カイロでバスキング|素人が路上でミスチル歌ってお金は稼げる?!

 

 

 

みなさんは、バスキングという言葉をご存知ですか。

 

 

バスキングとは簡単に言うと、

路上でパフォーマンスをしてお金を稼ぐ事。

 

 

僕は旅に出る前、その言葉を知りませんでした。

 

 

知ったきっかけは、世界一周をしている人のブログ。

 

 

そのブログでは、路上で弾き語りをして稼いだお金のみで旅をするという、

何とも破天荒極まりないチャレンジをしている様子が記されていました。

 

 

しかも、似たようなチャレンジをしている人が他にもいる事が、判明。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この人達、思考回路ぶっ飛んどるッ!!

 

 

 

僕は、そう思いました。

 

 

でも、それと同時に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺もやりてぇッ!!

 

 

 

と思ってしまったのです。

 

 

 

 

なぜなら、僕の趣味はギターだから!!

 

 

 

 

ただ、学生時代に軽音学部に入っていたわけでも、

音楽教室に通っていたわけでもない僕が、路上で弾き語りをしてお金を稼げるのか。

 

 

そんな、疑問を持っていました。

 

 

そして、実施された世界一周初バスキングinインドのリシケシュ。

 

 

結果は、

http://and-sekaiissyu.com/ramujurabridge-busking

で見て頂けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうです?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悲し過ぎるでしょッ?!

 

 

 

 

実は、この悲し過ぎる結果を受けて落ち込んだ僕は、

リシケシュでゆきさんに「僕、歌、下手ではないよね〜?」

という慰めの言葉を求める問いかけをしたのです。

 

 

きっと、人は落ち込んでいる時に誰かの慰めを求める生き物なんでしょう。

 

 

そんな慰めの優しい言葉を求めた問いかけに対して、ゆきさんは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆきさん)うーん、別に上手いってわけでもないと思うけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まじ、鬼畜の返答ッ!!

 

 

 

 

 

この返答を受けた僕の気持ちは、どん底。

全てにおけるやる気を、その時失いました。

 

 

ただ、ゆきさんに鬼畜の返答をした意図を聞いてみると、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆきさん)仮に私が褒めたとしたら、りょうくんがこれ以上、伸びなくなるでしょ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストイック過ぎッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もっと、わたしに優しくしてッ!!

 

 

 

 

そう思いましたが、厳しい意見をくれる人は大事だと、

少し経って思えるようになりました。

 

 

そんな、リシケシュでのバスキングのトラウマを抱えながら、僕は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エジプトのカイロでバスキングをしますッ!!

 

 

 

 

 

 

場所は比較的人通りが多い、車の通りが激しい道から距離を置いたところ。

お店が立ち並ぶ場所にある、空いているスペースに陣取ります。

 

 

譜面台を立て、ギターのチューニング。

 

 

その段階で、既に感じる通行人の視線。

 

 

どうやら、路上で弾き語りをする事に興味は持ってもらえているようです。

 

 

チューニングが終わり、弾き語りの準備が整いました。

 

 

リシケシュのトラウマを抱えながらの、一曲目。

大好きなミスチルの桜井さんがbank bandでカバーしている「糸」を歌い始めます。

 

 

すると、この東洋人は何してるんだ?と注目する通行人。

 

 

そして、なんと足を止めてくれる人もいます。

 

 

 

 

 

出足は好調です!!

 

 

 

 

 

1曲歌い終え、数人の人が立ち止まってくれている状況ですが、

リシケシュの悪夢を拭い去りたい僕は、立て続けに2曲目へ。

 

 

ミスチルの「Everything(it’s you)」。

イントロのGsus4→G→Gadd9→Gのコード進行が印象的な曲。

 

 

高音のサビを気持ちを込めて歌います。

 

 

僕)すてーい!えーえ、えーい!

※わかる人には、「えーえ、えーい!」の部分もわかるでしょう。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気がつくと、人が集まって僕の周りで歌を聞いてくれていました。

エジプト カイロ バスキング

 

そして、彼らは目が合うと笑顔を作ってくれます。

 

 

少し離れた場所に、座りながら笑顔で聞いてくれている様子の人もいます。

 

 

少し歓迎されているようような気がして、

いつの間にかリシケシュのトラウマも消え去っていました。

 

 

そしてなんと、一人の人が

地面に置いていたギターカバーにお金を入れてくれたのです!

 

 

その行動から、歌を聞いていた数人も立て続けに入れてくれます。

 

 

歌いながらその様子を見ていた僕は、

嬉しくて少し泣きそうになりました。

 

 

単純にお金が入った事が嬉しいのではなくて、

僕が好きでやっている弾き語りを聞いてくれる人がいて、

その人達が笑顔になったり、少しの時間の友達同士の会話の話題になったりする。

 

 

僕の弾き語りという行動に、何かしらの価値を見出してくれる。

 

 

そして、その結果としてお金をギターカバーに入れてくれる。

 

 

大げさな考え方かもしれないですけど、

自分の好きな事がこんなプラスの循環を作っていると考えると、

幸せ過ぎて泣けてきたんです。

 

 

 

 

 

 

実際に、泣いてはいないですけどねッ!!

 

 

 

 

でも、本当に嬉しかったんです。

 

 

だって、もしかしたら、僕の弾き語りを見た事がきっかけの一つになって、

ギターを始める人が出てきて、その人にとって、

ギターを弾く時間が楽しい時間になるかもしれないでしょ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんて、素敵なんですかッ!!

 

 

 

 

 

 

 

それにしても、こんな発想をする僕。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幸せ者かッ!!

 

 

 

 

さすが、お気楽基本ポジティブ思考男、篠崎です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この地域では弾き語りをする人間が余程珍しいのか、

弾き語りをしている僕と写真を撮る人が大勢います。

エジプト カイロ バスキング

 

なんなら、歌は聞かず写真だけ撮っていく人もいます。

 

 

こんなに写真を撮られたのは人生で初めての経験。

 

 

そして、僕は少し分かった気がしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AKB48指原さんが「芸能人は写真を撮られてもしょうがない」と言った気持ちが。

 

 

 

しかし、あまりの撮り逃げする輩の多さに

ついに僕は怒りの表情で、一言放ってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕)歌聞けや、ゴルァッ(コラ)!!

エジプト カイロ バスキング

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冗談です。

 

 

 

 

写真の僕の表情が変で使い所が難しかったので、

怒っているシュチュエーションを作り出してみました。

 

 

バスキング開始から、1時間くらい経った頃。

 

 

一人の男性にやめるように促されます。

 

 

どうやら、私服を着た警察官らしく、

さすがに抵抗する事もできず敢え無くバスキング終了。

 

 

ギターと譜面台をしまい、宿へ戻ります。

 

 

宿に着いた僕は、もちろん上機嫌。

 

 

なぜなら・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リシケシュのトラウマを克服できましたからッ!!

 

 

ちなみに、本日の成果は・・・

エジプト カイロ バスキング

 

 

こんな感じッ!!

エジプト カイロ バスキング

お札とコイン入れて頂けましたぁーーー♪

 

 

5ポンド札が3枚、1ポンドコインが17枚、

ハーフポンドコインが5枚で、合計が34.5ポンド。

 

 

日本円にすると約530円。

 

 

金額にすると少ないかもしれないですが、

25人くらいの人がお金を入れてくれた事が嬉しかったです。

 

 

翌日も同じ場所でバスキングをして、

1時間くらいで29ポンド(約450円)入れて頂けました。

 

 

このカイロでのバスキングは、

路上で弾き語りをする素敵さを改めて実感させてくれました。

 

 

そして、

 

 

 

 

 

 

やりたいと思った事は、思い切ってやっちゃえばいいッ!!

 

 

 

 

 

 

という考えを再認識させてくれました。

 

 

 

また、どこかの国でバスキングやっちゃいたいと思いますッ!!

 

 

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