マンボ～！（スワヒリ語でこんにちは）
スワヒリ語はアサンテ（ありがと）、ポレポレ（ゆっくり）、ンズリサナ（ベリーグット）などとっても可愛い❤️
音も聞きやすいし、表記もアルファベットなので覚えやすいです。
道行く人は「マンボ～！」って挨拶してくれるから、
「マンボー！」「アバリガニ？（元気？）」って聞くと、
「ンズリサナ（とっても元気だよ）」と返してくれます。
これが楽しくて、散歩の時はずっと挨拶しています。
さて、今日は縁あってJICAの方の職場見学に行きます！
私は理学療法士の資格を持っています。
世界一周にいく前から、理学療法士の人がJICAを通して各国でボランティアをしている事を知っていて、いつか（理学療法士以外でも）会ってみたいな～と思っていました！
でも、でもです。
JICAのホームページを見ると、現地の隊員に会うには、6ヶ月前に申請しなければならなかったり、
いろいろと面倒くさい！
そして、6ヶ月後なんて何処にいるか分からない。
いつしか、隊員の人に会いたいという気持ちも折れかけていました。
ただ、強く思っていればやりたい事は可能になるんですね！
まさかの出会いがありました！
紹介してくれたのは、キリマンジャロ登山、サファリでお世話になった、
キリクライマーズのジャスパー。
たまたま電話をかけた相手がモシでパソコンを教えている「ケンタさん」だったのです！
え？JICAの人？会う会う！会いたい！！！
と、言う事で得意のごり押しでお願いして、
職場の見学をさせてもらう事になりました。
ケンタさんの職場はモシのタウンからタクシーで5,000シリング程の所。
なんと、私の大好きなタンザニアのビールメーカー
「セレンゲティ」の工場の隣です。
好立地❤️
ケンタさんが教えてる学校は職業訓練校、専門学校という位置付けの学校で、
日本でいう中学〜高校を終えた生徒達がパソコンなど手に職を得るためにやってきます。
今は休みの時期で生徒が少ないみたいで、残念ながら今日は授業は開かれず。
そんな日は、学校の敷地内に併設されている工場で、
職員の人達といろいろやっている事が多いそう。
ここは、溶接などをやっている工場。
中古や壊れたベッドを直して、病院に安値で売っているみたい。
そもそも、タンザニア国内にはベッド自体少ないし、直して使っていくのはとても大事な事。
ある物を直して使っていく。
私たちは少し忘れかけれいる部分かもしれません。
隣の工場は燃料を作っています。
この中に木屑が詰まっている。
タンザニアの家庭ではガスのキッチンや、
電気のキッチンなんてものはなく、
炭で火を起こし、その上で調理するのが一般的です。
使われているのは、その辺の木の枝とか、そんな感じ。
この燃料は少ない力で簡単に折れるし、
着火性も良いから絶賛売り出し中！！！
工場の外でも、この炭でコーヒーを淹れていた
その隣はレンガ工場。
学校よりも工場が多い！（笑）
敷地内の土を持ってきて、固めて焼いてレンガにしています。
乾燥中
レンガで造られた竃。
この釜の中でさらにレンガを焼いていくそう。
レンガの竃の反対側にはJICAの支援で日本の企業から送られた機械。
なんの機械か忘れちゃったけど、
素朴な工場の中で異彩を放っていました！
そして、ケンタさんはこの工場の傍らで、
木屑に変わる新たな燃料の開発に取り組んでいます！
トウモロコシ（アフリカの主食ウガリはトウモロコシから作られます）や、
籾殻とか、捨ててしまうものを利用出来ないか模索中だそう。
もはやパソコン関係ねぇーー！！（笑）
JICAはそういう面で寛大な組織みたいです。
と、言いますか、現地から上がった要請内容と、
実際に隊員が派遣されるまでにはタイムラグがあり、
その間に要請内容とずいぶん違う環境になっている事も多いんだとか。
そして、活動の内容も自分が暮らしてみて、
働いてみて、気づいた事を要請内容とは別に割と自由にやれるみたい。
ケンタさんは派遣される前は、パソコン関係の会社でエンジニアとして働いていたけど、
日本に帰ったら営業職とかも面白そうだなーと言っていました。
それは、タンザニアに来て思った事だと言うから、
ボランティアに来て、自分が得る物もたくさんあるんだなーと思いました。
ケンタさんの学校からの帰りはバイクタクシー。
初めて乗りました！！！
3人乗り！！！（笑）
未舗装の道なので、転倒しないか怖いけど、
爽快ッッ！！！
バイクって気持ち良いですねー。
バイタクのお兄さん！
アサンテ（ありがと）！
後日、バーベキューをしにケンタさんのお家に伺いました。
まずはタウンでお買い物。
街の中心、クロークタワー！
お肉をお買い上げ～🎶
中東・アラブ圏では絶対に見かけない豚肉！
タンザニアもムスリムが4割くらいいるので、
豚肉はたまにしか見かけないみたい。
ローカルマーケットで炭を買い、
ケンタさんのお家へ！
外に机や椅子を運んで、
野菜とお肉を切って～
火を起こして～
BBQ開始っ！
焼くのはりょうくんの担当！
これは、ケンタさんお手製のピクルス＆いんげんの胡麻和え！
料理上手過ぎ！（笑）
ピクルスって素敵女子！！！
いんげんの胡麻和えに至っては、
しばらく口にしていない醤油や出汁の味だけでなく、
胡麻の香りが鼻から脳天を突き抜けて大変でした！！！
日本食美味しすぎるでしょ！！！
モシで仕事を始めたオオヤさんも合流して、
楽しいBBQ🎶
りょうくんにスプーンでビールの開け方をレクチャーしてくれている人がオオヤさん。
この子はケンタさんの家の大家さん家の子。
私たちはなんとなく「マイケル」と呼ぶ事に。
ちょっと人見知り…
と、いうかかなり人見知り！！
ハローとか、元気？とかもなかなか返事をしてくれません。
かろうじてケンタさんのスワヒリ語には返答する程度…。
ケンタさんは気になって、
日本人が集まったりする時に、ご飯をあげたりしているそう。
焼いたお肉をあげると、
モノすごい勢いで完食！
お肉以外のモノも食べてくれるけど、
やっぱりお肉が好きらしい。（笑）
タンザニアで大家さんをしていたら、
安定的な収入がありそうだけど、
この子はあまりお家で食べていないのかな？？
父親しかいない事もケンタさんは気にしていました。
最初は話しかけても怯えた表情のマイケル。
でも、一緒にご飯を食べたり、
箸の使い方を練習したりしているウチに、
少し笑顔が見られるようになりました。
ケンタさんも「笑ったの初めてみた」って言ってた。
ケンタさんの地道な関わりと、
今日初めて会った私たちもマイケルにちょっとでも影響を与えられたのかな？？
あ。そう。
とても珍しい物を手にいれました。
バオバブの実！！！
色は赤に着色されているけど（笑）
食べてみると、ほとんどが種で、
周りのしょっぱい？バオバブ味をちょこっと味わうだけ（笑）
なんとなく梅の味に似ていなくもない。
マイケルはこれがお気に入り！（酒飲みになるぞ！笑）
お酒のつまみに買ったんだけど、
マイケルが持って家の外に持って行っちゃった。
そして、数分後…
何にも持たずに戻ってきたマイケル。
心なしか悲しい表情のマイケル。
いろいろ理解して共に悲しくなく大人たち。
誰も聞かなかったけど、もしかしたらその性格ゆえに、
友達からいじめられているのかな？なんて思ってしまいました。
真実はわからないけど。
でも、こうやってケンタさんの仲間が来て、
外の人たちと交流していく事で、
彼の成長に大切な影響が与えられていたら素晴らしい事だなぁ。
その後は、ケンタさん、オオヤさんの地元の仲間リオネスが合流。
オオヤさんはリオネスと一緒に仕事をしているそう。
タンザニア人だけど、控えめで聞き上手なリオネス。
来年日本に来日予定なんだって。
そして、最後に柔道隊員のエバトくんが駆けつけてくれました！
彼はこのまま深夜0:00から同僚の結婚式、
そして、朝から柔道の練習なのに、来てくれた！！！
柔道隊員って聞いた事なかったけど、
警察学校で教えたり、アフリカでは結構メジャーな隊員みたい。
エバトくんは新卒でJICAに参加していて、
若いし、現役だし、すごい肉体！
やっぱり柔道は首回りとか胸筋がすごかった！！！
夜だから写真がなかった事が悔やまれます（笑）
あ。モシの街は良く停電します。
今日ももれなく停電のため、写真があまりありません。
こうして、楽しい夜が過ぎて行きました。
モシのみなさん！
ありがとうございました〜✨
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