シミエン国立公園【3/5】|エチオピアで標高第2位の「バイト山」に登頂!!

 

 

エチオピア世界遺産、

シミエン国立公園トレッキング3日目!!

 

 

チャンネック(標高3620m)から、

エチオピアで2番目に高い山であるバイト山(標高4430m)に登ります。

 

 

標高差は約800mですね。

東京タワー2個半弱か。

 

 

 

 

うん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰ろう。

 

 

 

 

 

なかなか気が滅入る標高差です。

 

 

しかも、ロッジの外は雨。

雨の中、わざわざ山を登る意味がわかりません。

 

 

でも、山ガールのゆきさんはこう言います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆきさん)逆に貴重じゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

逆に?!

 

 

 

 

確かに雨の日の登山なんて、滅多にありません。

僕も今までした事ありませんし。

 

 

物事の捉え方で、自分の気持ちって変えられるんだ。

 

 

そんな事を、「逆に。」に教えられた気がしました。

 

 

そんな事で、バイト山を目指します。

 

 

 

 

雨なので、いつもの服装にレインウェアを重ねて着用。

日本で3年前くらいに買って、初めて活用するかもしれないです。

 

 

そんな中、スカウトのアタノさんのレインウェアは、

 

 

 

 

 

まさかの、いつもの赤い毛布1枚。

 

 

 

 

 

いくら現地の人だからといって、

さすがにそれはまずいでしょー。

 

 

 

 

 

 

 

毛布って、撥水効果ゼロやし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんなら、吸水効果高めやしッ!!

 

 

 

 

到底、雨の中、標高4000mを超える山へ

登るとは考えられない格好です。

 

 

そんなアタノさんを、一番心配したのがゆきさん。

 

 

僕は、その格好ヤバいけど、まぁ現地の人だからなんとかなるのかなー

と思ってたんですが、ゆきさんはアタノさんの為に何か出来ないか考え始めます。

 

 

そして、思いついた作戦がこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でかい銀紙、着せちゃえ作戦。

アタノさんとゆきさん

この銀紙は、非常時に身体を冷やさないようにするカバー。

何かあった時の為に持っていた物が役に立ちました。

 

 

アルミみたいな素材なので、撥水効果抜群です。

 

 

ただ、軽くて薄いので、風に吹かれると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バサバサバサッ!!

 

 

 

 

ってうるさいです。

 

 

 

アタノさんを先頭にバイト山の頂上を目指します。

チャンネックのロッジを出発したのは、7時40分。

 

 

雨は小雨。

歩く分にはそんなに支障はない範囲です。

 

 

そんな中、昨日に引き続き僕たちは

 

 

 

 

 

 

バンブ〜に〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出会った〜。(森本レオ風)

シミエン国立公園のバンブー

 

昨日より霧が少なく鮮明に彼を見る事ができました。

風が強く、毛がすげぇ〜なびいてる。

 

 

そして、顔ちょっと怖し。

 

 

歩いている道の左側は、崖。

落ちたらひとたまりもないような場所です。

 

 

でも、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絶景っす。

シミエン国立公園の景色

 

 

後ろを振り向いても、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絶景っす。

シミエン国立公園の景色

 

地球上じゃないような、そんな場所を僕は歩いてます。

 

 

道が少し変わってきました。

比較的歩き易い道だったのが、一帯が岩だらけの道へ。

エチオピアのバイト山

 

岩に足をかけて登る時、

筋肉が酸素を消費するのか呼吸が乱れます。

 

 

おそらく、標高が高いせいもあるでしょう。

 

 

なかなかしんどい道のりです。

 

 

そんな中アタノさんはスタスタ登っていきます。

途中、座れそうな岩場で休憩。

 

 

休憩の時に食べる軽食として準備していた

マンゴークッキーをここで食べます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このクッキーは、人生で最もおいしいクッキーです。

 

 

 

 

そう感じたのは、

きっと疲れ切っていたからでしょう。

 

 

だって、3ブル(約20円)のクッキーですよ。

それを人生で最もおいしいクッキーと感じるなんて。

 

 

 

 

みなさん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご飯を食べる前には、必ず運動をしましょう。

 

 

 

 

 

マンゴークッキーで体力を充電し終え、

再び歩き始めます。

 

 

周囲は霧がかっていて、遠くを見通せません。

そのせいで、頂上までの距離も全くわからず。

 

 

終わりの見えない道のりです。

 

 

必死にアタノさんについていく僕とゆきさん。

 

 

すると、いつの間にか、

比較的平坦な場所にたどり着きました。

 

 

すぐ近くには

なぜか岩が積まれています。

エチオピアのバイト山

 

 

辺りを見回すと、霧がかっているものの

平坦な場所が続いている事がわかります。

 

 

アタノさんも嬉しそう。

 

 

どうやら、ここが頂上のよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頂上わかりづらッ!!

 

 

 

 

 

でも、なんとかたどり着けました。

記念に頂上の印である積まれた岩の前で写真撮影。

エチオピアのバイト山

 

 

エチオピア標高第2位のバイト山(標高4430m)登頂成功!!

 

 

頂上に着いたのは10時30分頃だったので、

チャンネックからは約3時間。

 

 

ちなみに、頂上は霧がすごくて良い景色は何も見えず。

エチオピアのバイト山

 

晴れていれば、エチオピアの最高峰ラスダシェン山が見えるんですが。

 

 

霧がすごいとはいえ、

一応頂上なので辺りの写真を撮ります。

 

 

その間、アタノさんは待っていてくれるんですが、

 

 

やっぱり寒そうです。笑

バイト山のアタノさん

そもそも、裸足にサンダルですしね。

 

 

頂上にいたのは15分程度。

チャンネックへ向け下山を始めます。

 

 

チャンネックまでの下山道で正面に見えていた、隆起した大地が圧巻。

シミエン国立公園の景色

地球上のものとは思えない光景です。

 

 

チャンネックのロッジに戻れたのは、12時10分。

頂上から1時間30分くらいなので、登りの半分の時間で下山してきました。

 

 

お昼時だったのでロッジの近くで

今朝、作ったサンドイッチを食べます。

シミエン国立公園で昼食

サンドイッチつっても、日が経ってカチカチになったパンに

ツナとかトマトとか玉ねぎのせただけですけど。

 

 

ここも景色が良過ぎて、

写真を撮らずにはいられませんでした。

シミエン国立公園の景色

 

 

登山の疲れを癒すためにロッジでゆっくりしていると、

外が少し騒がしくなっている事に気がつきました。

 

 

どうやら、

ロッジの近くに何かがいるようです。

 

 

現地の少年に案内され、

ロッジの前の道あたりへ行ってみると、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何かの動物が草むらから、こっちを見ています!!

シミエン国立公園のアイベックス

現地の少年曰く、あれはアイベックスという動物。

 

 

基本は集団で生活する動物なんですが、

あのアイベックスは高齢で群れから孤立して生活しているんだとか。

 

 

よく、この辺りにも草を食べに来るんだそう。

 

 

確かに、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めっちゃ草食っとるッ!!

シミエン国立公園のアイベックス

 

 

そんな彼に僕以上に興奮したのが、ゆきさん。

 

 

アイベックスに近づいて写真を撮って欲しい、

という指令が入りました。

 

 

ゆきさんの指令は絶対。

 

 

僕はすぐにカメラを構え、

ゆきさんがアイベックスに近づくのを待ちます。

 

 

そして、シャッターを切ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

けっこー、近づいとるッ!!

シミエン国立公園のアイベックス

 

さすが、果敢な女です。

 

 

この辺りに住む人の家は同じような形と色。

緑色のこんな家です。

チャンネックの家

 

 

何気なく近づいてみると、

白い部分がある事に気がつきました。

 

 

そこに書いてあったのは、なんと「JAPAN」の文字。

チャンネックの家

 

どうやら、何かしらの日本の協力が

このチャンネックにあったようです。

 

 

まさか、日本から遥か遠いエチオピアの標高3620mの地で

日本が何かしらの協力をしていたなんて。

 

 

少し嬉しい気持ちになりました。

 

 

この家のあたりを歩いている時。

一人の少年と出会います。

 

 

どうやら、彼は自分の写真を撮ってほしい様子。

カメラを向けると、とっておきのポージング。

チャンネックの子供

最初は、どこか緊張していた少年。

なかなか、笑顔も見られませんでした。

 

 

そんな彼にカメラを貸してあげると興味深々。

チャンネックの子供

ガンガン写真を撮っていきます。

 

 

ゆきさんが撮った写真の再生方法を教えると、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それを見に集まる現地の人達。笑

チャンネックの人達

きっと、カメラを持っている人なんていないんでしょう。

日本ってやっぱり裕福なんだなぁ。

 

 

カメラを貸してあげたからか、少年は笑顔を見せるようになり、

声も大きくなって子供らしい活発さを見せるようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、自慢げに見せてくれた腕立て伏せ!笑

 

 

 

地面に設置された木の棒を持って、

上下動を繰り返します。

 

 

 

 

 

 

 

そして、腕立て伏せ大会が開催されました。笑

チャンネックの子供

もちろん、出場者は彼と僕だけです!!

 

 

 

これによって、絆が芽生えた僕ら。

チャンネックの子供

昨日の敵は、今日の友達ですね♪

ポケットモンスターの主題歌にこんな歌詞があった気がします。

 

 

彼には女の子の友達がいます。

 

 

その女の子のお気に入りの遊びは縄跳び。

チャンネックの子供

お手製の縄を使います。

 

 

彼女は、前跳びと後ろ跳びしか知らなさそうな感じでした。

きっと、跳び方がたくさんあるという情報を得る手段がないんじゃないでしょうか。

 

 

生まれた場所や、育つ環境によって情報の差異がでるのはしょうがない事ですが、

彼女が仮に前跳びと後ろ跳びしか知らないのであれば、それは僕にとって驚くべきことです。

 

 

だって、日本では学校に通えば体育で習うことですから。

 

 

日本では知っていて当たり前のことを知らない人がいるなんて、

頭では理解していましたが、実際目の当たりにすると少しショッキングです。

 

 

縄跳びをしていた彼女に少年が近づいていきます。

 

 

そして、お手製の縄を巡る争いが勃発しました。笑

チャンネックの子供

彼の方が年下ですが、男なので負けてられない!といった感じ。

いい勝負でした。

 

 

トレッキング3日目は、バイト山に登れただけでなく、

現地の子供達と触れ合えた素敵な時間を過ごすことができました。

 

 

チャンネックの子供は、

少し恥ずかしがり屋ですが元気で活発です。

 

 

チャンネックから夕暮れ時に見た

雲海と夕日が作る景色は感動的でした。

シミエン国立公園の景色

 

 

◼︎翌日(4日目)の記事はこちら。

【エチオピア世界遺産】シミエン国立公園(4)。厄介な問題発生!!でも、アタノ一家に癒されました。

◼︎シミエン国立公園トレッキングの準備についての記事はこちら。

デバルクでシミエン国立公園観光の事前準備。荷物、料金、バス等の情報有り。

 

 

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