アディスアベバからアルバミンチへバス移動|「騙して金儲け」が横行するエチオピア南部。

 

 

エチオピア南部の民族めぐりは、

アディスアベバまたはアルバミンチやジンカ・アワサなどからの

現地のツアーで行くのが、とても楽です。

 

3~4人集まれば、経済的にも良いそうです。

ちなみに、アディスアベバには、日本人の奥さんと一緒に経営しているツアー会社があるのだとか。

私たちは、その情報も知らず、自分の足で回ってみたいと簡単に思ってしまったので、

バス、ミニバス移動で回る事にしました。

 

1つネックなのが、私たちのエチオピアビザは8月29日まで。

後、6日のみ。

 

まさか、エチオピアがこんなに魅力的で、観光資源がたくさんある国だとは知らず、

ゴンダールでゆっくりし過ぎていました。

 

南部の移動は、北部に比べて大変であり、有名な民族も転々としているので、

目的を絞って移動した方が良さそうです。

 

民族にこだわりがなかった私たちは、

とりあえず1番有名とも言われるムルシ族に会いに行く事にしました。

 

TVでも、取り上げられる事があるので、知っている人もいるかと思いますが、

口を切って、その中にお皿をハメているあの民族です。

 

 

まずは、南部の民族めぐりの拠点とも言われるアルバミンチに移動します。

前日、メケレからのバスが着いた18:40には、すでにバスチケット売り場が閉まっていました。

 

 

宿のスタッフに聞いた所、当日でもチケットは買えるようなので、

ダメ元でバスターミナルへ行く事いしました。

 

このスタッフも何かの民族出身だそうですが、

シティーボーイに生まれ変わっており、外見からは全くわかりませんでした。

 

 

ーーー 移動当日 ーーー

4:45、バロホテルで呼んでもらったタクシーでバスターミナルに移動。

(タクシー 1台 150ブル 約900円)

 

 

5:00バスターミナルの門が開いたので、チケット売り場を探します。

タクシーの運ちゃんが、いろいろ案内してくれました。

 

 

檻の中から係りの人が叫んでいる、異様な光景でしたが、

無事にレベルワンのバスチケット(135ブル 約810円)を買う事が出来ました。

アディスアベバのバスターミナル

 

運ちゃんがいなかったら、かなり大変そうな印象です。

 

その後、バスチケットを見せてさらに中に入り、目的のバスを探します。

アルバミンチ行きのバスはとても奥にあり、誰も人が乗っていません。

 

 

エチオピアのバスは満員にならないと出発しないので、出発までに時間がかかりそう。

 

 

 

 

それでも、6:00には満席となり、アディスアベバを出発。

 

アディスアベバ周辺は高層ビルが建っていたり、

運行しているか分からないけど、線路が敷かれています。

アディスアベバで線路が引かれていた

 

地方では一切見なかった自家用車も増えるので渋滞もありました。

 

今日のバスはシートが狭くて、大変ですが、狭い分すっぽりハマって、

昨日のSELAM BUSより楽に感じます。

 

体がエチオピア仕様になってきた気分。

 

 

 

道路にたくさんの人。

アディスアベバからアルバミンチのバス

 

現地の子供たちは、バスに向かって流行りのダンスをしていました。

 

アディスアベバからアルバミンチのバス

いつも通り、家畜もたくさん

 

 

良く見かけた車。

アディスアベバからアルバミンチのバス

エチオピアではポリタンクの需要が凄まじいです。

 

 

10:20朝食休憩。

アディスアベバからアルバミンチにバスで移動

 

 

ちょっとだけ英語が話せる可愛い男の子。

 

アディスアベバからアルバミンチにバスで移動

子供や少年のほとんどは、

 

「チャイナ〜!チーノ!」

「へんほんはーん!ほんへんはーん?」(中国語の真似)

 

と、茶化してくるので、

正しく?興味を持ってくれる彼のような子供は本当に可愛い!!!

 

 

ついでに、サトウキビをかじっていたおっちゃんも可愛い!!!

アディスアベバからアルバミンチにバスで移動

ちなみに、肩にかけている毛布はエチオピア人の60%(山田調べ)愛用している、

民族衣装のような毛布です。

 

シミエン国立公園でスカウトをしてもらったアタノさんもそうでしたが、

なぜか、男の人は毛布を愛用しています。

 

 

朝食休憩はいつも20分。

時間を守る概念がないエチオピアでも、

この20分だけはしっかり守られている事が多いです。

 

 

再出発するとコンダクター(集金や乗客の乗り降りを管理などをする人)が、

バスを止めました。

 

 

誰か乗ってくる気配はありません。

 

コンダクターは外に出ていたので、故障かと心配になりましたが…。

アディスアベバからアルバミンチのバス

私用で買い物をしてきただけでした。

 

しかも、このバナナ葉っぱの中には、チャットよ呼ばれる麻薬の一種が入っているそう。

 

エチオピア人はこのチャットを良く噛んでいますが、

自分の仕事を放棄してまで買いに行ったら、いけないと思います!!!(笑)

 

 

でも、バスの中で他の乗客に売り始めました。

もう、本当に何でもアリです、エチオピア。

 

 

湖が見えてくると、ほぼアルバミンチです。

アディスアベバからアルバミンチにバスで移動

 

 

 

14:00アルバミンチに到着。

アディスアベバからアルバミンチにバスで移動

バスターミナル

 

アルバミンチのバス停で民族を見かけた

さっそく、なにかしらの民族らしき人たちをチラホラと見かけます。

 

さて、私たちはムルシ族に会いに行くための拠点の街、ジンカへのバスチケットを購入しに行かないと。

 

バスのチケットオフィス。

アルバミンチのバス停で民族を見かけた

決してカレンダーが気になったから写真を撮ったわけじゃありません。

 

 

オフィスの人に金額を聞いてチケットを買おうとしていると、

 

客引きの兄ちゃん数人に捕まりました。

 

サングラスをかけて、いかにも怪しそうな風貌。

周りの仲間もドレットだったり、チャラチャラしたやつら。(笑)

 

どうやら、南部の民族ツアー、150ドル/1人/1日で3~4日のツアーをアレンジしてくれるとの話。

高いのか安いのか、相場も分からないし、

ジンカに行けばツアーはたくさんありそうなので、お断りしました。

 

 

そんな話をしていると…

 

 

 

 

バスのスタッフが

 

「明日、ジンカ行きのバスはないよ。満員だだから売れないよ」と…。

 

 

 

いやいや、そんなハズはないよ。

 

 

たった5分、立ち話をしている間に売り切れるかい?

 

 

オフィスの前で話をしていたけど、誰も入ってこなかったし、電話もしていなかったじゃない。

 

 

 

 

どうやら、ツアー会社の誰かが、自力で行けないように根回しをしたらしい。

 

 

 

そこまでする???

 

 

 

噂には聞いていたけど、エチオピア南部の一部の人たちは、

あの手この手でお金儲けを考えている。

そして、そのためなら手段を選ばない。

 

よく言えば商売上手なのか?

でも、人を騙したら(しかも、直ぐバレる嘘)長くは続かないよ?(笑)

 

エチオピア南部…

どんな相手でもとことん信用するりょうくんには向いていない。

いや、信用すれば、気持ちよくサービスを受けられるのかも?

 

でも、腹黒い私は、あまり騙されたくありませんし、

こういう時にいろいろ疑って考えてしまいます。

 

損な性格。

 

 

 

とりあえず、移動手段がなくなったので、この人たちに付いて行ってみることに。

 

最近、オープンしたホテルに日本人2人がいるから、話をしてみればと言われたので、まずはそのホテルへ。

 

バジャッジで10分。

 

確かに、新しくて綺麗。

値段も街中のホテルと同じくらい。

 

でも、看板ないし、ホテルの名前もない…そして、日本人はいない…。

やっぱりね。

 

宿泊者名簿もないので日本人が本当に泊まっているのかわかりません。

いろんな所に電話して、確認してくれたけど、どうやらもうチェックアウトして出かけてしまったらしい。

ホテルの怪しさもあるので、結局ツアーへの参加は辞めておいきました。

 

 

結局、バジャッジを拾ってバスターミナルの近くのKAYIRO HOTELに行く事に。

※宿の詳細情報は「【エチオピア】アルバミンチの宿(ホテル)情報」参照

アルバミンチの宿(ホテル)

 

 

そして、さっき買えなかったジンカまでのバスチケットを買いに行くと…。

 

あっさり買えました。

(90ブル 約540円)

 

やっぱり、根回しして買えなくされていたみたいです。

誰を信じていいんだか分からないけど、推理戦に勝った気分でちょっと嬉しかった。

 

 

ホテルに帰ると、ツアー会社の人から連絡があったと言われました。

イスラエル人3人がツアーに申し込んだから、もう少し安く行けるらしい…。

 

連絡くれるのはありがたいけど…

 

待って、

 

待って、

 

 

なんで、私たちが泊まっているホテルを知っているんだ!!!

ナニ人がどこに何人泊まっているとか、そういう情報は全部筒抜けみたいです。

 

怖い。

 

後日、カイヤファールのマーケットでこのツアー会社の人に会いました。

ちゃんとイスラエル人3人もいたので嘘ではなかったようです。

 

 

KAYIRO HOTELにはWiFiがないので、向かいにあるツーリストホテルにWiFiを拾いに行きました。

速度は微妙だけど、なんとか調べ物ができるくらい。

 

KAYIRO HOTEで一緒になった、シュンタさん、アユミちゃんカップルによると、

昨日は全然使えなかったみたい。

 

エチオピア南部はアルバミンチ以降、WiFiがない場所が多いので、

調べ物は先に済ましておいたほうがよさそうです。

 

WiFiというか、水も電気も止まって事が多いです。

 

KAYIRO HOTELですら、泊まっていた日に水が出る事はありませんでした。

 

ちなみに、ツーリストホテルには、こんな可愛い子が住み着いています。

アルバミンチの宿

鹿?置物みたいですが、ちゃんと動きます。随分、人にも慣れているみたい。

エチオピア人もこの鹿みたいに可愛いんだけどなぁ。

 

 

 

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