意外と長居をしてしまったカイロを後にして,
南の街・アスワンに向かいます。
今回、ルクソールは飛ばしました！
つい最近、銃撃事件が起きていたし、時間もなかったので。
けっして、暑いし、遺跡とかよくわかんないし…
とか、不純な理由ではありません！！！
アスワンへのバスは
トルゴマーン・バスステーションで前日に購入しました。
（£130・約1,950円）
夕方17時発、朝6時半着の夜行バスです。 
ここからはアキさんと一緒の３人旅！
バスは、地下の電気もついていない薄暗いバスターミナルから一応予定通り出発です。
ここでは荷物代は別途取られました…。
現地の人も渡していたので仕方ないかな。
カイロの渋滞を抜け、郊外に出て行きます。
だんだん日が暮れて、砂漠の大地に変わっていきました。 
工業地帯も多かった
夕暮れ時に休憩。 
休憩する場所に一応建物があるんですが、
アキさん曰くトイレは行けたもんじゃないらしいです。
バスのなかでは爆音で映画が流れています。
途中、銃でバンバン撃たれるシーンがあって、
日本でそういう映画を見てもなんとも思わないんだけど、
エジプト映画で銃が出て来る→銃社会だっけ？！→ルクソールの銃撃戦！！！
と、少しビビり始めました。
睡眠を妨げることこの上ない映画が流れる中、
少しでも休もうと目を瞑ります。
しばらく順調に走っていましたが、
なぜが急停車！
乗客もそわそわしだしました。
なになに？
一体、何が起こっているの？？
近くに英語が通じる人がいないから状況がわかりません。
外に出て行く乗客もいます。
これは大丈夫なやつ？
テロリストとか乗ってこない？
現地の人たちはアラビア語で何か言い合っています。
時刻は21:30頃。
あたりは真っ暗でなんにも見えません。
私たちも外に避難したほうがいいの？
それとも、中でじっとしていたほうがいいの？
さっきの銃を思い出してさらにビビります…。。。
全然状況が読み込めない中、ゆっくりとバスが動き出しました。
どうやら、銃撃戦はまぬがれたようだ！
ふと外を見ると、
フロント部分がぐちゃぐちゃになった車。
人が何人も横たわっている。
交通事故が起きていたたらしいです。
エジプトの交通ルールはあってないようなもの。
信号はちゃんと電気がきていて、
赤や青に点滅しているけど守っている人は見た事ありません。
むしろ守っていたら道路を渡る事が出来ません。
長距離バスもありえない速度で走っています。
郊外に出ると交通量は減りますが、
その分、スピードを上げて走っているので事故も大きくなります。
銃撃戦（これは妄想ですが）と交通事故
アキさんと私は…
「怖いものみちゃったね」
「とにかく無事にアスワンに着く事を願おう」
と励ましながら寝られない車内を過ごします。
働かない蟻のりょうくんですか？
もちろん寝ていましたよ！
世の中知らない事もあった方が幸せですね！
もう、これ以上不安を掻き立てられる事が起こらないように
祈りながらアスワンまでジッと耐えます。
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