ザンビアの青年海外協力隊「カオリさん」|地元の人と同じ目線で活動するHIV/エイズ隊員!!

 

 

カロモの街を後にして、ヴィクトリアの滝で有名な、

リビングストンに移動!!!

ザンビアでJICAのエイズ感染症対策について学ぶ

 

 

普通の旅行だったら首都ルサカ→リビングストンくらいしか行かないですがね。

たくさんの協力隊の方にお世話になって、

とっても充実した旅になりました!!!

 

青年海外協力隊の方々の職場・暮らしを見せてもらうのも

残すところ後2人です!!!

 

 

◼︎もう一人のエイズ感染症対策隊員

 

前回はカロモのトモエさんにHIV/エイズについて

いろいろ見学させていただきました。

トモエさんの活動はこちら→ザンビアの青年海外協力隊「トモエさん」|アフリカのHIV/エイズ事情について考える!!

 

 

 

今回はこのお方♡

リビングストンの街中からシェアタクシーで10分の所にある、

マランバヘルスセンターで働いているカオリさん。

(気になるお顔は今後の記事で♡笑)

ザンビアでJICAのエイズ感染症対策について学ぶ

 

 

 

 

 

 

マランバ地域はリビングストンにある割と大きいなコンパウンドです。

 

マランバヘルスセンターは政府系のヘルスセンターであり、

この地域の中では広い病院です。

 

病院のスタッフも50人以上、

ドクター(とはちょっと違うけど、診察や簡単な手術もこなすクリニカルオフィサー)は6人とかなり充実!

ザンビアでJICAのエイズ感染症対策について学ぶ

↑ナースの方々。明るくて頼もしい!

 

 

 

 

交代制なので平均1日3人くらいのクリニカルオフィサーが診察にくるようだけど、

これも他の病院から見たら多いそう。

 

 

このヘルスセンターでは、一般内科の他にエイズや母子保健に特化した外来、

乳幼児健診(週3回)、VCTと呼ばれる研修を受けたボランティアスタッフによる

HIV/エイズに対するカウンセリングなどを請け負っています。

ザンビアでJICAのエイズ感染症対策について学ぶ

 

 

 

 

HIV/エイズでは母子感染も大きな問題となっていますが、

こういった母子健康プログラムを受け、

適切な管理・治療の元、妊娠・出産する事で

母子感染率を20〜30%から0.5〜1%にまで下げる事ができるそう。

 

 

母子感染の経路は

①胎内感染:胎盤を通して感染

②産道感染:産道内で感染

③経母乳感染:母乳に含まれるHIVウイルスから感染

の3つあります。

 

 

 

①の胎内感染に関しては、ARV(抗HIV薬)を投与して、

母親の胎内ウイルスを減少させます。

 

②の産道感染に関しては、帝王切開で産道を利用しない方法があります。

 

③の母乳感染に関しては、人工ミルクの使用も選択できます。

 

先進国であれば、これらの処置は難しい事ではありませんが、

ザンビアでは全員にこの対応が取れる訳ではありません。

 

 

①に関してはARV(抗HIV薬)が無料で流通しているため、

ヘルスセンターに通ってくれさえすれば対応が可能です。

 

 

②に関しては、アフリカの病院では

帝王切開のために手術室が用意されている事も(他の診療科と比較したら)多く、

選択肢のひとつとなっています。

 

 

③に関しては、人工ミルクを選択する事が出来ますが、

経済的・環境的に考えて現段階では難しいそう。

 

 

環境的にとは、綺麗な水が手に入りにくいので、

他の病気にかかってしまう可能性の方が高くなるそう。

 

 

母乳感染率はあまり高くないそうなので

現段階ではほとんど人工ミルクは使われていないようです。

 

 

 

 

避妊についてのポスターもありました。

ザンビアでJICAのエイズ感染症対策について学ぶ

ピルやコンドームについては日本でも認知度がありますが、

 

 

 

体内にインプラントを埋め込むやり方もあるそう。

ザンビアでJICAのエイズ感染症対策について学ぶ

 

 

 

 

 

 

 

◼︎母子健康のための支援はグローバル

 

センターを案内してもらっていると、玄関先にテントが。

 

この地域は各国のNGO団体がボランティア派遣をしていて、

センターの敷地内にテントを立てて簡易事務所を設けているそう。

 

 

支援しているのは日本だけじゃないんですね。

 

 

それに負けじと、研修を受けた現地のVCTのボランティアや、

コミュニティーボランティアと呼ばれる地域の世話焼きおばちゃん(笑)みたいな人たちも、

手当が出る・出ないに関わらず、みんな熱心だそう。

 

 

 

 

なんで、そんなに熱心なのか聞いたことがあったんだって。

 

 

その答えは

「地域を良くしたから。

地域の為に、少しでも自分が出来ることがあるならやりたいんだ!」

というもの。

 

ザンビア人はプライドが高いなんて言葉も良く聞くけど、

自分が住んでいるコミュニティーに誇りがあって、

繋がりを大切にしている様子がその言葉から想像できました。

 

 

 

 

◼︎青年海外協力隊って大変じゃない?

 

 

カオリさんは、検診や外来、カウンセリングのサポートを行ったり、

薬局の中にあるデスクで台帳付けをしたり、

各部署に足を運んで現状を調査しています。

 

 

まだ、赴任して3ヶ月程度ですが、

現地の名前があって、すでに現地のスタッフとの壁がありません。

 

 

 

そんなカオリさん。

JAICの隊員には珍しく、ストレスを全く感じていないそう。

 

 

異国の地で、言葉も十分に通じず、生活環境も異なる。

自分がやりたい事と現実のギャップに悩む隊員も多いです。

 

 

でも、カオリさんは

「日本での社会経験を含めて、泣いたり、

怒ったり、本当にいろいろな経験をしてきたから、今の環境がとっても楽しいの❤️」

 

と、本当に楽しそうに見えます。

 

 

ザンビア人だからとか、日本人だからとか関係なく、

人と人として接する事でより良い関係性を構築していく事を知っていて、

それを実行している数少ない日本人なんだと思います。

 

 

そんなオープンなカオリさんも青年海外協力隊に応募する事を迷っていた時期があったそう。

 

青年海外協力隊は中学生時代からの憧れ。

 

今考えればおこがましい考えとカオリさんは言いますが、

中学生時代は

「日本は裕福でものが充実している。世界には貧困国がたくさんあり、自分と違う環境で生活している人たちがいる。その人たち、その国に援助に行ってあげたい」

との気持ちで青年海外協力隊を志していたそう。

 

しかし、大人になって、応募する機会を逃してしまったまま仕事を続けていました。

 

ある時、知り合い青年海外協力隊を訪ね、ケニアに行ってしばらく滞在したそう。

 

その時、

「私、このまま死んだら後悔する!」

と、自分の気持ちを再確認し応募する事に。

 

 

今では、自分がザンビアに行く事によって、

周りの人がザンビアやアフリカに興味を持ってもらえたら嬉しと話します。

 

 

 

哲学的なんだけど、

明るくて優しくて温かみのあるカオリさん。

 

 

ザンビア人も日本人もみんながメロメロ♡笑

 

 

私たちも、ご自宅にお邪魔した際に、

夕ご飯をいただいたり、

朝起きたら朝ごはんが用意されていたり…。

 

 

ザンビアでJICAのエイズ感染症対策について学ぶ

オムライス♡に味噌汁付き!!!激アツ!!!

ザンビアでJICAのエイズ感染症対策について学ぶ

朝早いのに、サンドイッチとマンゴーを剥いてくれていた♡

 

 

 

胃袋もガッツリ掴まれました!!!笑

 

 

 

カオリさんとは、この後宿であったサトシさんと計画した

「病院で美容院!!!」

でコラボしますのでお楽しみに!!!

↑私、疲れているのか、こんなダサいネーミングを思いつきました!

 

 

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