カイロ歴史地区(イスラム地区)|ハンハリーリ市場はエジプト土産の宝庫!!

 

 

オールドカイロに引き続き、今日も世界遺産を攻めます!    

 

 

向かうのはタフリール東にあるバス停から出ているバスに乗ること15分

(£2・約30円)  

 

 

カイロ歴史地区としてオールドカイロと共に登録されている

イスラム地区」      

 

 

イスラム地区はいくつかの地域に分かれていて、  

私たちはまずシタデル(城)に行くことにしました!      

 

 

バスを降りて坂を10分ほど登ります。  

今日も35度を超えているので暑い暑い!    

 

 

シタデルの入り口も、

警備がしっかりしていて銃を持った軍人がたくさん…。  

 

 

安心なような、それだけ危険だよ!

って事のような…。      

 

 

チケットを買って中へ

(£60・約920円)  

 

 

シタデルはお城と言う意味で、十字軍を打ち破った  

中世アラブ世界の英雄・サラーフッディーン(サラディン)が1176年に建てた城塞です。  

 

 

彼の死後も建築は継続されマムルーク朝、オスマン朝の支配を通して  

19世紀のムハンマド・アリの時代まで政治の中心として機能していました。      

 

 

現在、シタデルの中にはガーマヤ軍事博物館などが併設されており、

歩いてみて回る事ができます。      

 

 

その中でまず最初に行くのは

ガーマ・ムハンマド・アリ」  

ガーマとはモスクの事でエジプトではガーマと呼ぶらしいです。   ガーマ・ムハンマド・アリ カイロ  

 

イスタンブールのガーマを真似てムハンマド・アリが作ったガーマです。  

巨大なドームと高いミナレット(塔)が特徴的。  

 

 

でも、このガーマの見どころと言えば内装!   ガーマ・ムハンマド・アリ カイロ  

中央には大きなシャンデリア。  

ステンドグラス。  

 

 

そして、素敵なのは信仰のために訪れているイスラム教の人々。  

建物も素敵ですがお祈りの風景をぼんやりと眺めているのもいいもんです。   ガーマ・ムハンマド・アリ カイロ

  ガーマ・ムハンマド・アリ カイロ  

 

お祈りが終わった後、その辺に座っておしゃべりが始まります。  

若者を中心に携帯電話で自撮りをしている人も多くいました。  

 

 

自撮り…世界共通ですね!      

 

 

ちなみに、イスラム教は偶像崇拝をしないため、

信仰対象であるアッラーの像などはありません。  

 

 

なので、みんなモスクのお気に入りの場所で、

思い思いに記念写真を撮っていました。  

 

 

ガーマの中庭も見ることが出来ます。  

ガーマ・ムハンマド・アリ カイロ

人気の自撮りポイント

 

 

中庭から見える時計台はフランスから送られたもの。   ガーマ・ムハンマド・アリ カイロ  

 

オベリスクを送った代わりに、

贈られたらしいですが、すぐに壊れてしまったそう!          

 

 

次に向かったのが「警察博物館」  

ここにはイギリス支配時代の刑務所があります。   警察博物館 シタデル カイロ  

 

中には蝋人形の囚人が!  

警察博物館 シタデル カイロ

なにも知らないで覗いたら…チビるくらい怖かった!

 

 

博物館の展示   警察博物館 シタデル カイロ      

 

ここからの眺めは最高です。   警察博物館 シタデル カイロ  

双子のガーマ、  

ガーマ・スルタン・ハサン(左)

ガーマ・リファーイー(右)」      

 

 

ガーマがありすぎて、

もはや何処にお祈りに行けば良いのでしょう?  

いきつけのガーマとかあるのかな?        

 

 

次は「軍事博物館」  

外には戦機や大砲がずらり。

IMG_9161

        軍事博物館 シタデル カイロ     軍事博物館 シタデル カイロ      

 

入り口がなく、さまよっていると…      

なんと改装中!  

 

 

さすがエジプト。  

特に改装中の表示もなく、受付で言われることもなく、

周りの人に聞いても知らないという状況。  

軍事博物館 シタデル カイロ

家族で観光していた地元の人たち

 

 

日本だったら気になりますが、

やってないものはやっていない”  

 

 

なんとなくイスラム教の中東の考えに慣れてきたので、

しょうがないなという感じです!   ただ単に興味がなかったのかも?笑        

 

 

最後は「ガーマ・ソリマン・バシャ」  

これは1528年にオスマン朝の軍人スレイマン・バシャによって作られたもの。  

 

 

「ガーマ・ムハンマド・アリ」に比べると素朴ですが繊細な内装が魅力的です。   ガーマ・  

 

入ったら丁度お昼のお祈りの時間になってしまい即退場となってしまいました。      

シタデルの中はこんな感じで終了!    

 

 

もう、暑くて溶けそう…。        

 

 

シタデルを後にして  

1kmちょっと離れた「ハーン・ハリーリ」へと向かいます。      

 

 

歩いていると前から小走りで坂を下りてくる人が…  

挨拶をすると「どこへ行くの?」と聞かれます。  

(彼の名前を忘れちゃったから仮に”ムハンマド”とします)      

 

 

ムハンマドは「ガーマ・マリダーニー(世界遺産)」というガーマに行くそう。  

ハーン・ハリーリに行く途中のガーマだったで一緒に行く事になりました。        

 

 

彼はカイロで英語の先生をしているらしく英語が堪能。  

この2階にある窓は、950年前、自由に外に出る事を許されなかった女性が、  

窓から外の様子を眺めていたんだよ!とか   イスラム地区 カイロ  

 

町に飾られているラマダンの装飾は、

子供たちが作るんだよ!とか色々教えてくれました。        

 

 

下町のような雰囲気の路地を進んでいくと「ガーマ・マリダーニー」に到着。  

ガーマ・マリダーニー カイロ

銃弾の跡が生々しい

 

 

言われるがまま寄付を払って中に入ると、  

アザーン*1のマイクやお祈り時間が管理されたデジタル時計がありました。  

*1アザーン=イスラム教は1日5回お祈りの時間がある。

お祈りの時間ですよ〜お祈りしましょう〜」と民衆に呼びかけるアナウンス。

 

 

大音量で眠りを妨害されることも。

アザーンはまるで歌っているかのようでイスラム圏を象徴する日常の風景。      

IMG_9204

綺麗な室内  ムハンマドが撮ってくれました (一眼を触ってみたかっただけ・笑)

 

 

りょうくんは、特別にアザーンのマイク前に立たせてもらいました。  

アッラ〜〜フ〜〜〜・アクバル〜〜〜〜」 (お祈りの時間ですよ〜お祈りしましょう〜)   ガーマ・マリダーニー カイロ    

 

昔は、このスペースに男性しか入る事が出来ず、女性は中庭に集まっていたんだとか。        

ガーマ・マリダーニー カイロ

ガーマ・マリダーニーの中庭

 

 

金曜日のお祈りは”出来るだけガーマに来て行いましょう”となっていますが、  

ここでも男女が区別されていたそう。        

 

 

集会では、アザーンを流すおじさん(住職的な)から  

なにかありがたいお言葉があるそうなんですが…    

 

 

現代はマイクがあるから1度で終わるものの、  

昔は1階で男性に対して行い、2階に登って中庭にいる女性に向かって

同じ事を話さなければならなかったのでとても時間がかかっていたそう。      

 

 

また、ここのミナレットが有名との事でさらに寄付を払って登ってみる事に…。  

カイロでも最も古いミナレットなんだとか!   (マムルーク朝様式の中で最も古い)    ガーマ・マリダーニー カイロ

砂まみれの狭い階段を登っていくと突然!        

猫!!!    

 

 

びっくりした〜  

ほとんど人は登らないのかな?  

 

 

登るにつれ、さらに狭くなって行きます。  

やっと頂上。  

ガーマ・マリダーニー カイロ

最後は隙間から外に出ます

 

 

見晴らしは…抜群?!かな   ガーマ・マリダーニー カイロ     ガーマ・マリダーニー カイロ    

ガーマ・マリダーニー カイロ

ミナレットから見た中庭

ガーマ カイロ

高所恐怖症のこの人は塔の中でお留守番

 

 

ムハンマド(赤い服)は2日前に子供が生まれたので、

これから病院に行くらしくここでお別れ。  

 

 

案内してやったし、子供のためにお祝いをくれ

と言われたので、お祝い+ガイド料として少し渡す事にしました。  

その前に折り鶴をあげたんだけど、やっぱりお金が良かったみたい(笑)

その前に折り鶴をあげたんだけど、やっぱりお金が良かったみたい(笑)

 

 

勝手にガイド”の手口かもしれないけど、  

本当に子供が生まれていたらお祝いしたいし、  

自分たちだけで歩いていたら知らなかった事もしれたし、  

彼を信じてみるのも悪くないのかな?    

 

 

勝手にガイドをされたことに騙されたと感じるか、  

親切な人に案内してもらったと感じるかは

自分たち次第だと考えるきっかけになりました。          

 

 

その後、ズウェーラ門をくぐり、

無事に「ハーン・ハリーリ」(世界遺産)へ到着。   ハーン・ハリーリ カイロ  

 

ここは14世紀にできた市場  

今は大半がおみやげ屋になっている場所で、  

買い物に来たりカフェでのんびりしたりできる場所です。   ハーン・ハリーリ カイロ     ハーン・ハリーリ カイロ     ハーン・ハリーリ カイロ      

 

やたら警官が多い場所だなと心配していたら…  

誰か知らないけど10人くらいの護衛に囲まれた人が見学?に来ていました。   ハーン・ハリーリ カイロ    

ハーン・ハリーリ カイロ

カフェでサボる警官たち

 

 

ハーン・ハリーリの外れには

ガーマ・ホセイン(世界遺産)   

ガーマ・フセイン

 

ガーマ・アブル・ダハブ(世界遺産)   ガーマ・フセイン  

といった世界遺産も手軽にみる事ができます。    

イスラム教地区には他にも「死者の街」や様々な世界遺産が点在していますが、  

気温も高く歩き疲れた私たちはタクシーでベニス細川家に帰りました。(£20・約300円)        

 

 

そうそう、ハーン・ハリーリでは久しぶりに少し買い物をしました。  

長期旅行をしていると、なかなかおみやげを買う事が出来ませんが、  

日本に送るのにオススメのものがあります。      

 

 

海外から荷物を郵送する場合は

大きく分けて航空便船便を選択する事ができます。  

 

 

どちらにしても重さで値段が決まります。(たぶん)        

そして、危ないものがないか荷物チェックをされるため、

綺麗に詰めても郵便局で全部出されてしまいます。      

 

 

ネパールで荷物を送った時は、

何もかもぐちゃぐちゃに詰め込まれた苦い思い出があるので、  

多少ぐちゃぐちゃになっても良いものや綺麗に積む事ができるものを選ぶようにしました。    

(ちゃんと言えば自分で詰め直す事は可能だと思いますが)      

 

 

なので、軽くて形が崩れても大丈夫なもの詰めやすいという事が  

重要になってくると思います。(あくまで主観です)          

 

 

それを踏まえてエジプトおみやげでオススメなのが、    

パルピスのしおり   エジプト お土産 お勧め  エジプトらしさ満載です。  

パルピスとはカヤツリグサ科の植物の1種、

またはその植物の地上茎の内部組織(髄)から作られる、  

古代エジプトで使用された文字の筆記媒体のことだそう。    

 

 

刺繍のポーチ   エジプト お土産 お勧め  

刺繍が細かく、デザインや色の組み合わせもたくさん!  

ポーチの他に鞄などもあるので、本当に迷ってしまいます!  

というか、全部買って帰りたい!        

 

 

あとは、エジプト柄のスカーフとか、  

イスラム教のおっちゃんたちが愛用しているガラベーヤ(笑)  

これらも形が変形するのでいいですね。  

ガラベーヤ

ガラベーヤはこんな感じの服

 

割れ物OKの人は香水瓶やシャーシャ(水タバコ)の道具も有名です。  

いずれにせよ値段の交渉と粗悪品をつかまされないように注意が必要です。  

 

 

でも、エジプト人との会話は(疲れてなければ)楽しいので気軽に行きたいですね。      

 

 

【エジプト世界遺産 カイロ歴史地区(イスラム地区)】

おすすめ度:(星3つ)

国/地域:エジプト/イスラム地区

遺産種別:文化遺産

世界遺産登録年:1979年

入場料:シタデル 60ポンド(約920円)

《感想》

イスラム地区に存在する全ての世界遺産を、1日で回る事は不可能。

それくらい世界遺産として登録されている建造物が多い地区です。

その代表格の一つがシタデルにあるガーマ・ムハンマド・アリ。

内部の豪華なシャンデリアと、無数のランプ、

床に敷き詰められた赤絨毯が特別な空間を作り出しています。

僕たちが行った時は、ランプが少し灯っている程度でしたが、

金曜のお祈り後に行けば、より多くのランプに光が灯った

美しい光景を見る事ができるはずです。

シタデルから見えるカイロの街並みも見逃せないポイントです。      

 

 

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