我々、ヨルダンからイスラエルにやって参りました。
今回は、2日間の滞在で世界遺産の街エルサレムを巡ります。
イスラエルは、パレスチナ問題という政治的問題を抱えています。
パレスチナ問題とは、パレスチナの地を巡るユダヤ人とアラブ人の紛争の事。
この紛争により近年でも数千人の犠牲者が出ています。
イスラエルに来た事をきっかけに調べてみると、
非常に根が深い問題である事を知りました。
今、日本で取り沙汰されている戦争について、
考える材料になり得るので、興味がある方は是非調べてみてください。
エルサレムは「エルサレムの旧市街とその城壁群」という名称で
世界遺産に登録されています。
エルサレムは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の
聖地が存在する宗教的に大変貴重な場所。
各宗教の聖地である、嘆きの壁(ユダヤ教)、聖墳墓教会(キリスト教)、
岩のドーム(イスラム教)を訪れる各宗教の人々は絶えないそうです。
ヨルダンから国境を越えて来て、
バスで到着したのがダマスカス門付近。
そのため、ダマスカス門から旧市街へ入っていきます。
ダマスカス門は8つある城門の中で、
最も美しく賑わっている門と言われています。
門の外にも複数の商店が並んでいました。
ダマスカス門を抜けると、門の外と雰囲気は一変。
城内には活気ある観光客用の土産屋が軒を連ねています。
そんな通りを抜けまず向かったのが、
キリスト教の聖地である聖墳墓教会。
外観からは聖地といった雰囲気は感じられませんでしたが、
それの印象は教会に入って変わります。
内部に入ってまず見る事ができたのが
香油を注がれた石。
香油を注がれた石とは、十字架から降ろされたイエスの遺体に香油を塗った場所の事。
男性が手を触れている赤い大理石板がそれにあたります。
ちなみに、香油はキリスト教にとって特別な意味を持つものなんだとか。
この場所には、大理石に触れたり、
祈りを捧げたりする人の姿がありました。
教会の奥に進んでいくと、天使の礼拝堂があります。
黄金の輝きが礼拝堂の存在感を際立たせます。
この中には天使の石と呼ばれる置物があります。
これは、イエス復活の際に大地震と共に現れた天使が
座った石とされているそうです。
礼拝堂のさらに奥には、2〜3名しか入れないような
小さいスペースがあり、そこにイエスの墓があります。
写真撮影は禁止のため写真はありません。
聖墳墓教会で最後に訪れたのがイエスの十字架。
ここは、イエスが処刑された場所と言われています。
祭壇の下に潜り、祈りを捧げる人が印象的です。
祭壇の下には十字架が建てられていた銀の輪があるため、
このようにお祈りをするようです。
聖墳墓教会を後にし向かったのは、ヤッフォ門。
ヤッフォ門を抜けた先には、ダビデの塔があります。
現在は歴史博物館として利用されているそうです。
ここは入場料で40シュケルかかるので、
僕たちは中に入らず外観を見るだけにしました。
他ブログ情報でも、入場料の割にイマイチという人もいたので。
続いて向かったのが、ユダヤ教の聖地である嘆きの壁。
壁の高さは約21mあるそう。
男女で使用する場所が決まっていて、中央の仕切りを境に、
左側が男性用で右側が女性用となっています。
壁に近づいてみると、
祈りを捧げる大勢の人が。
ほとんどの人がキッパという椀状の帽子を被っています。
嘆きの壁エリアでは、頭部を隠さないといけません。
壁に生えているヒソブの草の下で、
祈りを捧げる親子が印象的でした。
ちなみに、嘆きの壁という名称は、
夜になると石の間に溜まった夜露が壁に生えるヒソブの草を伝ってくる様子が、
涙を流すユダヤ人の姿を映しているようだった事に由来するそうです。
嘆きの壁の横にはトンネルのような空間があり、
そこには祈りを捧げる多くの人々がいました。
ここまでが、1日目の観光。
この後イブラヒム爺さんの家に向かいました。
イブラヒム爺さんの家は、
オリーブ丘の上に位置するので景色が抜群。
エルサレム旧市街が一望できます。
イスラム教の聖地である岩のドームの黄金が目を引きます。
この景色が見える場所に、たまたまユダヤ教徒が。
その風貌が大変珍しくつい写真に納めたくなります。
が、彼らの話しかけてくんなオーラに、
写真撮らせて下さいなんて言えない空気。
僕は諦めて宿に戻ろうとしました。
その時。
山田さん)私、あの人と写真撮ってくる!!
この人は、チャレンジャーの中のチャレンジャーだと思いました。
そして、見事ツーショット写真を撮影。
このユダヤ教徒の方は英語が全くわからなかったんですが、
快く笑顔で写真を撮らせてくれました。
独特な風貌から彼らは、僕たちとは大きく異なる人達だと感じていました。
ですが、この人のおかげで、一概にそうとは言えないなと思いました。
彼らも同じ人間なんだなと。
エルサレム観光2日目。
イブラヒム爺さん宅から歩いて、旧市街へ向かいます。
その途中にいたユダヤ教徒の方々。
集団でいると話しかけてくるなオーラが尋常じゃありません。
僕の印象ですが、彼らは旅行者と全く目を合わせようとしません。
ユダヤ教の中では
何かしらの理由があって、旅行者と関わることを
あまり良くない事としているのかもしれません。
聖ステパノ門から旧市街へ入ります。
この門には、一対のライオンのレリーフが刻まれています。
そのため、アラビア語とヘブライ語では「ライオン門」と呼ばれているそう。
そして、向かったのがイスラム教の聖地である
神殿の丘に建つ岩のドーム。
黄金のドームはもちろんの事、
壁面に施されたデザインの美しさも印象的。
ここは、預言者ムハンマドが天使を従え、
天馬に乗って昇天したと言われている場所なんだとか。
神殿の丘には、アル・アクサー寺院という寺院もあります。
ちなみに、岩のドームと、アル・アクサー寺院は
イスラム教徒以外の入場は禁止されているそう。
3つの宗教の聖地を巡り終え、
最後に向かったのはヤッフォ門。
その理由は、城壁巡りをする為です。
旧市街を囲む城壁の上は歩けるようになっていて、
有料でそこを巡る事ができます。
料金は16シュケル。
北ルートと南ルートがあり、
16シュケルで両方巡る事ができます。
ヤッフォ門近くのチケット売り場でチケットを購入。
まず、南ルートへ。
この中でチケットを提示します。
城壁に登ってさっそく見えたのが、ダビデの塔のミナレット。
実はこれが見たくて、最初に南ルートを選んだんです。
ダビデの塔に入らなかった僕はミナレットを見る事ができなかったので。
旧市街を囲む城壁。
相当な高さの城壁に、旧市街が囲まれている事がわかります。
オレンジ屋根が密集したエリア。
美しい街並みです。
南ルートの出口で挟まれる山田さん。
この子犬のような目に、僕は首っ丈です。
※首っ丈:異性に深く心を奪われ、夢中になっている様
この出口から、ヤッフォ門に戻り北ルートを巡りました。
ここから、ヤッフォ門までは20分くらい歩いて、けっこー大変。
しかも、北ルートは、南ルートに比べあまり景色が良くありませんでした。
岩のドームは綺麗に見えましたが。
どちらかのルートだけ巡るという方には、南ルートがオススメです。
以上、世界遺産エルサレムの旧市街とその城壁群でした。
【イスラエル世界遺産 エルサレムの旧市街とその城壁群】
おすすめ度:
(星4つ半)国/地域:イスラエル/エルサレム
遺産種別:文化遺産
世界遺産登録年:1981年
入場料:ダビデの塔 40シュケル/城壁巡り 16シュケル
《感想》
エルサレムが3つの宗教の聖地であるという事がどれ程の事なのか、
本当の意味で、無宗教の僕に計り知る事はできないと思います。
ただ、信じる神が異なる人達が、地球上の唯一つの場所に集ようになった事は、
とんでもない事だという事は想像ができます。
全く異なる風貌の人達、建造物を見る事ができるエルサレムは、
宗教の偉大すぎる影響力を体感する事ができます。
各宗教の聖地はもちろんですが、城壁巡りもオススメです。
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