夜22:00発のバスに乗ってカイロに向かいます
ダハブのバス停は町から離れているので
バス停までセブンヘブンの車で送ってもらいます
送迎込みで１人£130（約1,950円）
カイロまでのバスは朝１本、夜２本あるみたいです
夜行バスは宿代も浮いて、寝ているうちに目的地に着くのでわりと利用します
ただし座席は普通の観光バスみたいな
少しだけリクライニング出来る程度です 
カイロまでのルートは先日イスラム国から
「絶交？絶滅？宣言」が出された
（あれ、それはイスラエルに対してだったけな？）
シナイ半島を見事に通過するルートです！
つい１〜２週間前もイスラエルとの国境の検問所で
爆破事件があったばかりなので、ビビリながらの乗車です
走り出して１時間… うとうとしだすと 「バスボートブリーズ」
バスのチケットかな？
いや、違うらしい
まわりの人はパスポートやIDを見せている…
そっか！
バスボートというのはパスポートの事だったんだ
アラビア語圏の人は”P”を”B”と発言するため一瞬何言っているか迷います
例えば、ピック（豚）をビックと言っている人が多いです
単なる警官によるパスポートチェックで何事もなく通過
走りだしてさらに２時間… うとうとしだすと
「バスボートブリーズ」
あ〜はいはいパスポートね
鼻が詰まって ”P”が”B”なっているわけじゃないんですけどね〜
警官によるパスポートチェックはまたも何事もなく通過
走りだしてさらに２時間…
「バスボートブリーズ」
もう！全然寝られないじゃん！
警察のチェックが多い事はありがたいんですけどね
態勢を変えて試行錯誤してやっとうとうと出来たくらいの時間に
起こされるのであまり寝られないと思った方が良さそうです
朝方には荷物を外にだして警察犬によるチェックもありました
だんだんゴミも増えてきました（笑）
７時カイロのバス停に到着
タクシーに乗って向かった先は…
ベニス細川家（ダハブから到着するバス停から£20・約300円）
※宿の詳細はこちら。 →【エジプト】カイロの宿（ホテル）情報
ベニス細川家が入っているビルには安宿が３つ入っています
２Fにはスルタン
メリットは階段をあまり登らなくていい事と他と比較して安い事（ドミで£25）
最上階の６Fにはサファリ
一時期日本人宿として多くの旅人が滞在していた宿です
今は片言の日本語が話せるエジプト人がオーナー？でした
ちょっと暗めですが10年前よりはかなり綺麗になっているとの事です
でも、断水が多くて泊まっていた友達は困っていました
ベニスは中でも一番綺麗で断水とは無縁 キッチンもあってとても居心地が良かったです！
チェックインしてさっそく町に繰り出してみました
ベニスが入っているビルの前は果物屋、車のパーツ屋？、おもちゃ屋？などお店がたくさんです
売っているおっちゃん達も旅人には慣れているようで
ちょうど食べていたアエーシェというエジプトのパンとナスのお惣菜をくれました 
エジプト料理…意外とおいしい！
おっちゃん達は英語があまり話せないから日本語⇄アラビア語だけど
「おいしい」「おいしい」と喜んでいると なんとスイカまでくれました！
エジプトに来る前のイメージって ピラミッドを代表とする古代エジプト、
最近は情勢が不安定でテロが多いと言う事くらいでしたが…
エジプト人めっちゃ優しいじゃん！！！
そして、インド以来のこの人懐っこい、
フレンドリーな感じ嫌いじゃありません
むしろコレを待っていたかも？
これは町歩きが楽しみだ〜
通りを歩いているとさっそく少年達に遭遇
「Hi! How are you? Photo! Photo!」
ん〜インドで言われすぎによる「Photo」嫌いになっているので
ためらいましたが せっかくなので写真を撮る事に
これが悪夢の始まりでした…
囲まれて写真を撮っていると
ん？
腰に手を回されてギュッと寄せられます…
エジプト流のスキンシップなのかな？
と、容認していると写真を撮る隙に
ガシッッ！！！
え？
お尻をがっつり触られた！！！
これには「やめて」と言いましたが それくらいじゃ終わりません
どさくさに紛れて私のお尻にタッチするチャレンジをする少年が増えてきます
言っても聞かないので今度は軽く殴りました！
このくそがきが！
これでやめてくれるかな…いや
そんな聞き分けがいい子達ではありませんでした
余計楽しくなってきたみたい…
そうですよね
相手は年頃の男の子
私が怒る事で少年達のテンションはさらにヒートアップ
無視して逃げるしかなくなりました
さすがに追いかけて来なかったけど目の前には別の少年グループが！
しかも何グループも！！！
「Photo! Photo!」
「ジャッキーチェーン」
「チャイナ！チャイナ！」 
大合唱の中道を関わらないようにして進んでいきます
もちろん写真なんか撮りません
それでも、気がつくと20〜30人の少年達に囲まれていました
そして、始まったのが…
タッチ大会！
ターゲットは…
わたし （あ。りょうくんもイロイロ触られたみたいです。笑）
お尻とか可愛いもんじゃなく胸までがっつり掴まれます
必死で逃げているけどどこまでも付いてきます
初めての町歩きでちゃんと道も分からずとにかく必死に進んでいると
横からとっても背の高い金髪のお兄さんが歩いてきて
「子供達はクレイジーだから気をつけてね」
と助言をくれました
うん。うん。そんなだけどね…
私たちそんなに足長くないし逃げきれないんだよ…
そんな私たちを見て、
さっと脇道に入ってコーヒー屋にかくまってくれました
彼の名はダニエル
アメリカ人でアラビア語の勉強のためにカイロに住んでいるみたいです
道にも詳しいので子供達が入ってこれない店を知っていました
あ〜助かった。
エジプト人は好きだと思ったのにとんでもない洗礼にあってしまった…！
どうやら町はサウム（断食）が終了したためちょっとしたお祭り騒ぎ
日本で言うお盆やお正月みたいな感じで家族で
過ごす人もいれば友達と町に繰り出す子達も多いみたいです
１ヶ月にも及ぶサウム（断食）が終わった翌日だから
テンションが上がってしまうのもわかる気がする
そして年頃の少年達がするイタズラのひとつがセクハラだったのでしょう…。
この年代が考えている事は世界共通なんですね！笑
ダニエルにお礼を言って町歩きの目的のひとつであった
「モロヘイヤ」を買いに行く事に
意外とどこの商店でも冷凍モロヘイヤが売っていました
八百屋さんにも生モロヘイヤが売っていますが調理するには冷凍が便利
帰ってきて作ったのは
モロヘイヤスープにモロヘイヤ丼！
モロヘイヤはビタミンBがほうれん草の２０倍 
エジプト料理はコシャリなど炭水化物×炭水化物の物が多いため栄養が偏りがちです
そんな時手軽に栄養が補充できるのがモロヘイヤ！
モロヘイヤはカルシウム、カロテン、
各種ビタミンなど 多くの栄養素を含む事から
「野菜の王様」とも呼ばれているみたいです
また、アラビア圏でもモロヘイヤはモロヘイヤと呼ばれます
和名はシマツナソだそうほうれん草に似ているけどシソ科の植物です
ビタミン補給にフルーツウォーターも作りました
ライム＆アップル
と、いう事で栄養も補充できたし
観光大国エジプトで頑張って観光してきまーす！
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