ~!(ようこそ)」「サユリ~!アバリ~(元気)?」と声を掛けられ、私たちの見学もカリブ(ウエルカム)な空気が流れていました。

 

これは、現地とサユリさんとの信頼関係がなければ、成り立たない事。

 

 

サユリさんは、まだまだ上を目指していたけど、現地の人に溶け込み、受け入れられるって事は簡単な様で、簡単じゃない事だと思います。

 

 

 

 

 

そして、薬局。

 

ここでも、エイズの薬の保管はとても多かったです。

 

 

この薬の色。

派手。ってか毒?

タンザニアのンダンダでJICAの理学療法士に会ってきた

 

ピンクとか黄色とか…。

自然界にあったら絶対に口にしないだろう色をしています。

タンザニアのンダンダでJICAの理学療法士に会ってきた

 

 

なんでこんな色になるのか聞いてみたら、

飲むのが楽しくなるようにだって。

 

 

毒々しく見えるけど、確かに少しテンションあがるかも?いや、あがらないか。

 

 

 

 

最後に、リハビリテーション科も見学。

タンザニアのンダンダでJICAの理学療法士に会ってきた

 

4部屋あって、水治療法室や運動療法室などに分かれています。

タンザニアのンダンダでJICAの理学療法士に会ってきた

 

 

物理療法は赤外線治療器を良く使うそう。

タンザニアのンダンダでJICAの理学療法士に会ってきた

 

 

1人しかいない理学療法士の指示を受けて、

看護助手さんが赤外線を当て、消炎鎮痛剤を塗って、

体操などをするのが外来(主に腰痛)の流れだそう。

 

 

 

外来で通ってくる人は、経済的、地理的にも限られている。

 

 

 

 

入院は、脳卒中(CTやMRIはないので、なにが原因かわからないので脳卒中とします)の患者さんや骨折の患者さんが主体。

 

 

個室に入院中の患者さんの見学をさせてもらったけど、

ベッドは高さの調整が出来ないから、座る練習をするだけでも一苦労。

 

 

 

 

入院中の患者さんはリハビリ室に来る事もあります。

(撮影許可はご本人とご家族にいただきました)

タンザニアのンダンダでJICAの理学療法士に会ってきた

全身鏡がある事も、実はすごい事!!!

 

 

 

 

この方は、今日から新しい杖にチャレンジ!

タンザニアのンダンダでJICAの理学療法士に会ってきた

家に帰ってからも家族のサポートが必要なので、

リハビリ内容もちゃんと家族に伝えます。

 

 

 

タンザニアのンダンダでJICAの理学療法士に会ってきた

 

入院中のリハビリ室への送迎は家族の仕事。

 

 

 

タンザニアのンダンダでJICAの理学療法士に会ってきた

カルテ(もちろん英語)を書いて終了。

 

 

 

 

 

 

 

 

骨折では、日本と同じように転倒や交通事故が多いみたい。

 

でも、日本でも良くある、高齢者の大腿骨頸部骨折(だいたいこつ けいぶ こっせつ)

太ももの骨の骨折。頸部は足の付け根あたりが折れたもの。 

は、機具がないのですごい方法で手術されていました。

 

 

通常、骨折部位の状況にもよるけど、

ワイヤーやネイルで固定したり、人工骨頭に置き換える事が日本では主流。

 

でも、現在のタンザニアでは、頸部と言われる部分を人工的に引き離し、

人工的に骨折させたまま治療するそう。

 

 

 

日本では見た事はないけど、確かにある程度痛みが引けば、

折った部分が天然の?人工骨頭になるのかもしれない。

 

 

 

レントゲンも見れないし、実際どうなって行くのか不明な所が多いけど、これが現実だそう。

 

 

 

しばらくは、骨折した方の足に体重を掛けられないので、

病院の敷地内にある木工所で歩行器を作ってもらう。

タンザニアのンダンダでJICAの理学療法士に会ってきた

 

木工所では、杖や歩行器を作ってくれる。

 

 

 

日本で考えたらめちゃくちゃ安い金額。

 

 

 

でも、作るお金がなくて、

その辺に落ちている木を松葉杖の代わりに使っている人は、街中でも良く見かける。

 

 

 

杖を作る事は、ある程度裕福でないとできない事なのだ。

 

 

 

 

それにしても、おばあちゃんのこの表情。

タンザニアのンダンダでJICAの理学療法士に会ってきた

このおばあちゃんも大腿骨頸部骨折の手術後。

 

 

 

骨折した足に体重をかけないように歩行練習中。

タンザニアのンダンダでJICAの理学療法士に会ってきた

 

とても痛そう。気持ちはわかる。とっても痛いのだ。

私は骨折した事ないけど、痛くないわけがない。

 

 

でも、体を動かしておかないと、

全身の筋力が落ちたり、違う病気になりやすい。

 

 

 

時々、悲鳴にも似た声を上げなから、

近くにあるベンチまで頑張って歩く。

タンザニアのンダンダでJICAの理学療法士に会ってきた

 

 

おばあちゃん。

日本のおばあちゃんも頑張ってリハビリテーションして、お家帰っているから頑張ってね。

 

 

つたないスワヒリ語で繰り返し話しをしていると、少し笑顔になってくれた。

タンザニアのンダンダでJICAの理学療法士に会ってきた

おばあちゃんの横に居るのは、看護助手の女性。

 

 

 

 

ちなみに、この辺りの平均入院日数は3、4日。

日本の急性期病院では10日〜15日くらいの所がほとんどだと思うので、

驚異的な短さ。

 

 

タンザニアでは大した事では入院しないけど、

入院したら家族が付きっきりでなければならない。

 

 

なんてったって、ご飯も出ないし、トイレも行けない。

家族がご飯を作って、持ってきたり、トイレの世話をする事が当たり前なのだそう。

 

 

これには、びっくりしました。

 

 

グレード1の患者さんだと、お金を払ってサービスが付くそうですが…。

 

 

付きそう間、仕事も出来ないし、余計にお金がかかる。

だから、早く退院する人が多いのだそう。

 

 

「入院とは、家族にとって一大事」

これは世界共通ですね。

 

 

 

 

 

サユリさんの業務は、

日本と同じようにリハビリテーションを提供する部分と、

日本で行われている理学療法士以上のものを求められる部分があるそう。

 

 

日本では基本的に医師の診断に基づいてリハビリテーションは行われています。

 

 

スポーツ分野とか普段の治療の現場で医師に意見を求められたり、

自分で判断しないとならない事もあるけど、

タンザニアでは全部自分でしなければなりません。

 

 

 

現地の理学療法士もそれが通常の業務であるかのように仕事をしています。

 

 

 

タンザニアでは医師は少なく、

準医師(呼び方を忘れてしまいました、メディカルオフィサー?だったかな)が

日本で言う医師の業務をしている事が多いそう。

 

 

 

だから、リハビリテーションに送られてくる段階で

ちゃんとした診断名が付いている方が少ない。

 

 

10代の少年がおねしょで困っていますとか、

日本ではなかなか聞かない問題で

リハビリテーションに送られてくる事もあったとか…。

 

 

ある日、うまく歩けなくて、

手の震えがあって困っている患者さんがリハビリテーションに送られてきたそう。

 

 

サユリさんの見立て上、明らかにパーキンソン症候群。

 

 

それを、医師に返してやっと治療が始まる。

 

 

リハビリテーションに送られてきて、現場の理学療法士が診断して、治療をしていく。

 

 

そういう流れが出来ているんですね。

 

 

他の先進国のリハビリテーションは、どういう仕組みなんだろう。

 

 

 

日本が違う道を進んでいるのかな?

(理学療法士の資格自体では開業出来ないし。ほとんどの国では開業できるのに)

 

 

 

サユリさんと話してて思ったけど、

ボランティアで来ているようで、こちらが学ぶことも多いみたい。

 

 

日本だけにいたら見えなかった視点で物を見られるようになる。

 

 

言葉では簡単だけど、実際、現場に出て、感じないとわからない。

 

 

 

だから、サユリさんはJICAの任期が終わった後も、

国際協力の現場で働きたいんだって。

 

 

こういう女性。本当にかっこいいなぁ。

 

 

 

病院業務の後は、なんと、学校の先生!

めちゃくちゃ忙しい!笑

サユリ先生の様子はまた次回!

 

 

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