気がつけば12日間滞在していた居心地のよいゴンダール。
エチオピアビザは1ヶ月しかないので、重い腰を上げて移動します。
行き先はダナキル砂漠のツアーが発着するメケレ。
ゴンダールから1日では行けないため、
世界遺産であるアクムスかシュレという街で1泊しないとなりません。
私たちは出発前日に、シュレ行きのバスチケットを取りました！
（1人127ブル 約762円）
長距離バスはすごく混むし、席指定があって安心なので、
前日までにチケットをとっておいたほうが良いと思います！
長距離バスのチケット売り場はバスターミナルの奥にあります。
エチオピア名物・勝手にガイドに気をつけてください！
でも、中には本当に優しさで付いてくてくれる人もいるので、
見極めないとなりません。
本当に優しさで付いてきてくれた人は、
大抵悪い奴らにごちゃごちゃ言われて、申し訳ない気持ちになります。
さて、チケットも取れたしコレコレ！！！
アボカドジュース！（15ブル 約90円）
ジュースと言うのは名ばかりで、
とってもねっとり濃厚！
ライムをしぼって、スプーンでいただきます。
栄養も取れるし、安いし（ビールより高いけど）、
すごく美味しいのでオススメです！！！
ーーー翌日ーーー
エチオピアは夜間のバス移動が禁止されているため、
日の出とともにバスが出発します。
バス会社の人には5:00にバスターミナルの門が開き、
5:30にバスが出発すると言われたので、
5:20にバスターミナルに行きました。
まだ開門前ですが、
ターミナル前にはすごい人だかり。
農業用の木の棒？を持った、何かしらの民族らしき人たちがいっぱいいます。
15分ほど遅れ、開門と同時に人がなだれ込みます。
ここで転んだら、踏まれて、起き上がれなくて、大事になりそう。
エチオピアの住民に、
譲り合いとか、並んでとか、そういう精神はありません。
私たちは席も指定されているし、のんびり乗車。
エチオピア人のチケットも席指定なはず？？
なんで、みんなこんなに急いでいるんだろう？？
理由は簡単でした。
エチオピア人はとにかく荷物が多く、
網棚や荷台に乗せる荷物の場所を確保するために急いでいたみたいです。
すでに、網棚らしきスペースに余裕はありません。
私たちはバックパックを荷台に乗せてもらうため交渉。
エチオピアは荷台に乗せる際にお金を取られます。
正規の料金ではありませんが、チップ感覚で労働に対して払います。
もちろん、降ろす時も請求されます。
払う払わないは個人の見解で。
そうそう、エチオピアのバスは3席×2席のものが多く、
かなり狭いです。
東洋人はまだいいけど、欧米人とかはかなり大変だろうなぁ。
こんなバスで行きました。
6:20にゴンダールを出発したバスは8:50にデバルクに到着。
20分の朝食休憩だそう。
りょうくん）メ、メトコ居ないかな…。
※メトコ＝私たちからお金を騙し取った末、銃を持ち出してきたシミエン国立公園のガイド
ビビって外に出られない私たち。
でも、バスの中から見ても、どうやら居る気配なし。
とりあえず、バスターミナルの中から出ないように、
こそこそと朝食を摂る事にしよう。
すると…！！！
話し合いの時にいたガイドの1人がいました。
メトコじゃなかった〜。
安堵のため、この笑顔
はぁ～。びっくりした。
そして、一応、メトコはいないか確認してみると、
メトコは逮捕されたよ！と衝撃の一言！！！
どうやら、銃を持っていたから逮捕されたらしいです。
どこまで本当かどうかわからないですが。
ちょっと安心。
移動のお供「豆？雑穀？」（5ブル 約30円）を買ってバスに乗り込みます。
ペコちゃんの珍しいやつより、
カールおじさんの珍しいやつより、
キョロちゃんの銀のカンのアタリより、
100倍の頻度で草やゴミが入っているため、
自分で取り除きながら食します。
石もたくさん入っているので注意！！
でも、美味しくてついつい買っちゃいます。
デバルクから先は未舗装な道が続きます。
シミエン国立公園の脇を通って行くので、
とてもクネクネ道。
景色は最高ですが、
乗り物に弱いエチオピア人は吐きまくり。
例によって、あの薄いビニール袋に吐いて、外に捨てたり、
窓からそのまま吐いたりしています。
匂いも強烈ですが、
その光景も…。
もらいゲロをしやすい人は過酷な道のりになりそうです。
しばらくすると…
ピチャピチャ。
足に何か水分が飛んできた感覚がします。
よく見ると、斜め前の女の子が
通路に吐いています。
お母さんは隣で寝ているので、
近くのおっちゃんがスタッフにビニール袋をもらいます。
何回か吐いた女の子は、少しスッキリした表情で
自分の布製のバックで顔を拭いて、その上に頭を乗せて寝はじめました。
！！！
吐き慣れてはいるみたいですが、
早くエチオピア人が乗り物になれてくれる事を願います。
頑張れ、エチオピア国民！！！
普段は防犯のため、通路や椅子の下に荷物を置く事はありませんが、
エチオピアではゲロに巻き込まれないために、
下に置かない事をお勧めします！！！
巻き込まれゲロに注意です。
今度は、足にふわっとした感触…
また、ゲ……ロ……？？
じゃない
ニワトリ！！！
バスの中には2羽ニワトリが放たれていました！！！
やっぱり、バスの通路に荷物を置かない事をオススメします。
乗り込む時に買った「豆？雑穀？」をあげると、
羽を広げて喜んでくれそうです。
アトラクションのようなバスは、16:30無事にシュレに到着。
荷物を降ろす際にお金を請求されますが
「アマサグラノ（ありがどう）」を連呼したら解放されました。
乗せる時も払ったからね。
まずは、明日のメケレ行きのバスチケットを探しに行きます。
どうやらバス会社は2つあるらしく、自称ガイドや野次馬でごった返します。
チーノ・チャイナ・チンチョンチャンとうるさい。そして、10〜20人に囲まれるので、チケットを買うだけで疲れる…
両方の車体を見せてもらい、値段も同じまで下げてくれたので
スターバス/レベルワンと言う会社にしました。
(1人 100ブル 約600円）
今回は、荷物代も込みにしてもらうように、交渉しました。
レベルワンとかレベルツーとか書いてあるバスがたくさんあるので、
これは1等とか2等とか、そう言う意味なのかも知れません。
聞いたけど、よくわかりませんでした。
ホテルはバスターミナルの真ん前にあるSint Hotel。
※詳細情報は「【エチオピア】シュレの宿（ホテル）情報」を参照
シュレはそんなに大きな街ではないので、歩きやすいです。
こじんまりしているけど、ちゃんとATMもあるので安心。
大雨が降ってきたので、カフェで休憩。
美味しかったマキアート。
写真がブレブレ
でも、すぐに停電しちゃって、おかわり出来ず。
停電は翌日まで続きました。
停電のため遠くに行けなくなってしまったので、
近くのホテルにあるレストランで夜ごはん。
ゴンダールでもよく食べていた
トマトWithライス。
（トマト味のチャーハンみたいな食べ物）
だいたいハズレもなく、美味しくごはんを食べる事が出来るのでお気に入りでした。
しかし、シュレのレストランで出てきたトマトWithライスは…
四角い白米にトマトソースらしきもの。
自分で混ぜて食べろって事みたいです。
期待を裏切るのが得意なエチオピア。
このごはんは、水道の味がして怪しかったけど、
翌日りょうくんは見事にお腹を壊しました。
明日のバス移動、大丈夫かな。
エジプトからスーダンへの国境越えが頭をよぎります。
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