サンタナデリーなうッ!!
サンタナデリーでは8時30分から無料の朝食が頂けます。
朝食が準備してある4階の部屋へ。
すると、そこには・・・
インド人に殺されかけた日本人!!
ジャイプルのトニーゲストハウスで入れ違いだった彼です!!
彼はバラナシで、かくかくしかじかあってインド人にマジで殺されそうになったそう。
インドの怖さを身を持って教えてくれた彼の名前はひろき君。
同い年で起業経験のあるバイタリティ溢れる青年です。
ジャイプルのトニーゲストハウス振りの再会(その時は30分くらいしか話していませんが)で、
ジャイプル後の話に花が咲きました。
ひろき君はジャイプルの後、ジャイサルメールという砂漠ツアーが有名な街へ行ったそう。
そこで、そのツアーに参加し砂漠で一夜明かしたらしい。
ツアーへの参加者はひろき君のみ。
夜の砂漠には満点の星空。
そこに、彼と、1頭の年老いたラクダと、1人のくたびれた爺さん。
なんてロマンティッ・・・・・・・
クなんかじゃねぇぇぇーーーーー!!
なんて、切ないシュチュエーションなんじゃッ!!
年老いたラクダとくたびれた爺さんてッ!!
そんな素敵な一夜を過ごした彼は砂漠から街へ帰る際に、あるチャレンジをする事に。
9時間くらいある街への道のりを、歩いて帰るというチャレンジです。
とんでもねー破天荒野郎です。笑
水を5ℓ携えそのチャレンジは開始されました。
街への道は一本のみ。
両脇には見渡す限りの砂漠が広がっています。
4時間くらい歩いた所で限界を迎え、彼は道端で全く動けなくなってしまいました。
彼はインドで二度目の死を覚悟したそう。
その時!!
一台のバイクが彼の横に停まりました!!
そのバイクに乗っていた青年が、ひろき君に一言。
バイク青年)後ろに乗りな。街まで送るよ。
くそかっくぉえぇぇぁぁぁああああーーーーーー(くそかっこいい)!!
こうして、彼は一命を取りとめました。
そんな破天荒な男は、明日午前3時の飛行機で日本に帰ります。
そのため、今日が彼がインドで自由に過ごせる最終日。
彼が最終日に行きたい場所が、僕たちと同じ世界遺産「ラール・キラー」だったので、
一緒に観光する事になりました。
14時にサンタナデリーの受付で待ち合わせする事に。
それまでは別行動なので、山田さんが昨日一人で行ったジュース屋に行く事にしました。
そこで注文したのはパイナップルシェイクとバナナシェイク。
冷え切った飲み物が貴重なインドで、キンキンに冷えたシェイクを飲む事ができました。
幸せの極み!!
その後、宿までの道にあったローカルなお店で昼食。
一人20ルピーでカレーとプーリー(生地をふっくら揚げたナンみたいな食べ物)を食べました。
安さの極み!!
14時。
宿の受付でひろき君と合流。
ラール・キラーへ移動するため地下鉄ニューデリー駅へ向かいます。
インド鉄道のニューデリー駅を越え地下鉄ニューデリー駅に到着。
地下鉄に乗車。
ラール・キラーがあるチャンドニー・チョーク駅に到着。
ラール・キラーまでは少し距離があるので歩きます。
その道中、ひろき君からラール・キーラーから歩いていける距離にガンジーに関する施設があるから、
そこにも行かないかと提案があったので快く同意。
1つは「ラージ・ガート」、もう1つは「国立ガンジー博物館」です。
10分くらい歩きラール・キラーが見えてきました。
ちなみにラール・キラーとは、ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーン(タージマハル建設を命じた皇帝)が、
アグラから新都シャージャハーナーバード(現在のオールドデリー) に遷都した際に築いた居城。
1639年から9年をかけて1648年に完成。
別名はレッド・フォート(赤い城)。
特徴的な赤色は、赤砂岩が建設の材料として用いられた事に由来します。
毎年8月15日のインド独立記念日には、ここで首相演説が行われるそうです。
ラール・キラーに到着。
遠くから見た時にかなり大きい建造物である事は分かっていたんですが、近くに来るとより実感。
ほんとーーーーーーーーーにでっかいです!!
塀が左右に広がっているんですが、その果てが見えない!!
それから、赤砂岩による印象的な赤茶色!!
そのインパクトのある赤茶色とスケールの大きさから、
圧倒的な存在感を感じられずにはいられませんでした。
そんな所でふざけてしまって、すいません!!
ラール・キラーの入り口。
敷地内に入ろうとチケット売り場に行きましたが、「ラージ・ガート」と「国立ガンジー博物館」の
閉館時間が迫っていたので、まずはその2ヶ所へ向かう事に。
30分くらい歩いて「ラージ・ガート」に到着。
ラージ・ガートとは、1948年にマハトマ・ガンジーが暗殺された後、荼毘に付された場所。
火葬のなされた場所にはガンジーの最期の言葉「ヘイ・ラーム(おお、神よ)」が
刻まれた黒大理石の慰霊碑が建てられています。
ちなみに、遺灰はインド各地の河に流されたため、このガートには残っていないそうです。
敷地内はしっかり整備されていて、緑が多い公園になっています。
道の中央には水が流れていて、涼しげな雰囲気を演出してくれます。
奥に進んで行くと庭があります。
そこには、ガンジーの慰霊碑(お墓)がありました。
この慰霊碑の周りには30人を超える人がいました。
ガンジーが亡くなったのは1948年。
それ程以前に亡くなった人の慰霊碑に今も参拝者が後を絶たないなんて、
インド人にとってガンジーはとても偉大な人物なんだろうと想像がつきます。
ラージ・ガートは、インドの喧騒から隔離されたような空間で、リラックスする事ができました。
入場料無料ですし、デリーに滞在する旅行者には、是非足を延ばして訪れてもらいたい場所です。
「ラージガート」から歩いて5分くらいで「国立ガンジー博物館」へ到着。
国立ガンジー博物館には、ガンジーの遺品や写真、資料、本などが分かりやすく展示されていて、
インドを独立に導いたガンジーの人生を垣間見る事ができます。
入場料は特にかからず、寄付制です。
このあたりもガンジーの思想が反映されているのかもしれないですね。
いきなり、こんなナメた写真ですいません!!
ガンジーが実際に使っていた杖。
これには感動しました。
ガンジーを象徴する、実際に使っていた物を見る事ができるなんて。
それが、手を加えて造られた道具などではなくて、ただの木の棒!というのがまた良かったです。
それから、ガンジーの遺体の写真。
僕の感覚だと、遺体の写真を撮るなんて考えられなかったので、この写真には衝撃を受けました。
こんな写真まで残すなんて、ガンジーの偉大さが成せる事なんでしょう。
一番インパクトがあったのは、ガンジーを撃った弾丸と
その時のガンジーの血痕が付いた衣服があった事です。(写真下部のケースに入っています。)
そして、「MY LIFE IS MY MESSAGE」という言葉(写真右上)には、
なるほどと思ってしまいました。
この場所で興奮でアドレナリンを抑えられない男がいました。
ひろき君ですッ!!
彼はなかなかのガンジーオタク。
ガンジーが晩年、女性とベットインしていたスキャンダルがあった事を教えてくれました。
煩悩からほど遠いイメージのガンジーが、晩年ちょめちょめしていたなんて。
しかし、そんな中でひろき君は
「ガンジーも所詮男なんだ!!」
と力説してくれました。
どうやら、その件についてガンジーサイドの人間は否定しているみたいですが。
ラール・キラーとガンジー関連施設で、だいぶお腹がいっぱいになりましたが、
せっかくなので「ジャマー・マスジット」にも行ってみる事にしました。
ジャマー・マスジットとはインド最大のモスクで、
ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンによって立案され、1656年に完成。
このモスクの建設には5000人の労働力と6年以上の歳月を要したそうです。
それにしてもシャー・ジャハーン・・・
どんだけ建物造っとんねんッ!!
タージマハルも、ラール・キーラーも彼の命によるもの。
そしてジャマー・マスジットも。
ドンダケ、タテモノ、ツクットンネンッ!!
ジャマー・マスジットに到着したはいいものの、今日の天気は不安定。
風がビュンビュン吹き荒れます。
路上のお店もブルーシートで商品を覆い、営業をしていないような状況です。
とりあえず、入場料300ルピーを支払いモスクの中に入ります。
タンクトップ、ハーフパンツだったので、上下半身に布を巻いてもらいました。
山田さんも膝丈のスカートだったので、下半身に同様の布を。
敷地内はインド人の数が尋常ではありません。
本来お祈りをする場所のようなんですが、子供達にとっては完全に遊び場。
ボール投げをしたり、敷地内の棒に登ったり走り回ったりしています。
ただ、さすがインドで一番規模が大きいモスク。
圧倒されるたたずまいです。
左右に塔があるんですが、向かって左側の塔に上がれるらしく、上がってみる事に。
100ルピー支払い塔内の螺旋状の階段を上ります。
この階段が、これまた狭い!!
下ってくる人とすれ違うにもギリギリです!!
螺旋階段を上り続ける事10分弱。
塔の上部に到着。
その場所は直径2mくらいのスペースで周囲が網で覆われています。
なので、360度の景色を見る事ができます。
登上部からの風景。(山田さん撮影)
ただ、今日の天気は荒れ模様。
路上のお店が営業を止めるくらいの強風。
そして、塔の上部では地上よりも圧倒的な強風。
こぉうぇぇぇぇぁぁぁぁぁあああああああーーーーーーーーーーー(怖い)ッッ!!!!!!!
その場に立っているのも困難な風ッ!!
僕は確信しました!!
あと3分でこの塔倒れる!!
まじでそう思いました!!
それくらいの強風です!!
どうですか、この僕の怯えている表情ッ!!
みんなが立っている所に行けず、階段から動けませんッ!!
そんな中、山田さんとひろきくん・・・
くそ楽しんどぉるやんけぇぇぇぇぁぁぁぁああえええーーーーーーーー(くそ楽しんどるやんけ)ごるぅぁッ!!
この二人の頭は、もうどうかしちゃっています。
強風で今にも倒れそうな塔で、ケラケラ楽しそうに笑っているんです。
僕の恐怖の限界をやっと察知してくれた二人と共に下る事に。
塔が倒れる前に無事地上に到着する事ができました。
恐怖で力が入りすぎた事で、ふくらはぎと太ももがまじでつりそうになりました。
ラール・キラー、ラージ・ガート、国立ガンジー博物館、ジャマー・マスジットとお腹いっぱいの1日でした。
ひろき君のおかげで最高に楽しい時間を過ごせました。
ありがとぅー!!
【インド世界遺産 ラール・キラー(赤い城の建造物群)】
おすすめ度:
(星4つ)国/地域:インド/デリー
遺産種別:文化遺産
世界遺産登録年:2007年
入場料:250ルピー
《感想》
城壁しか見ていない感想になりますが、
ラール・キラーと正面で対峙した時の衝撃はなかなか忘れられません。
アグラ城や、タージマハルなどの世界遺産も見ましたが、
その中でもその存在感に最も圧倒された建造物です。
赤砂岩の赤色も迫力を際立たせます。
時間の関係で入場する事ができませんでしたが、次回インドに来る際は再訪したい場所です。
下の「世界一周バナー」をクリックすると
「and世界一周-カップル2人旅ってどうなん?!-」の順位がアップ♪
クリックで応援してもらえると
泣くほど嬉しいです!!
↓↓↓
にほんブログ村
※クリックは1日1回有効
「いいね!」をすると、
更新した記事をfacebook上で見られるようになります。
もし良ければクリックを♪
↓↓↓