昨日、ツアー会社の策略で一時は買えなくなったバスチケットですが、
無事に購入出来たのでジンカに向けて出発します。
(90ブル 約540円)
集合時間は5:30。
そこにはすでに満員のバスがいました。
紙に書かれた時間は間違っていたみたいです。
間違わないように書いてもらっているのに、
チェックの意味がありません。
エチオピアでは、ダブルチェックを100万回くらいして欲しい。
急いで、荷物を積んで6:00には出発しました。
今日のバスは今までの中で一番良いシート。
まさかの、ふわふわシートにテンションがあがります!
田舎だと思っていたけど、意外とやるなぁ。
満員のバスは、アルバミンチから2時間コンソという街で朝食休憩です。
高校生の時に履いていた「紺ソ(紺色のソックス)」が懐かしい。
コンソにはケニアの国境に行くために再度立ち寄る予定です。
コンソで写真を撮ってと言ってきた女の子。
道には徐々に民族っぽい衣装を着た人が増えていきます。
コンソにはコンソ族と言う民族が多く住んでいるそう。
特徴は二重になったフレアスカート。
民族の人たちは写真に厳しいので、
「フォト!マネー!」
と、写真撮ってよ!お金ちょうだい!の声が増えます。
この子はうるさくなくて素敵。
斬新な毛の生え方です。
12:30、以外と早くジンカに到着。
バスにはタクシーやツアー会社の客引きが群がります。
入れ替わり立ち替わり、いろんな人が声をかけてくるので、
歩くのも一苦労。
とりあえず、宿にチェックインしたかったので、
お断りして進みます。
すると、小学3年生くらいの男の子が話しかけてきました。
彼の名は「アベ」。
「日本の首相と同じだね」と言うと、
「ヘヘン」と、得意げに笑う顔が、なんとも可愛くて警戒心がなくなっていきます。
ムルシ族に会いに行くためには、アディスアベバやアルバミンチからのツアーか、
ジンカで車またはバイクとガイドをチャーターして行く事が一般的です。
ただ、これがちょっと高いんですね。
安ければ良いと言うもんでもないし、
お金を現地に落としていくのは良い事だと思っています。
ただ、エチオピアの物価から考えれば法外かな?とも思える値段であるとの噂でした。
そのため、一部のバックパッカーは「子供ガイド」と言って、
子供のガイドと一緒にローカルバスに乗ってムルシ族に会いに行った人たちがいました。
子供と言っても、英語は堪能だし、ちゃんとガイドっぽい事も出来るらしい。
でも、私は子供は学校に行って欲しいと思っていたので、
子供ガイドにお願いするのは辞めておこうと考えていました。
このアベという子も、どうやら子供ガイドだそう。
とりあえず、ムルシに行くか行かないかは分からないと言うと
「ムルシには、会いに行けないかもしれない」
と、衝撃的な一言を放ちました!
ムルシに会いに来たのに、ムルシに会えない?!
この辺りの詳細については、また、明日詳しく書きます。
そんな話をしていると、
「GOHホテルに行くんでしょ?」
と、日本人が良く行くホテルもちゃんと把握していました。
そして、ホテルまで案内してくれました。
なんと行き届いたガイドだろう…(笑)
GOHホテルはトイレ・シャワーが共同の部屋が150ブル(本当は115ブルらしい)で、
ちょっとトイレが汚かった…。
トイレ・シャワー付きが350~400ブルと高め。
他も探してみようと外に出ると…。
ちゃんとアベは待っていました。
一度捕らえた獲物は逃がさないってやつですね。
もう一つ、目ぼしいペンションと言うホテルに行くも満室…。
結局、アベに勧められたハイヤットペンションに行く事になりました。
※宿の詳細情報は「【エチオピア】ジンカの宿(ホテル)情報」を参照
ここは、アベたちが良くツルんでいる友達の家族が経営するホテル。
とても新しくって綺麗。
何よりアベが可愛いからここに滞在する事に決めました。
ジンカの中ではコスパは良いと思います。
もれなく、子供ガイドが付いてきますが。
子供ガイドは頼むつもりはありませんでしたが、
アベが可愛すぎたので話だけ聞く事に。
すると、今は夏休みで9月まで学校は休みとの事。
なるほど。
休みの間のアルバイトですか。
私のお父さんも学生時代に休みの間は土方のアルバイトに行ったって言ってたしな。
お父さんは遊ぶ金を稼いでいたんだと思うけど(笑)
家計を助けたり、自分がしたい事をする為に働くと言うのは、
悪い事じゃないと思います。
何よりもアベが…😊
アベが可愛すぎて、とりあえず今日だけでもガイドをお願いする事にしました。
と、言うのも毎週、火曜日と土曜日はジンカでマーケットが開かれます。
マーケットには買い物や売り物をするために、
各地からいろんな民族の人が訪れます。
残念ながら、メインは土曜日のマーケットのため、
火曜日はアリ族しかいないそう。
昔はムルシ族もマーケットに来ていたそうですが、
今から2年ほど前にアリ族とムルシ族の抗争があり、
現在ムルシは寄り付かなくなってしまったらしい…。
なんでも、アリ族がムルシ族の家畜をひき殺してしまった事が始まりで、
今度は報復のために事件とは関係ない、
アリ族の親子をムルシ族が銃で撃ち殺してしまったとの事。
そのムルシ族をアリ族の警察が逮捕して…
と、もつれにもつれ、現在も関係は良くないらしい。
なんだか、良くわかるような、わからないような。
すごく人間臭さを感じます。
そして、ムルシ族も来ないマーケットは、特に見所がないとも言われています。
アリ族は衣装も普通(伝統衣装はストライプのTシャツ!笑)だし、
ジンカに住んでいるほとんどはアリ族で、
伝統的な暮らしをしている人たちはごく一部だそうです。
アベもアリ族なんだって。
でも、マーケット自体見た事なかったので、
アベにガイドをお願いして行ってみる事にしました。
火曜マーケットまではジンカのバス停から徒歩15分。
広場には野菜や穀物、服、工芸品…いろいろな物が並びます。
アニマルマーケットもあり、牛・山羊・羊などの動物が売り買いされています。
野菜を売っているおばちゃん。
葉っぱを売っているおじちゃん。
葉っぱを売ってるおばちゃん達。
葉っぱが大好きなエチオピア人?
ご飯を作る時に使う蒔を売るおばちゃん。
服屋さんもたくさん。
ボーダー柄のアリ族Tシャツも購入出来ます(笑)
手作りのポット。
エチオピアコーヒーには欠かせません。
その辺の土を使って作られています。
インジェラを乗せるお皿。
ピザを乗せるお皿として、おひとついかがですか?
私が気になったのはコレ。
手作りのカゴバッグ。
意外と上部で、色も形も可愛い。
そして、アリ族のみなさんは頭に乗せて運ぶので、
底が頭にフィットする設計になっています。
悩みに悩んで「青×ピンク」「緑×ピンク」の2つを購入。
長期旅行ではお土産が書いにくいですが、
どこかでまとめて日本に送るまで、実用可能だったので良かったです。
マーケットの外れには映画館。
今日もとっても暑いのでスプライトを買って、アベにもおすそ分け。
本当に可愛い。
そして、英語がとても上手。
学校で半年習って、後1年半はツーリストと話したりしながら覚えたそう。
ちなみにスペイン語も簡単な挨拶が出来て、
日本語も結構知っている!
暑い中歩くので「疲れた?」と聞いてくれたり、
道を曲がる時は
「こっち」って言って案内してくれます。
そんな、可愛いアベ。
今日1日だけの付き合いになるはずでしたが、
可愛いアベに抛弄され…
楽しいジンカ生活が始まるのでした。
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